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「ラグナロクオンライン」プロデューサー廣瀬高志氏ロングインタビュー
「来年は対人戦やパーティープレイの促進に努める」

9月25日収録

会場:幕張メッセ国際会議場

 今年の東京ゲームショウにおいてガンホーは、フラッグシップタイトルの「ラグナロクオンライン」のみならず、多数のオンラインゲームを発表し、オンラインゲームメーカーとしての印象を強くアピールしていた。これは「ラグナロクオンライン」に頼り切りだった昨年までに比べるとまさに対照的だ。

 今年はその「ラグナロクオンライン」にしても、これまでのように新情報の発表を目玉コンテンツとはせず、対人戦やパーティープレイを中心としたユーザー参加型のイベントを連日開催し、来場者に対して同作の新しい魅力をアピールしていた。明確な方向性の転換であり、揺るぎのない商業的成功を収めたタイトルのみが出しうる余裕のようなものすら感じられた。

 今回はその仕掛け人である「ラグナロクオンライン」プロデューサー廣瀬高志氏に、今後の展開について話を伺った。


■ 今回のステージイベントは日本版Ragnarok World Championshipへの布石!?

「ラグナロクオンライン」の最新情報を発表する廣瀬高志氏。今回ガンホーでもっとも目立っていたスタッフのひとりだ
ラグナロ娘と一緒にSpeed Battleを解説中の廣瀬氏。自らパーティープレイが大好きというだけあってその解説にも熱が入っていた
編集部 今回かなりの過密スケジュールでさまざまなイベントをこなされていましたが、実際にやってみた感想からお聞かせください。

廣瀬高志氏 今回、「ラグナロクオンライン」で何を見せようかと検討をして、やはり上位2次職だろうということで、ユーザーの皆さんに直接体験して頂こうと思って、今回のようなイベントを考えてみました。

 上位2次職というのはご存じのように、その前段階である転生システムの条件が非常に厳しく、コアユーザーをターゲットにしたアップデートです。ですから、企画当初はどうかなと思ったのですが、実際にはステージイベントは盛況で、試遊台にも多くの列ができました。まだまだ愛されているタイトルだなという実感を強くしました。

 これまではどちらかというと「ラグナロクオンライン」の次期アップデート情報が中心で、後はダンスですとか、歌ですとか、要するに直接ゲームとは関係ない催しが中心だったように思いますが、今回はゲームそのものをイベントの中心に持ってきましたね。

廣瀬氏 そうですね。今回はユーザーさんにステージに上がってもらって即席のパーティーを作り、その中で仲間とのふれ合いですとか、協力プレイといったものを体験してもらいつつ、多くの来場者にそれを見てもらおうという風にしてみました。Speed Battleもギルド戦も同じスタンスです。

 共に大好評でしたね。これは、日本版Ragnarok World Championship(RWC)開催への布石と見ていいですか。

廣瀬氏 そうですね。まあ、現時点で何か決まっているわけではなく、これは私自身の希望ということになりますが、やはり今回イベントに参加してみて、対人戦はおもしろいな、私もやってみたいなと感じてくれたユーザーさんは多いと考えています。私自身、今回イベントをやってみてその手応えを感じました。今後は定期的に、たとえば月に1回とか定期的にできると理想だなあと考えています。

マーケティング担当志水克行氏 GAME Watchさんでそういうことをいうと「たとえば」じゃなくなりますよ(笑)。私から若干補足させていただくと、廣瀬はもともと対人戦が大好きで、RWCに参加してからは帰りの飛行機の中でも「日本で主催してやりたい」ということを漏らしてました。彼自身は相当やる気なんだと思いますよ。

 とすると、実はかなり企画は進んでいそうですね(笑)

廣瀬氏 いやいやこれからです。やりたいなというレベルです。これからじっくり前向きに検討していきたいと考えています。


■ 「ラグナロクオンライン」の今後のアップデートについて

今回発表された3つの新エリア。この中ではジャワイが真っ先に実装される模様だ
 それでは次に上位2次職についていくつか質問があります。まず転生するとステータスポイントが100もらえるということですが。

廣瀬氏 そうです。通常は48ポイントなのですが、転生システムを利用すると倍の100ポイントがもらえます。とはいっても、転生後は経験値テーブルが大きく変わるので、レベルアップに掛かる時間は短縮化されるというよりむしろ増大します。

 経験値テーブルはどのように変化するのでしょうか?

