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TGS2004ブースレポート ~セガ・サミー編~ その2 |
会場:幕張メッセ
入場料:1,200円(小学生以下無料)
9月24日から幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2004」。株式会社セガとサミー株式会社は今回、2社共同の巨大ブースを構えている。ブース内に設営されたイベントステージも共用となっており、両社のイベントがひっきりなしに実施されている。
昨日はセガのPC用タイトルを2本レポートしたが、今日はそれに引き続き、25日に実施されたイベントの中から注目度の高い3つのイベントをレポートする。
軽快なトークと的確な解説でイベントを盛り上げた竹中氏(左)と岡本氏(右) |
イベントステージに登場したのは、サミーの竹中氏と岡本氏のおふたり。まずは竹中氏から、PS2用「ランブルフィッシュ」が紹介された。アーケード版からの変更点として、オープニングムービーの追加、新ゲームモード「コンシューマモード」の追加、新キャラクタの登場などが明らかにされた。
「コンシューマモード」は、いわゆるストーリーモード。アーケード版では語られなかったストーリーのバッグボーンが、ここで明かされるという。また新キャラクタは、アーケード版では登場しない、PS2版専用のものが登場する。詳しい情報は公開されなかったが、ブース内にある試遊台の看板に、いかにも身軽そうな細身の人物のシルエットが描かれている。この新キャラクタがどのようなアクションを見せてくれるかは、今後のお楽しみといったところだ。
この後上映された「ランブルフィッシュ」のデモムービーでは、「コンシューマモード」のほかにも、「サバイバルモード」や「トレーニングモード」といった文字も見られた。残念ながら、これらの詳しい内容については、イベント内では語られなかった。ただ、このムービーのプレイ画面や、ブース内に並べられた試遊台の様子から、既に完成度は高いように思われる。2005年発売とされているが、かなり早い時期の発売が期待できそうだ。
「ランブルフィッシュ」の紹介の後は、PS2用「ギルティギア イスカ」によるゲーム大会が行なわれた。事前の参加申し込みなどはなく、会場に来ていたファンから挙手で参加者を募り、2vs2やバトルロイヤル、メモリーカード使用など、趣向を変えたバトルが繰り広げられた。
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宮崎氏と藤川さんという、昨年の「ダビつく3」と同じ組み合わせで登場 |
このステージを知るファンの一番の楽しみ(?)といえば、藤川さんの衣装。今年は普通のドレスで登場……と思いきや、よく見るとシースルー。先に登場して「ダビつく4」の解説をしていたはずの宮崎氏だが、藤川さんの登場と同時に一気に邪魔者キャラにされてしまった(もちろん、ここがこのステージの面白いところ)。
さて、シリーズ新作となる「ダビつく4」だが、今作の新要素は、伝説の名馬の復活、マッチレースの追加、4つの地方競馬場の追加、牧場設置可能場所が3カ所に増加などが挙げられる。中でも一番の注目は、名馬復活とマッチレースの追加だろう。実在した名馬たちがプレーヤーのライバル馬として登場し、1対1で勝負を挑むことができる。これまでは重賞を勝ち抜くことが最大の目標となっていたが、今回はさらに難易度の高い目標が設定されているわけだ。
今回のステージでは、オリジナルのレースを設定して観戦する「つくろうレース」を使用して、歴代の名馬5頭を並べた特別レースが行なわれた。このレースでは、事前に勝ち馬を来場者に予想してもらい、見事的中した人にオリジナルの携帯ストラップがプレゼントされた。
その後、宮崎氏と藤川さんによる、中山競馬場で行なわれる第9レースの予想が行なわれた。昨年のイベント時にも同様に予想をしているが、そのときは残念ながら両者とも外れてしまった。今年はこのイベントの直前に、藤川さんが3連単を連続で的中させており、名誉挽回をかけての再挑戦となった。藤川さんの予想は自らの理論によるものだが、宮崎氏は自らが手がけた「ダビつく4」のシミュレート結果から予想内容を決定。
おふたりの予想が発表されてほどなく、会場のスクリーンにレースの生中継映像が映し出された。雨天でのレースと読んでシミュレートした宮崎氏だったが、この日の中山競馬場に雨はなく、馬場は良好な様子。宮崎氏の予想にレース開始前から翳りが見え始める。ちなみにこの日の実況は、偶然にも「ダビつく」でおなじみの山本直也さんということで、会場は一層盛り上がりを見せた。そのレース結果は、やはり宮崎氏は大はずれ。しかし藤川さんは見事に的中させ、昨年の名誉挽回を果たした。
