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TGS2004イベントレポート ~アトラス編~ |
会場:幕張メッセ
入場料:1,200円(小学生以下無料)
PS2「九龍妖魔學園紀」、PS2「新世紀勇者大戦」、PS2「ステラデウス」など、多彩なタイトルを抱えるアトラスブースは、イベントも充実。まずは3つのイベントのレポートをまとめてお届けしよう。
25日11時より行なわれたアトラスブースイベント「九龍妖魔學園紀~プレミアムショウ~」では、発売直後のタイトルということもあり、現在ゲームを楽しんでいるであろうファンが多数詰め掛けていた。
「九龍妖魔學園紀」は「東京魔人学園」シリーズを制作したクリエイター集団「SHOUT! DESIGNWORKS」が贈る「学園ジュブナイル伝奇」シリーズの最新作。このイベントでは、ハッピ姿で登場したアトラス宣伝部の山尾氏の司会により、ザ・プレイステーションの野口氏、電撃プレイステーションの野口氏、ファミ通PS2の阿部氏、アトラスの斎藤氏が招かれ、5人による「九龍妖魔學園紀」情報満載のトークライブが行なわれた。
学園生活が描かれている本作では、登場キャラクタの人気も高く、斎藤氏から、「学園生徒のスポーツレベルは超人的なようにも見えますが、あの世界では平均的です(笑)。どのキャラクタにも思い入れはあるのですが、個人的にはリカが好きですね」という話が出ると、ファンの中にもうなずく人が見られた。また、「討伐系のクエストはポイントが高い」や「9話のダンジョンには高ポイントの敵がいる」、「バディからアイテムをもらえるイベントが特定の条件で発生する」などなど、プレイ中の人には耳寄りな情報も多く語られた。
また、変なネーミングのアイテムも魅力のひとつ(?)ともいえる本作品だが、そのうちのひとつ、「土鍋カレー」については、「開発中にスタッフが大食いにチャレンジしていて、結局何回チャレンジしてもダメだったんです。それでゲーム中に登場させて夢を叶えてみたというわけで(笑)。あと、プリンカレーっていうものもあるんですが、最初は“カレーセットについてくるプリン”っていう説明がついてたんですけど、デザイナーの段階でプリンカレーっていう別の物になってしまいました」と、斉藤氏の愉快な裏話も飛び出していた。
他にも、「学園のモデルとなった学校があるが、許可がなかなかもらえなかった」という苦労話や、「雰囲気を出すために、わざとグラフィックの質を落としたり、BGMも古臭くしたりしています」という開発エピソードが語られた。
すでに発売中のタイトルということもあり、「ぜひとも『九龍妖魔學園紀』を楽しんでみて欲しい」という言葉でイベントは幕を閉じた。
イベントはテーマごとに区切られ、学園物のタイトルだけに、チャイムが鳴ったところでトークが終了し、○時間目という区切りでいろいろなテーマに沿ったトークが展開された | ゲート内に登場する制服や銃も発売される。制服はコスパ、銃は東京マルイより発売 |
「新世紀勇者大戦」は、勇者シリーズと称される「勇者特急マイトガイン」、「勇者警察ジェイデッカー」、「勇者指令ダグオン」、「勇者王ガオガイガー」に加え、エルドランシリーズから「絶対無敵ライジンオー」、さらにオリジナル作品として「量子跳躍レイゼルバー」が登場するシミュレーションRPG。15周年の集大成とも言える作品に仕上がっている。
上映されたムービーは本作の登場作品ロボットの紹介を中心とされたもので、シミュレーションゲーム部分や、ウリとしている必殺技シーンなどが登場していた。ちなみに映像に含まれているBGMは各シリーズのテーマソングが流れており、まさにファンが待ち望んでいたものになりそうだ。
ゲームへの期待もつのる中、ファン待望の主題歌曲ライブがスタート。トップバッターの岡柚瑠さんによる「勇者特急マイトガイン」のOPテーマから、会場のボルテージは最高潮。続く「勇者王ガオガイガー」のテーマでは遠藤正明氏の大熱唱に加え、サビのフレーズでは「ガガガ」の大合唱がギャラリーから発生。場内はまさしく勇者一色とも言える盛り上がりだった。
遠藤氏のトークセッションでは、「『ガオガイガー』のテーマは、歌詞を最初に見たとき、“ガ”ばっかりだと思った(笑)」など、ファンならおなじみのエピソードも語られ、場内は笑いに包まれていた。ライブも終盤となり、最後には初公開となる「新世紀勇者大戦」のOPテーマ「Burning!! Brave Heart! ~勇者の魂~」が遠藤正明氏とMIQ氏のデュエットによって熱唱され、勇者シリーズファン、エルドランシリーズファン双方ともに大満足、大興奮の中、幕を閉じた。
名作を生み出してきたクリエイターが集結して制作されたシミュレーションRPG「STELLA DEUS(ステラデウス)」。10月28日に発売される本作は、シナリオ監修に「ロードス島戦記」などで知られる水野良氏、アートディレクション&キャラクタデザインには「デビルサマナーソウルハッカーズ」、「ペルソナ2」などに参加した副島成記氏、さらに、作曲にはオウガバトルなどで知られる崎元仁氏によって手がけられている大作。この日行なわれたトーク&ライブでは、副島氏に加え、声優として参加したティア役の桃井はるこさん、プリエ役の南央美さんの3人が登場。「STELLA DEUS」についてのトークを繰り広げた。
アトラス広報の杉浦氏の司会進行によって進められたトーク部分では、主人公スフィーダをはじめ、リーン、ヴィゼ、ティア、プリエの新しいイラストが公開された。このうちティア、プリエはそれぞれゲストの桃井はるこさん、南央美さんが声優を担当したことで、おふたりから、キャラクタへの思い入れや抱いているイメージが語られた。「ティアは見た目どおり自由奔放で、いたずらとかしちゃう……ネタバレですか?!(桃井さん)」、「プリエは無口だけど、暗いというわけではなくて、何も言わないだけ(笑)(南さん)」などなど、なごやかなトークの中にも情報が見え隠れしていた。
トークのあとには、さらにゲストとしてEDテーマ「ホーリースピリット」を歌うアルガレイさんが登場。透明感のある声で歌い上げ、ギャラリーを魅了した。アルガレイさんは制作スタッフからのオファーに対し、「もともとゲームに興味も持っていたし、なにより楽曲を聴いたときに歌いたいと思えました」と語ってくれた。
今回新たに公開された、スフィーダ、リーン、ヴィゼ、ティア、プリエのイラスト。今までに公開されたものと比べ、動きのあるイラストが多い |
ライブでEDテーマを歌ってくれたアルガレイさん。壮大なゲームのイメージにあう美しく伸びやかな歌声を披露していた | ティア役を演じる桃井はるこさんと、プリエ役を演じる南央美さん。元気いっぱいに演じたキャラクタについてトークを展開した |
(2004年9月25日)
[Reported by 山村智美]
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