廣瀬氏 レベル帯にもよりますが、私が確認した限りでは2倍から3倍になりますね。

 上位2次職だと、特に攻略が楽になるといったエリアは追加されたりするのでしょうか?

廣瀬氏 スキルの幅が増えるので、効果的にスキル取得を行なえば、さらに効率的にレベル上げをできるかもしれませんが、ある程度のレベルまでは同じ狩り場で育てるということになるでしょう。上位2次職まで育てきってしまうと、強力なスキルを覚えますので、狩りのスピードが格段に速くなりますよ。

 上位2次職に転職すると、HPとSPが大幅アップするということですが。

廣瀬氏 25から30%になります。これは上位2次職に転職して初めて適用されるので、一気にドカンとアップすることになります。

 30%となると優に数千ポイント一気に上がるわけですか。まさに別格ですね。

廣瀬氏 別格です。圧倒的な強さを備えています。

 上位2次職は、それぞれ固有の強力なスキルを覚えるということですが、だいたいどのぐらい覚えるのでしょうか?

廣瀬氏 だいたい3つぐらいです。しかし、現状ではジョブによって随分ばらつきがあって、現在不遇をかこっているアルケミストの上位職クリエイターは、新しいスキルがないんです。計画自体はあるんですが、実装の見込みが立っていません。結局現段階では、“強いアルケミスト”にとどまっています。

 アルケミストの不遇はまだまだ続くと?

廣瀬氏 クリエイターに関しては、アルケミストのスキルが完成していないことが大きく影響していて、ホムンクルスの調整をやるといっているので、その実装を待ってクリエイターのスキルを調整ということになると思います。

 他の上位2次職に関しては3から5程度の新スキルが実装されます。

 それら新スキルに対するポイントの割り振りも考えながら、育てていく必要がありそうですね。

廣瀬氏 そうですね。また一段とキャラの育て方が多様化している印象ですね。

【転生システム】
転生するための条件、転生キャラの基本仕様、最終目標である上位2次職までの道のりを示したスライド。転生に必要な「ユミルの書」の入手は比較的楽だという

【上位2次職】
上位2次職13キャラクタの容姿と概要。ちなみに「ストーカー」は日本語では悪いイメージが強いため、「チェイサー」と名前を変えている。上位2次職の実装により、実に34もの職業が用意されたことになる

【上位2次職のスキル】
上位2次職に実装される新スキルの一部。各職業の強みをさらに活かすようなスキルだけでなく、弱点をカバーするようなスキルも実装される

 一方、既存の職業も、たとえばJob加重値が29から30に変更されるなど、さまざまな変更が加えられたということですが?

廣瀬氏 この加重値の変更は、序盤はあまり影響を及ぼさないのですが、レベル90などになってくると大きな影響が出てきます。たとえば、ストレングスは10のケタが上がるたびに大きく攻撃力が上がります。

 そうでなくとも高レベルのユーザーさんは、上がらないステータスを何とか成長させようと頑張っているユーザーさんが多いですから嬉しい情報じゃないかと思います。私としてはちょっとしたおまけ情報だったつもりでしたが、予想以上に好評でしたね。

 その他の変更についてはいかがでしょう?

廣瀬氏 職業ごとに1つ、2つは必ず変更があるので、全部紹介すると膨大になってしまいますが、基本的にはバランス調整で、従来のマイナーアップデートと同じと考えてもらっていいと思います。

 たとえばユニークなものではどういった変化がありますか?

廣瀬氏 そうですね、これは地味な変更なのですが、シーフの回避率向上というスキルがあるのですが、これをアサシン時代に取得すると移動速度がアップするようになります。現在アサシンは攻城戦だと今ひとつ活躍の場が与えられていない職業という印象が強いですが、今後は高速移動で敵を攪乱できると。

 それからクローキングというスキルは、今まで壁から離れての使用はできなかったのですが、今後は壁から離れて使用できるようになります。つまり今後アサシンは、姿を隠しながら素早く移動できるというトリッキーな職業になるわけです。

 現在ローグがトンネルドライブという身を隠しながら移動するスキルを持っていて、なんでアサシンには無いんだという意見が多かったのですが、この変更でアサシンはかなり上方修正されると思います。

 アルケミストのホムンクルスのアップデート時期はいまだ不明ですか?

