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9月4日から全国東宝洋画系にてロードショー! 「ヴァン・ヘルシング」 |
【PS2用ゲーム「ヴァン・ヘルシング」】
9月9日発売
価格:7,140円
ギャガ・コミュニケーションズとギャガ・ヒューマックスの共同配給によるユニバーサール・ピクチャーズが送る期待のアクションアドベンチャームービー「ヴァン・ヘルシング」がついに今週末、9月4日から全国東宝系洋画館で上映される。完全新作でありながら、5月には世界41カ国で同時公開され、すべての国で初登場1位を獲得という輝かしい記録を打ち立てた作品だ。
時は19世紀。ヴァン・ヘルシングはモンスターハンターとしてヨーロッパ中にその名をとどろかせていた。彼はローマ・バチカンにある秘密組織の命を受け、怪物伝説の土地トランシルバニアへ旅立つ。そこで、代々ドラキュラを倒すために闘い続けてきた一族の末裔であるアナ王女と出会い、邪悪なパワーに満ちたモンスターたちとの世紀の闘いが始まる。
■ 壮大なユニバーサルワールドをうまくアレンジし、纏め上げた力作・映画「ヴァン・ヘルシング」
監督、脚本、製作のスティーヴン・ソマーズ氏をはじめとし、「ハムナプトラ」シリーズを手がけたチームと、VFXならこの名を知らぬものはいないといっても過言ではないILM(Industrial Light and Magic)がタッグを組んで生み出した比類のない映像美、さらには、歴代ユニバーサル・フィルムに登場したモンスターたちが一堂に会するというゴージャスな作り、「X-MEN」のウルヴァリン役で一躍有名となったヒュー・ジャックマン氏が主演、ヒロインのアナ王女には「パール・ハーバー」のケイト・ベッキンセール……と、とにかく売り文句だけでもマシンガンのように飛び出してくる力作である。とくに変身シーンをはじめとする映像美はぜひ、映画館で“体験”してほしい。
記者が本作に関して何しろ注目したのは、その世界感だ。「吸血鬼ドラキュラ」といえば、その知名度は日本においてもホラーファンのみならず一般にまで広く浸透している名作。その作中に登場した「ヴァン・ヘルシング」を中心に、ドラキュラ伯爵(リチャード・クロスバーグ)、ドラキュラの花嫁たち(ジョージー・マラン/シルヴィア・コロカ/エレナ・アナヤ)、ウルフマン(ウィル・ケンプ)、そしてフランケンシュタインのモンスター(シェラー・ヘンズリー)というユニバーサルホラー映画のスターたちを中心に「トランシルバニア」伝説を再構築したというストーリーがまず興味をそそる。小説「吸血鬼ドラキュラ」が刊行されたのは1897年。100年以上の時を経て、ドラキュラの恐怖伝説もちょいとトラディショナルなものになっていたのではないだろうか。それをどうスティーヴン・ソマーズ氏をはじめとするスタッフたちは料理したのだろうか?
