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スクウェア・エニックス、オンラインタイトル2本を正式発表 |
株式会社スクウェア・エニックスは、本日9月16日、Windows向けのオンラインゲーム2タイトルを正式発表した。1タイトルは完全新作となるファンタジーMMOアクション「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」、もう1タイトルは中華圏で絶大な支持を集めているMMORPG「クロスゲート」の拡張データディスク第3弾「天界の騎士と星詠の歌姫」。発売プラットフォームはいずれもWindowsのみで、価格は未定としている。それでは以下、各タイトルの概要を紹介していく。
初公開されたゲーム画面。ボスモンスターとの戦いだろうか |
こちらはプリレンダームービー。アニメ風ののっぺりとした独特のCGを用いている |
開発元については明らかにしていないが、表向きは完全にスクウェア・エニックスタイトルとして、「フロントミッションオンライン」、「EverQuest II」に続く第4のプレイオンラインタイトルとして名を連ねる模様だ。
基本的なゲーム内容は、戦乱のファンタジー世界を舞台に、プレーヤーは冒険者のひとりとして、仲間を集めてモンスターを倒したり、大軍勢を相手に斬り込みを行なったり、砦や要塞を建てて敵の侵攻に備えたりといったことなどが例として紹介されている。プレスリリースを見る限りでは、韓国や中国で主流になっているPvP偏重スタイルのMMORPGにリアルタイムアクションの要素を取り入れたオンラインゲームといえそうだ。
具体的なゲーム内容については明らかにしておらず、現時点では同日にオープンした公式サイトのプロモーションムービーとスクリーンショットから内容を推測するほかない。発売時期については「2005年発売予定」としており、具体的なゲーム内容がわかるまでにはもうしばらく時間がかかりそうだ。
グラフィックスレベルは、スクウェア・エニックスタイトルとしては、比較的クラシックな印象で、少なくともムービーのレベルでは、DirectX 9世代のリッチな演出は確認できない。その一方で、アジア人が好む“萌え”の要素やアニメタッチのセルシェーディングなどが目に付くあたり、日本のみならず、韓国や中華圏も強く意識したビジュアルになっているといえそうだ。
必要環境なども未定だが、普及レベルのPCや現行のノートPCなら十分快適にプレイできそう。同社担当によれば「アクションゲームの爽快感」を重視したオンラインゲームになるという。この“爽快感”という要素は、同社のゲームを語る上で欠かせない要素だが、原則オートバトルながら、連携システムで大きな爽快感をもたすことに成功した「FF XI」を生んだメーカーのタイトルだけに大いに期待したいところだ。
今回公開されたスクリーンショットはわずか5点のみ。メニュー等も未表示のため、ゲームとしての開発はこれからのようだ |
オープニングムービーの一部。これらはすべて公式サイトのプロモーションムービーでみることができる |
オフィシャルな告知としては、定例の新システム、新マップの追加、そしてシリーズ初となるアニメーションムービーの追加。中でもアニメーションムービーは、プロモーションムービーでその一部を観ることができるが、TVアニメとしてそのままいけそうなクオリティを実現している。ひょっとするとアニメ進出の足がかりなのかもしれない。
ムービーを見た限りでは、天空にある、もしくは高地にそびえる新エリアが数多く用意される模様。新モンスターも可愛らしいものから、巨大な竜のような存在まで確認できる。MMO初心者や低年齢層のゲームファンをターゲットにした明確な位置づけが好印象。日本以上に、中華圏で大きく評価されそうなアドオンだ。
発売時期が12月と確定していることもあって、すで開発はかなり進んでいる印象を受ける。開発は拡張データディスク第2弾「楽園の卵」と同じメンバーが担当しているという |
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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ファンタジーアース」の公式ページ
http://www.playonline.com/fe/
□「クロスゲート」シリーズの公式ページ
http://saru.square-enix.co.jp/crossgate/
(2004年9月16日)
[Reported by 中村聖司]
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