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スクウェア・エニックス、「BUSINESS CONFERENCE」開催
ニンテンドーDS「エッグモンスターHERO」など多数の新作を怒濤の発表

9月24日 開催

会場:幕張プリンスホテル

「BUSINESS CONFERENCE」で登壇したプロデューサーの方々が、自身の新作をひっさげて、ズラリ勢揃い
 株式会社スクウェア・エニックスは「東京ゲームショウ2004」の開幕に合わせ、隣接する幕張プリンスホテルにおいて、下期発売タイトルを中心としたカンファレンス、「BUSINESS CONFERENCE」を開催した。プレゼンテーションには各開発を担当するプロデューサーがズラリ勢揃いするという豪華な内容となった。

 一番最初に登壇したのは和田洋一代表取締役社長。和田氏は「実はゲーム業界は元気なんだと言うことを説明したい」と数々のグラフや数値を示しながら説明していった。同氏は現状について「海外の伸びが激しく日本がそこまで伸びていないため活気がないように見える」とし、「プラットフォームの入れ替え期には入ろうとしており、踊り場となっていて、その後のイメージが見えづらくなっている」と解説。しかし、今後プラットフォームが爛熟期に入り、これをステップにより大きく伸びると説明した。

 ここで、これまでの10年を振り返り「グラフィック的には2Dから3Dへと劇的に変化し、グラフィック偏重であるという批判も出るほどに進化した。流通的にもディスク販売により進化を遂げた」とし、次の10年については「すべてがそうではないが、スタンドアローンからネットワークへ、ユーザー間のコミュニケーションが重要になる」とネットワーク嗜好を改めて強調した。

 また、「最近ゲームをしていない」と語るユーザーについて「これを口にするのは30歳台から40歳台。こういった人達はむかし熱中していた人で、その時期に比べゲームをプレイしていないだけで、ここをターゲットとしたゲーム市場はこれまでなかった」と前向きに捉え、次の時代の市場を作ると語った。

 そのほか、「BUSINESS CONFERENCE」を通して仕切っていた執行役員の橋本真司氏によるGBA「KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES」とPS2「KINGDOM HEARTS II」の解説などが行なわれた。「KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES」は11月11日発売で、6,279円での発売が決定している。そして最新のムービーが流された「KINGDOM HEARTS II」の発売時期は未定。「KINGDOM HEARTS II」には、ミッキーマウスやドナルド・ダックといったおなじみのキャラクタから「ムーラン」といった比較的新しい映画のキャラクタまで登場するようだ。

 ここからは下期発売タイトルを中心とした、各プロデューサーが順に登壇し各ゲームの解説を行なっていった。ちなみに今回の発表会では「ファイナルファンタジーXII」については全く語られなかった。

一番最初に挨拶を行なったスクウェア・エニックスの代表取締役社長の和田洋一氏。「実はゲーム業界は元気である!」と数値を並べ説明 市場規模のグラフ。北米と欧州の伸びが大きいことがわかる。日本も盛り返している最中のようだ スクウェア・エニックスの国内年間販売本数。コンシューマソフトだけのグラフではトップとなっていた
最後の示された下期に向けてのタイトル一覧。相変わらずビッグタイトルが並んでいる 流通に対してアピールし理ための資料として1タイトルあたりの平均販売本数が多いことを示している 前期実績として発売タイトル一覧を挙げ、最後に国内総出荷本数が493万本だったことを示している



■ ニンテンドーDS用ソフト「エッグモンスターHERO」とPS2「半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜」

第7開発事業部の時田貴司事業部長のプレゼンテーション。「タッチ&スクラッチ!!」を身振り手振りでアピールしていた
 実機による解説はなかったものの、ワイドショーというか、ニュースドキュメンタリー調のムービーで解説されたのが、ニンテンドーDS用ソフト「エッグモンスターHERO」とPS2「半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜」だ。

 ニンテンドーDS用ソフト「エッグモンスターHERO」はRPG作品。そしてなんと言っても期待なのは、ハードの機能にどのように対応しているかだろう。この点について第7開発事業部の時田貴司事業部長は「タッチ&スクラッチ!!」と繰り返しアピールした。

 “タッチ”とは「おさわりバトル」のことで、戦闘中にモンスターのどこを触るかで、出す技が違ってくるというもの。戦闘を感覚的に楽しめるだけでなく、どこを触ればいいのかを探る楽しさもあるという。変なところを触るとアンなことやコンなことが起こるという……。“スクラッチ”については、「これまで戦闘システムを連打で行なってきたが、今回はスクラッチすることで、敵にぶつける」システムなのだという。10対10のモンスターバトルが楽しめる。通信システムにも対応するということで、ハードウェアの特性を取り込んだ数々の新要素が用意されるようだ。