廣瀬氏 そうですね。やはりシステム面でかなり複雑な仕様になっていて、開発サイドからは「ちょっと待ってくれ」と言われています。ホムンクルスの代わりであるペットシステムが実装されてからもうずいぶん時間が経過していますが、ペットに戦わせるという機能すら実装できてない。ホムンクルスはその先にあるものなので、開発が難航しているのだと思います。

 かなり大がかりで、内容的にも期待していいと?

廣瀬氏 大がかりなのは間違いなさそうですが、内容的には具体的なものは何ひとつ知らされていません。アルケミストの皆さんが、ホムンクルスの実装を楽しみにしてプレイされているのは重々承知していますので、何か新しい情報を見せてほしいところですよね。

 現在、開発サイドが力を入れているのは何でしょうか。

廣瀬氏 「アリーナモード」の開発でしょうか。βテスト時代にアリーナモードの開発を進めていたのですが、途中でやめてしまいました。PvPの盛り上がりに従い、またやろうということで開発を進めているようです。

 どういうゲームモードなのでしょうか?

廣瀬氏 アリーナモードは、基本的には今回Speed Battleでやったような感じで、パーティーで闘技場に入り、出現する敵を倒してポイントを獲得し、そのポイントを経験値やそのほかのものに変えるというモードです。

 それから詳しいことはわかりませんが、ギルドシステムの拡張もやっているようです。

 これらの実装はいつぐらいになるのでしょう?

廣瀬氏 すでに開発に着手していると聞いているので、実装は割合早いでしょうが、それでも韓国で年明けぐらいになるでしょうか。

 新エリアでは「ジャワイ」が初出でしたね。

廣瀬氏 当初の計画では「龍之城」の次という話でしたが、韓国では「ジャワイ」のほうが先に実装されたようですね。

 ここは新婚さん限定エリアということですが?

廣瀬氏 いえ、正確には既婚者なら誰でもいつでも入れます。エリアとしては、本当に観光マップといった感じですが、狩り場にするほどではありませんが、モンスターもいるようです。島にはバーなどもあり、冒険の場というよりは、本当に観光用ですね。

 フェイヨンは、ついにグラフィックスが公開されましたね

廣瀬氏 韓国式に生まれ変わりました。韓国のテストサーバーで確認してきましたが、正直言って驚きました。力の入れ具合が、アマツと同等かそれ以上でした。景色も美しいです。

 韓国版グローバルマップといった感じでしょうか。一番驚いたのはどこですか?

廣瀬氏 まず、新しいフェイヨンは、高低差がついた山岳都市に生まれ変わっていたことです。フェイヨンはもともと山岳都市という設定だったのですが、これまでは平地の上に町があるような感じでした。

 町の機能も、使いやすさを第一に再設計されていて、今まで以上に利用者が増えそうな感じです。

【ジャワイ】
ラブラブな雰囲気が漂う既婚者限定エリア「ジャワイ」。バーでは飲むとバーサクの効果があるお酒などが飲めるようだ

【フェイヨン】
韓国文化満載の山岳都市に生まれ変わったフェイヨン。日本での実装は来年以降になる見込みだが、すでにかなり完成しているようだ


■ 「ラグナロクオンライン」日本独自の展開について

気になるアップデートは
 現在韓国にあげている要望の中でプライオリティの高いものは何でしょう。

廣瀬氏 それはやはりBOT対策です。プレッシャーは与え続けているのですが、思わしい効果がでていません。急ごしらえでは通用しないので、じっくり時間をかけて強力な対策を取ってもらえるように要請しているところです。

 強力な対策というのはどういうプランなのでしょう?

