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TGS2004イベントレポート セガ「ぷよぷよフィーバー」 |
会場:幕張メッセ TGS2004セガ・サミーブース
セガ・サミーブースの角地に用意された「ぷよぷよフィーバー」コーナー |
決勝大会の開催に先駆け、プロデューサーの湯田高志氏が解説としてステージに登場。そして湯田氏の挨拶もそこそこに、スクリーンには同作のテレビコマーシャルなどにも登場している、松浦亜弥さんによるゲームの紹介ムービーが上映された。真新しい情報こそなかったが、会場のファンに向けたビデオメッセージも兼ねられており、思わぬところで嬉しいイベントが見られたという印象だ。
そしていよいよ開始された決勝大会。ステージに登場したのは、予選を勝ち上がった8名……のはずであったが、8番目の選手として登場したのは、同社の人気キャラクタであるソニック。大会に使用されたのはプレイステーション 2版だったが、8番の席には、ソニックも操作できるアーケードスティックが用意されていた。
決勝大会のレギュレーションは、ソニックを含めた8名でのトーナメント制。試合は決勝まで全て1発勝負で、僅かなミスが勝敗を決するシビアな内容となった。そのためか、最も緊張するであろう1回戦では、3試合が早々に決してしまった。対して、残り1試合はフィーバーモードを打ち合う長期戦。試合を解説するはずの湯田氏だったが、「凄すぎて解説できません。下手なことも言えませんし」と早々にギブアップ宣言をしてしまった。
2回戦の注目は、2名の女性プレーヤー。1回戦は男性5名、女性2名、そしてソニックという構成だったのだが、おふたりとも見事に男性プレーヤーを撃破しての2回戦進出となった。続けて行なわれた2回戦では、2試合ともに大連鎖は見られず、互いに細かい連鎖で相手の手を潰し、フィーバーで押し切るという展開になった。とはいえ、消すタイミングや量といった駆け引きは厳しく、湯田氏がお手上げになってしまうのも致し方ないという内容だった。
決勝に勝ち残ったのは、女性プレーヤーの「あいり」さんと、男性プレーヤーの「さしみやろう」さん。この決勝で、「さしみやろう」さんは使用キャラクタをラフィーナからアルルに変更。対する「あいり」さんはカーバンクルをそのまま選んだ。キャラクタによる能力差から、対戦キャラクタとの相性も生まれるだけに、キャラクタの途中変更が許可されるという点には疑問を感じざるをえない。
試合のほうは、まず「さしみやろう」さんが先に連鎖を開始。赤玉3個分のおじゃまぷよを送り込んだ。その間に効果的な連鎖で返せなかった「あいり」さんは、積んでいた連鎖のタネを崩しながら、何とかフィーバーに持ち込んだ。しかし、フィーバーモードの時間は最小の15秒。送り込まれたおじゃまぷよはほぼ相殺したものの、その間に「さしみやろう」さんは落ち着いて連鎖を構築。「あいり」さんのフィーバーモードの終了に合わせて、落ち着いて11連鎖を仕掛け、勝負を決めた。大会の運営方法はともかくとして、「さしみやろう」さんの作戦は見事で、その実力は優勝にふさわしいものだった。
大会の締めに、湯田氏が今後の「ぷよぷよフィーバー」についての展開を語った。その中でニンテンドーDS版について触れた湯田氏は、「スタイラスペンを使った遊びも用意します」と、NDS版のオリジナル機能が搭載されることを明らかにした。
なお会場では、巨大なセガ・サミーブースの角となる好位置に、「ぷよぷよフィーバー」コーナーが設けられ、PSP版が出展されていた。
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ぷよぷよフィーバー」のページ
http://www.sonicteam.com/puyofever/
□コンピュータエンターテインメント協会(CESA)のホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2004」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【9月25日】東京ゲームショウ2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040925/tgslink.htm
(2004年9月26日)
[Reported by 石田賀津男]
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