 RPG作品ということで、新しく低年齢層も巻き込んでいきたい意向だ。発売時期、価格共に未定だが同氏によれば「寒いうちには……」発売したい意向だという。

【エッグモンスターHERO】


 そしてプレイステーション 2用新作となるのが「半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜」。標語は「クオリティよりバラエティ」と言うことだが、「決して品質が悪いのではなく、“なんでもありの面白さ!!”ということ」と説明。ジャンルもズバリ!「バラエティRPG」としており、これまでシミュレーションRPGということで敷居が高かったと語り、敷居の低い作品を目指す一方で、「やりこみ要素も折り込み、新システムも導入する」としている。

 このほかの情報としては、同シリーズのわりとごちゃごちゃした戦闘 (敵味方入り乱れてたくさんのキャラクタが登場するという意味) だが、今回は100対100の戦闘が登場。画面中キャラクタだらけというすさまじさだった。また、今回のスクリーンショットにもコウキあされているが、戦車のような近代兵器が登場したり、3対3のエグモン対決が楽しめるという。

 こちらも発売日、価格ともに未定だが、「暖かくなる頃には……」発売したい意向だという。最後に時田氏は「ビックリするような面白い作品を作る。そうでないと業界が活性化しませんから」と意気込みを語りスピーチが終了した。

【半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜】


(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.


■ 「シリーズの集大成にする」と河津秋敏氏「Romancing SaGa -Minstrel Song-」

第2開発事業部の取締役 開発担当執行役員、河津秋敏氏。新しさをウリにするだけでなく、遊びやすさも追求していくという
 数日前からいきなりテレビコマーシャルが流され始め、ビックリしたユーザーも多かったのではないだろうか。それが「Romancing SaGa -Minstrel Song-(ロマンシング サガ -ミンストレルソング-)」だ。

 シリーズ最新作となる今作について第2開発事業部の取締役 開発担当執行役員、河津秋敏氏は「グラフィックも音楽もこれまで通りのスタッフが制作しているが、もちろん完全に作り直している。これまでこのシリーズは斬新なシステムをウリにしてきたが、新しすぎてユーザーを置き去りにしてしまった。その点については反省しており、今回はシリーズの集大成に仕上げたい。また、『魔界都市SAGA』のような遊び安さも追求したい」とこメント。

 シリーズ通してのフリーシナリオや“ひらめき”はそのままに、色々と制作が進められている模様。会場で流されたグラフィックは大変美しく、「アンリミテッド:サガ」のようなトゥーンシェイドっぽいグラフィックに仕上がっていた。またキャラクタの頭身が3頭身なのも、独特な雰囲気だった。

 「吟遊詩人」をシンボルキャラクタとし、テーマ音楽を山崎まさよしさんが担当。発売は2005年春を予定している。

【Romancing SaGa -Minstrel Song-
(ロマンシング サガ -ミンストレルソング-)】


(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
ILLUSTRATION BY/Yusuke Naora


■ ついに発売へ「ドラゴンクエストVIII」
そして初めての共同作業?「いただきストリート Special」

 実はゲームの紹介としては真っ先に紹介されたのがこの「ドラゴンクエストVIII」。もちろん堀井雄二氏が登場し、「4年と3カ月経ったが、まだ開発は終わっていなくて最終調整中となっている。でも、前作がずいぶんかかったので、今回はもっとかかると言われたりもしたが、思ったより早くできたでしょ」とコメント。

 「今回の作品は、どこまでも歩いていける広大な世界。ファミコン時代には記号で組み立てられ、容量から表現できなかったものができるようになった。歩いていけば日が暮れ、遠くに窓の明かりが見え、街や教会にたどり着く。夜になればモンスターが強くなったり、本当に冒険をしている楽しさと、ちょっぴりの怖さがある」と語った。

 発売はすでに発表されているとおり11月27日で価格は9,240円。堀井氏は「ここまで来たら早く皆さんに遊んでもらいたい。僕も発売日が楽しみです」と締め括った。

【ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君】


(C)2004 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/LEVEL-5/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 続けて紹介されたのが「ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー
in いただきストリート Special」。両シリーズのキャラクタが30人以上登場する。新作のキャラクタも登場するかもしれないという。堀井氏は「『ドラゴンクエストVIII』の作業が終わった段階でこちらの調整にはいる」と語り、「いまでも面白いソフトなんですよねぇ」としみじみと語った。

 また同氏は「家族でも、ひとりで遊んでも楽しいソフト」と語った。各キャラクタのAIは最後まで磨きがかけられるようだ。ゲーム中は各キャラクタがプレーヤーにガンガン語りかけてくるという。もちろん、各キャラクタらしい掛け合いが用意されているので、これまで同社のゲームをプレイしてきた人ならば、何倍も楽しむことができるだろう。こういった点が、“ひとりで遊んでも楽しい”と強調される要素なのだろう。さらにはやりこみ要素も充実させていくという。