廣瀬氏 FPSだとチートプログラムが比較的ポピュラーな存在です。クライアントの起動時に同時に起ち上がるというタイプのものです。「ラグナロクオンライン」のBOTプログラムも、基本的にこれらと同じ原理なので、クライアントを起動した時点で不正なアプリケーションが存在する場合は、強制終了するというものです。

 ほかにはBOTプログラムのほとんどはパールスクリプトで書かれており、それに付随してdllが読み込まれるのですが、これらを見つけた時点で切ってしまう。といった提案を行なっています。BOT対策についてはGravity側にも考えがあるそうなので、協力して対策に乗り出しているところです。

 明るい話題はありますか?

廣瀬氏 12月に正式サービスから2周年が経過します。が、今その内容を言ってしまうとネタバレになっちゃうので(笑)、内容については伏せさせてください。

 なにかヒントだけでも教えてください。

廣瀬氏 言えない理由というのは、内容が不確定というところが大きいのですが、見せ方は壮大にしたいので、どうぞご期待ください。

 クリスマスは何かやるのですか?

廣瀬氏 やります。内容については未定ですが、私個人が現在考えているプランは、名前入りのプレゼントボックスが作れるといいなあと。それをゲームマスターイベントと絡めた形でやれるとおもしろいだろうなあと。

 それはちょっと夢があって、低年齢層に受けそうなイベントですね。

廣瀬氏 年内はアニバーサリーイベントとクリスマスイベントが比較的大きなイベントになると思います。

 来年以降の「ラグナロクオンライン」はどうなっていくのでしょうか?

廣瀬氏 まずは今回発表した内容を実装することですよね。それからイベントの形を変えていくことを考えています。

 といいますと?

廣瀬氏 現在ゲーム内イベントとしてはゲームマスターが企画したイベントと、ショートストーリーを展開させるようなイベントの2種類が行なわれてきたわけですが、どうしても参加人数に限界があります。

 イベントというのは人が集まってこそ楽しいのに、実際は人が集まることを抑制するような方向性でイベントを開催していて、これは明らかに矛盾しています。ですから、この問題はぜひとも来年解決して、多くのユーザーが楽しめるイベントを考えていきたい。

 しかし、エリアのキャパシティを広げるわけにもいかず、同時多発的な方向でいかざるを得ないですよね?

廣瀬氏 そうですね。過去にそれで成功した例がマイグレーションイベントになります。しかしこれは大規模なので、もっと小さい規模で、短いスパンで楽しめるようなイベントですね。もう少し言うと、ワールドごとに一体感を感じられるようなイベントです。具体的な内容についてはもうしばらくお待ち頂ければと思います。


■ ライバルの存在について、廣瀬氏のプレイスタイルなど

 話は変わりますが、現在気になっているMMOはなんですか?

廣瀬氏 他社ですと「フリフオンライン」、自社ですと「ヨーグルティング」ですね。

 「ヨーグルティング」はいかにもガンホーさんらしいタイトルですよね。先ほどたまたま堀(誠一:コンテンツ開発部ゼネラルマネージャー)さんと会って雑談した際に、「これはイチオシですよ」と言ってました。

廣瀬氏 そうでしたか。学園モノというのが新しいですよね、私もかなり気になっています。森下社長は「原点回帰だ!」と言ってましたが(笑)

 今回の発表では「ヨーグルティング」だけでなく、「ラグナロクオンライン」の直接のライバルになりそうなタイトルがありました。担当プロデューサーとしてはどのように捉えていますか?

廣瀬氏 これはあくまで「ラグナロクオンライン」担当としての発言ですが(笑)、負けたくないですし、負けないとも思ってます。むしろこれらでガンホーが盛り上がってくれると、私としてもよりやりがいがありますね。

志水氏 私は「ラグナロクオンライン」のファンがそう簡単に離れるわけはないと確信しています。

 その自信の発言の根拠は何でしょうか(笑)

廣瀬氏 私がお答えしますと、やはり「ラグナロクオンライン」で育ったコミュニティというものがあります。これは新規タイトルに比べて「ラグナロクオンライン」が圧倒的に有利なところです。むしろコミュニティ間で「ちょっと他のゲームやってみようよ」ということでガンホーの他のタイトルを遊んで、そこでできた新しい友人を「ラグナ」ユーザーに引き込んでしまうみたいな(笑)

 「ラグナロクオンライン」単体のユーザー数の推移はどのような感じでしょう?