ステージで大喜びする藤川さんとは対照的に、がっくりと肩を落とした宮崎氏。しかしその後のコメントでは、「勝つまでやります。次回はダビつく5で」と、早くも続編への意欲を見せた。また、今回の東京ゲームショウに「ダビつく4」をプレイアブル出展していないことについては、「『ダビつく』はプレイアブルで出しても、どうしても地味に見えるので、あえて出展していません。開発は遅れていません、とても順調です」とした上で、「発売日は12月2日です」という、嬉しい発表も付け加えた。
【スクリーンショット】 | ||
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(C)SEGA,2004
■ PS2「シャイニング・ティアーズ」+α
声優の保志氏の登場と同時に、会場から大きな歓声が巻き起こった |
まずはゲームの紹介ということで、澤田氏がひとりでプレイしながら解説を行なった。シミュレーションRPG「シャイニング・フォース」のシリーズ作品でありながら、「シャイニング・ティアーズ」は非常にアクション性の強いRPG作品となっている。プレーヤーは常に、自分が操作するキャラクタと、もうひとりのパートナーの2人で戦う。パートナーは右のアナログスティックで移動させられるが、ほうっておいても自動で動き、敵を攻撃する。またパートナーと敵を挟み撃ちにして、ふたりで同時攻撃を行なうといった連携も、ひとりで簡単に出せるようになっている。
澤田氏が一通りの流れを説明した後、今度は保志氏がシオンを操作、パートナーを澤田氏が操作するという2人同時プレイでゲームが進められた。実は保志氏はこの日まで「シャイニング・ティアーズ」をプレイしたことがないということで、最初はやや戸惑っている様子だった。しかしすぐにパートナーとの連携攻撃や、ダッシュ移動などの特殊操作までを覚え、怒涛の勢いでボスまで倒してしまった。プレイの後で保志氏は、「技が簡単に出るので、慣れてくると気持ちいい。でも敵キャラもかわいいから、倒すのはちょっと気がひけます」と、感想を語った。
本作の主題歌は、ゲームのタイトルと同じ「シャイニング・ティアーズ」。これを歌うのが保志氏ということで、会場でその歌を披露した。ライブ形式で歌うのは初めてという保志氏だったが、会場のファンの声援にこたえ、スクリーンに映されたオープニングムービーに合わせて主題歌を歌い上げた。この歌について保志氏は、「思わず歌いたくなるいい曲。また歌詞もとても美しい内容です。ゲームはもちろんですが、歌だけでも楽しみにしていて欲しいです」と話していた。
「シャイニング・ティアーズ」のイベントの直後、続けて2005年春発売予定のPS2用RPG「シャイニング・フォース」の映像が上映された。映像が公開されたのはこの会場が初めて。また、「シャイニング・ティアーズ」に続き、「シャイニング・フォース」でも保志氏が声を担当することも明らかにされた。
真剣な表情でプレイする保志氏 | テーマソング「シャイニング・ティアーズ」のライブも決行 |
【シャイニング・ティアーズ】 | ||
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【シャイニング・フォース】 | ||
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会場で初公開された「シャイニング・フォース」の映像。「シャイニング・ティアーズ」とはまた異なるRPG作品になるようだ。アニメーション映像も多数見られたが、そちらの出来もなかなかのものだった |
(C)SEGA CORPORATION,2004
(C)SEGA,2004
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□コンピュータエンターテインメント協会(CESA)のホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2004」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【9月24日】TGS2004ブースレポート ~セガ・サミー編~
PC「シェンムーオンライン」国内サービス開始は2005年!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040924/tgs_ss.htm
【9月25日】東京ゲームショウ2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040925/tgslink.htm
(2004年9月25日)
[Reported by 石田賀津男]
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