 公開されたムービーを見ていると、「ファイナルファンタジー」の世界観を持ったマップがあるかと思えば、「ドラゴンクエスト」の背景が描かれたマップも登場したり、かなり盛りだくさんな感じだ。またユウナが登場したり、キャラクタも30人以上が登場ということで、それだけでも楽しげな感じ。

 もちろん年末年始をターゲットにしたパーティゲームという点では、かなり力が入っている作品。発売日は今冬を予定していると言うことだが、そう遠くない時期にプレイできるようになりそうな予感がする一作だ。

【ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー
in いただきストリート Special】


(c) ARMOR PROJECT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(c) KOICHI SUGIYAMA
FINAL FANTASY characters: (c) SQUARE ENIX
DRAGON QUEST characters: (c) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX
キャラクターイラストレーション:天野シロ

「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親、堀井雄二氏。「思ったより早く出たでしょ」と語った 第9開発事業部の三宅有事業部長。開発はまだ終わっておらず最後の調整段階だという 「『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート Special』はおめでたいゲームに仕上がった」と第10開発事業部プロデューサーの渡辺泰仁氏



■ パステル調の美麗グラフィックだけじゃない
MMORPGライクなスタンドアローンRPG「ラジアータストーリーズ」

tri-Ace制作の「ラジアータストーリーズ」。説明したのは第10開発事業部の山岸功典プロデューサー
 「スターオーシャン Till the End of Time」などの制作で知られるtri-Aceの新作。300人以上のキャラクタが登場し、作品世界中で、リアルタイムに生活している。その中から150人のキャラクタと仲間となり共に戦闘に参加するという。各キャラクタはそれぞれが独自に生活しており、プレイ感はまるでMMORPGのようだという。

 かなりのやりこみ要素とリアルタイムに展開する“リンクバトル”の採用。だが、こういったマニアックな要素だけではなく、ライトユーザーにも訴求するべく、パステル調のグラフィックと可愛らしいキャラクタにしたという。これまで北欧神話やSF世界を舞台としてきたが、今回は全くの新作で、第10開発事業部の山岸功典プロデューサーによれば「tri-Aceの完全な新作で、tri-Aceがファンタジーを作るとこういった作品になる」とコメント。

 東京ゲームショウに出展されているバージョンは“ゲームショウオリジナル”ということで、かなり貴重なものになりそうだ。発売は2005年春を予定。

【ラジアータストーリーズ】


(c) SQUARE ENIX CO., LTD.All Rights Reserved.
Developed by tri-Ace Inc.


■「ファイナルファンタジーVII」の世界観が広がる「コンピレーション オブ FFVII」

「コンピレーション オブ FFVII」の解説を行なった第1開発事業部の北瀬佳範プロデューサー
 すでにニュースでも流されているが、「ファイナルファンタジーVII」の世界観が広がる「コンピレーション オブ FFVII」についても説明がなされた。本日から正式サービスが開始されたFOMA用の「BEFORE CRISIS −FINAL FANTASY VII−」。いきなりアクセス過多で繋がりにくくなっているという。この点について「早急に改善を目指す」とし、「正式サービスが開始しているが、30日までは無料期間とします」と語った。今後毎月新シナリオの配信を行なうなどサービスを1年近く継続していくという。

 続けて公開された映像はPS2「ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」。まだ開発初期段階なのかほとんどわからない事だらけだが、スナイプするシーンが何回か映し出された。「FINAL FANTASY VII」の3年後を舞台に、“ビンセント”をフィーチャーしたストーリーとなるという。

 そして数分間に及ぶ映像作品「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN」が上映された。その映像クオリティは万人が認める美しさだ。しかし、まだ完成の域には達していないということで、「2004年の発売となっているが、更なるクオリティアップを目指し、最終調整中。いま少しの間お時間を頂きたい」とのコメントがあった。

【FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN】


(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA

■「EverQuest II」にはSONY ONLINEのJohn Smedley社長が登壇

SONY ONLINEのJohn Smedley社長 (左) と日本語版プロデューサーSage Sundi氏
 数々のネットワーク作品を手掛けている同社だが、今回プレゼンテーションがあったのは「EverQuest II」のみ。それもSONY ONLINEのJohn Smedley氏の短いスピーチと日本語版プロデューサーのSage Sundi氏のコメントがあったのみだった。Smedley氏は「スクウェア・エニックスという良きパートナーを得てよかった」とコメント。

 会場ではスターターキットが配られ、NVIDEAブースではプレイアブル版が出展されている。なお、本誌ではJohn Smedley氏のインタビューを行なっている。明日掲載する予定なので、そちらを楽しみにしていただきたい。

【EverQuest II】


Ever Quest is a registered trademark of Sony Computer Entertainment America Inc. in the United States and/or other countries. (c) 2004 Sony Computer Entertainment America Inc. All Rights Reserved.

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/

(2004年9月24日)

[Reported by 船津稔]


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