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東京ビッグサイトで「ギフト・ショー秋2004」開催
ワンちゃんがカメラマン!! トミー「ワンダフルショット」など

9月7日~10日 開催

東京ビッグサイト 全館

  株式会社ビジネスガイド社が主催する展示会「第58回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2004」が7日、東京ビッグサイト全館を使って開幕した。会期は10日まで。「ギフト・ショー」は、パーソナルギフトと生活雑貨を扱った国際見本市で、業界関係者を対象とした見本市。このため、一般の来場者は基本的には入場することができない。

 前回お伝えしたとおり、ビッグサイト全館という広大な会場にはコスメティックからグルメギフト、宝石から南部鉄、IT関連グッズからペット商品までありとあらゆるものが展示されている。「キャラクターライセンスフェア」のコーナーではバンダイが新キャラクタを積極的にアピールしていたり、円谷プロが年末公開予定の「ULTRAMAN」のトレーラームービーを上映するなど「東京キャラクターショー2004」さながらの展開となっている。

 そんななか、玩具メーカー系が軒を連ねているのが「ヤングファッション&キッズスタッフフェア」コーナー。タカラやトミーといったメーカーが比較的大きな小間数のブースを構え、この年末商戦をターゲットとした商品を展示していた。


 今回のギフト・ショーは玩具業界的にみると、先日行なわれたばかりの「2004東日本玩具見本市」に出展されたものばかりで、特に目新しい展開は見られない。そんななか面白そうだったのが、トミーの「ワンダフルショット」。イヌを撮るためのデジカメ……ではなく、イヌの首輪にクリップで付けることで“イヌがカメラマン”になってしまう、一種のペットグッズ。

 カメラは35万画素C-mosイメージセンサーで、レンズはF2.8 f6.8mm。撮影範囲は70cm~∞。内蔵メモリは8MBで撮影可能枚数は約90枚。撮影した写真は付属の専用USBコードでパソコンに転送することができる。「ワンダフルショットViewer (ホームページからダウンロード) 」を使うと、写真を見たり保存したりすることができるほか、写真を使った愛犬日記を作成することもできる。こういった写真は「携帯電話でいつも見ていたい……」と思う人もいるだろう。もちろん、携帯電話に転送することも可能となっている。

 使い方は、カメラ本体をイヌの首輪にクリップで取り付けるだけ。飼い主はリモコンをもち、好きなときにスイッチを押せば、その瞬間の写真が撮影できる。ではこのカメラ「ワンダフルショット」で何が撮影できるのかと言えば、普段イヌが見ている風景が撮影できると言うこと。低い目線からの写真や、逆に飼い主が映り込んだ写真など、飼い主にとっては新鮮な気持ちで写真を見ることができるだろう。

 ちなみにタイマー機能も搭載しており、1分~60分間隔で写真が撮れるようになっている。パソコンで、撮影間隔を設定しカメラ本体に設定を転送。リモコンスイッチでスタートさせると、設定された時間の間隔で撮影が行なわれる。この機能を使えば、お留守番しているイヌが何を見ているのかがわかるだろう。

 首輪に付けるということはイヌの舌などが映り込む可能性もあるわけだが、担当員によれば「それがまたいいんですよ、自分の飼っているイヌの写真という感じで」……ということで、イヌ好きにとっては、たまらないアイテムになりそうだ。というのもブースにはひっきりなしに人が訪れ、発売日などをチェックしていく人が後を絶たなかったからだ。発売日は10月29日を予定しており価格は9,240円。ペットショップや家電店、一部雑貨店などで販売していくという。

【ワンダフルショット】
首輪にクリップで取り付けられているのが「ワンダフルショット」。本物のワンちゃんは散歩中で、写真は代理のぬいぐるみ カメラは35万画素C-mosイメージセンサー。本体にもリモコンにも足形がデザインされている。専用USB (電源) コードにもホネをデザイン



 タカラのグループ企業のWAKO (ワコー) が面白いグッズを出展していた。ワコーはカーウィンドウフィルムやステッカー、アクセサリーといった自動車用品などの製造販売を行なっているメーカーだが、ギフト・ショーでは、エンターテインメント性の高いカーユーティリティを中心に出展していた。

 特に面白かったのは「カー・ぺっと (仮称) 」。本体を車にセットすることで、運転手のテクニックを診断してくれる。本体には液晶画面があり、そこには可愛らしいキャラクタが描かれている。中には前後左右に対する加速度センサーが搭載されており、急加速、急ブレーキをかけたり急ハンドルを切るとすべて「カー・ぺっと」が感知して記録。ドライブ終了後にドライビングテクニックを診断してくれるのだという。

 これだけでなく、運転の状況にリアルタイムに対応して、液晶内のキャラクタが様々に反応したり、ミニゲームモード、時計モードなども搭載している。今冬発売予定で価格は3,980円。

 「ポストペット」の開発で知られる八谷和彦氏と共同で開発されたのが「サンクステイル」。道を譲ってもらった後、ありがとうの気持ちを表わすためにつかうアイテムで、車の天井に設置。車内のリモコンを入れることで、天井の尻尾が左右に振られるしくみ。このアイディアは、イヌが嬉しいとしっぽを振っているところから来ているようだ。ちなみに尻尾は3種類くらいのバリエイションが用意される予定。今冬発売予定。

【WAKOブース】
車内ペット LCD版「カー・ぺっと」。前後左右に対する加速度センサーを搭載しており、急ブレーキをかけたり急ハンドルを切ると反応する仕組み。この機能を使ったドライブ診断モードも搭載 車の上に付いているのが「サンクステイル」。車の中にあるのがブレーキと連動させる「リアガラスSHOW劇場」。ブレーキを踏むとボックスのカーテンが開き、中のぬいぐるみなどが見える仕組み



 タカラブースのイチオシは発売が迫ってきたロボットのホモサピアン「ヒューマ」。通路沿いにヒューマをずらり並べて展示しアピール。ひっきりなしにダンスを繰り返すため、いつも多くの来場者の注目を集めていた。また、実演コーナーではリモコン片手に遊ぶ人も数多く見られた。

【タカラ、ホモサピアン「ヒューマ」】
タカラのブース。ここでも注目を集めていたのはホモサピアン「ヒューマ」。みんなでダンスしている様は迫力


□「ギフト・ショー秋2004」のページ
http://www.giftshow.co.jp/
□関連情報
【2月17日】春の「東京インターナショナル・ギフト・ショー」開幕
タカラの「WE LOVE GUITAR」など出展される
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040217/gift.htm

(2004年9月7日)

[Reported by 船津稔]


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