廣瀬氏 ニブルヘイムのアップデートでまだドンとユーザーが増えて、現在も順調に右肩上がりを続けています。

 ユーザーが増えると検討しなければならないのが、ゲームサーバーの増設ですよね?

廣瀬氏 現在の伸びがこのまま続くと仮定すると、将来的にはサーバー追加も視野に入れなければならないと思います。現時点では、「そろそろ考えたほうがいいかな?」ぐらいでしょうか。まだそれほどの切迫感は感じてません。

 ユーザーからの要望はいかがでしょう?

廣瀬氏 やはりユーザーさんからは、新ワールドを追加してほしいという要望はいただいています。今年もサーバー追加の際にマイグレーションを行ないましたが、これだと高レベルのユーザーもそのまま移住してきてしまいます。マイグレーションはマイグレーションで高い評価をいただいたのですが、それとは別に新ワールドも追加してくれという声もあることは事実です。

 あれ、新ワールドはいつが最後でしょう?

廣瀬氏 バルダーまで新ワールドですね。

 そうするとユーザー数は右肩上がりを続けているのに、丸1年以上新ワールドを追加していないということになりますね。

廣瀬氏 そうなりますね。有料化後にマイグレーションを優先させたのは、ひとえにサーバー間のユーザー数の平均化が目的でした。それは2度のマイグレーションで達成されたので、今後は新ワールドということになるかもしれません。

 最後にユーザーに向けてメッセージをお願いします。

廣瀬氏 転生システムと上位2次職が実装されることで、ゲームの奥行きがより深くなります。中にはハードルが高いと感じられているユーザーさんもいるかもしれませんが、ぜひマイペースでチャレンジしていただければと思います。

 実は私も上位2次職を目指して、また新しいキャラクタをレベル1から育て直しています。プレイしていれば必ず到達できると思います。

 ちなみに廣瀬さんの上位2次職プランを教えてください。

廣瀬氏 私はもともとレベル90台のセージを持っているのですが、今やっているのはマジシャンです。今度はウィザードを経てハイウィザードになりたいなと。ただ、育てているそばから、決意が揺らいできていましてプロフェッサーもいいなと。私は攻城戦が大好きなので、活躍できる職業にしたいなと(笑)。

 レベル90台のセージならそのまま育てればいいのにと思ってしまいますが?

廣瀬氏 えーと、これは申し上げにくいのですが、私のセージは女の子キャラクタなんですよ(笑)。マリッジシステムも興味があるのですが、このまま育てるのはさすがにどうかと、男としてのプライドもありますので(笑)

 最後に思いも寄らぬスクープが飛び出しましたが(笑)

廣瀬氏 私はネカマとかには興味がなくて、純粋にロールプレイを楽しみたいと思っています。私は「ラグナロクオンライン」で“ちょっと狂った女魔術師”というものをロールプレイしてみたいと考えました。

 それはいつもはおしとやかな女の子キャラなのに、突如として暴言を吐いて周囲を驚かすみたいな?

廣瀬氏 違いますよ、そんなことしたらゲームマスターに捕まってしまいます(笑)。私がやっているのは、ちょっとその辺でいきなり大きな魔法を撃って驚かせるみたいな、そのぐらいのことです。

 廣瀬さんがロールプレイ好きということはよくわかりましたが、肝心のユーザーへのメッセージがまだです。

廣瀬氏 余計なことを喋るのに夢中になりすぎました(笑)。やはりGvG(Guild vs Guild)にもっともっと興味を持って頂きたいと思います。ワールド代表にももっと興味を持って頂きたいし、ワールド代表には特典を与えるなどして、より多くのユーザーが興味を持ってくれるような工夫をしていきたいと思います。関連イベントなども行なっていきます。どうぞご期待ください。

 長時間ありがとうございました。

(C) 2004 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

□ガンホー・オンライン・エンターテインメントのホームページ
http://www.gungho.jp/

(2004年9月29日)

[Reported by 中村聖司]


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