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エプソン、「グランツーリスモ4」のフォトモード対応プリンタ発売
「PX-G920」は比較的にハイエンド層を対象としたモデルで、価格は4万円代前半。最大解像度は5,760×1,440dpiで、耐光性80年、耐オゾン性30年の8色光沢顔料のPX-Gインクを使用。サイズは495×307×198mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は8.0kg。 「PM-G820」は、ボディカラーをインテリアとの調和を考え白系統に変更。価格は2万円代後半。6色染料「つよインク」に対応した上位機種で、解像度は5,760×1,440dpi。CD/DVDへのプリントにも対応している。サイズは495×307×198mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は8kg。 発表会場には、制作中の「グランツーリスモ4」が置かれ、実際に出力することができた。「グランツーリスモ4」には「PX-G920」と「PM-G820」のドライバが収録されていて、プリンタをUSBで接続すると自動的に認識する。 制作中の「グランツーリスモ4」ではプロモードとアマチュアモードから選択し、プロモードではかなり細かい設定が可能となっている。例えばズームは18mmの広角側から2,000mmの超望遠まで設定可能。F値は1.0から22まで変更可能であるため、紙のように薄い被写界深度で背景をぼかした写真から、様々な写真が撮影できる。さらにシャッター音 (キヤノン、ニコンなど) 、アスペクト比 (例えば4:3、16:9といった具合) の変更も可能。 もちろん車が主人公であるため、車の向きだけでなく、ステアリングの切り角も変更可能。正面から若干斜めに車体を向け、ステアリングを切った状態でホイールが見えるようにするといったことも可能となる。カメラ位置も調節可能で、見下ろし気味に撮影するといったことも可能だ。 実際に撮影することを考えるとこれは夢のようなシステムで、本来ならば数多くのカメラレンズの本数を用意しなければならないわけで、現実的にはそれだけでも相当な資金が必要となる。手軽に好きな写真を撮影することができるという点では面白いモードだろう。ただし、今回掲載した内容は現在制作中の「グランツーリスモ4」を使用してのデモンストレーションであるため、発売されるバージョンでは変更されるかもしれないが、実に楽しみだ。ちなみに出力時に用紙設定で“縁あり”、“縁なし”を選択することも可能。テスト出力では印刷開始ボタンを押してから15秒ほどして印刷が開始されていた。
エプソンの担当者によれば、「グランツーリスモ4」以外にこういった機能を搭載しようとするゲームソフトメーカーは現状はないとしているが、「プリンタの新しい使い方として、ソフトメーカー側も検討して欲しい」とアピールしていた。
□セイコーエプソンのホームページのホームページ http://www.epson.co.jp/ □ニュースリリース http://www.epson.co.jp/osirase/2004/040928_2.htm (PX-G920) http://www.epson.co.jp/osirase/2004/040928_3.htm (PM-G820) □関連情報 【9月28日】エプソン、カラリオシリーズプリンタを一新 (デジカメWatch) http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2004/09/28/149.html 【9月28日】エプソン、8色顔料インクの高級機「カラリオプロセレクション」 (デジカメWatch) http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2004/09/28/148.html (2004年9月29日) [Reported by 船津稔]
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