原作付き映画には、原作に忠実に映像化したもの、そして原作をうまく分解、再構築することで映像作品としてより最適化、アレンジを施したもの、どちらも成功のパターンがあると思われる。この「ヴァン・ヘルシング」は後者の手法を採り、そこに「ウルフマン」、「フランケンシュタイン」といった一見違うワールドの要素を持ち込み、小説では60歳だったヴァン・ヘルシングを力強くセクシーながらも陰のある新たなヒーローとして作り変え、軸にすえることで、独自の世界観を再構築することに成功している。
どちらかと言えば静的なホラーだった「ドラキュラ伝説」をベースにしながら、本作はアクションアドベンチャーであると言い切れるその仕事ぶりには、感服するしかなさそうだ。「歴代の○○が総登場!」という売り文句にはわかっていながら興味を惹かれてしまう。そして体験すると随所でボロが出てしまい、がっかりすることも多々あるのは事実。しかし本作は、徹頭徹尾、エンタテイメント作品としてのポリシーが感じられる作りになっており、その杞憂は無駄に終わることだろう。
(C)2004 UNIVERSAL STUDIOS ALL Rights Reserved. |
【映画「ヴァン・ヘルシング」トレーラームービー】 (Windows Media形式:1Mbps) |
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・トレーラームービー1[8.4MB] ・トレーラームービー2[10.1MB] ・トレーラームービー3[16MB] |
8月30日に行なわれた「ヴァン・ヘルシング」のスタッフ来日記者会見。鈴木亜美さんも登場した |
映画に登場する武器は、ゲームでも登場するが、中でもユニークなのが主人公の使う「TOJOブレード」。この武器について監督は「今回は古いホラー映画をたくさん観たし、映画を作るときに徹底的にリサーチして設定を作成する。でも『TOJOブレード』は全部作り物のアイディアだ。ヴァン・ヘルシングは中国やインド、日本など旅をしていると思ったから『TOJOブレード』というネーミングにした。 (僕は知らないけど) もし、何か由来があるのならそれに合わせるけどね」と解説した。
ちなみに、監督以下、キャストによれば好きなモンスターは「フランケンシュタインの怪物」と答える人が多かった。ソマーズ監督は「オリジナル版も気の毒でペーソスを感じる怪物だったので、わたしの作品でもそのように演出した」とか。こういったことも頭に入れながら映画を観て、ゲームもプレイしてみるとひと味違うかもしれない。
スティーヴン・ソマーズ監督 | ウィル・ケンプ(ウルフマン) | デヴィッド・ウェンハム(カール) |
ジョージー・マラン(ドラキュラの花嫁) | ジルヴィア・コロカ(ドラキュラの花嫁) | エレナ・アナヤ(ドラキュラの花嫁) |
「ヴァン・ヘルシング アニメーテッド」 8月27日発売 価格:2,940円 |
ロンドン中を恐怖に陥れていた連続女性殺人事件。事態を解決するため、ヴァン・ヘルシングが犯人のジキルとハイドを追う! そして、物語の舞台はやがてロンドンから劇場版のオープニングとなるパリへと移っていく……という内容。実際に見てみたが、独自のテイストのビジュアルには少々面食らったものの、映像特典を含めてたっぷり楽しめる作品に仕上がっていた。PS2版ゲームのトレーラームービーも収録されている。
(C)2004 UNIVERSAL STUDIOS ALL Rights Reserved.
■ ビベンディユニバーサル・ゲームズ国内進出第1弾となるPS2版「ヴァン・ヘルシング」
ゲーム版は映画をベースにオリジナルの要素を加味して、ヴァン・ヘルシングの過去を独自の視点で描く、爽快なアクションゲームを目指して開発された。プレーヤーはヴァン・ヘルシングとなり、TOJOブレードやガス式クロスボゥ、グラップル銃など映画にも登場する武器を手に戦いを繰り広げていくことになる。ミッション数は13、モンスターは22種類、ボスキャラは8体登場するという。
また、ゲームオリジナルのショットガンやエレクトリックガン、ガトリングガン、シミターなどの武器も登場。特殊技の「エアストライク」を使えば、敵を空中に吹き飛ばすとともに、自らも宙に飛び、空中にいながらにして追い討ちが可能。そのほか、TOJOブレードを敵に投げつける「TOJOファイヤー」や氷と炎の魔力で周囲の敵を一掃する「エクスプロージョン」などの特殊技が使用できる。ヴァチカンの“聖騎士団”が作り出す、様々な秘密兵器は非常にユニークだ。
ほかにも、モンスターを連続して倒すことでゲージが溜まると、大ダメージを与える必殺技も使用できる。対ボスキャラ戦には必須だろう。
【スクリーンショット】 | ||
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■ 映画公開記念!! PS2「ヴァン・ヘルシング」製品版をプレゼント!!
映画公開を記念して、PS2ソフト「ヴァン・ヘルシング」製品版をご提供いただきましたので、1名の方にプレゼントいたします。奮ってご応募ください。
このプレゼントの受付は締め切りました。ご応募ありがとうございました。
【応募方法】
応募締切 :9月8日 12:00(正午)まで
当選発表 :発送をもって代えさせていただきます
応募方法 :下記のフォームに入力して、送信してください
※ 応募フォームの送信はSSL対応ブラウザをご利用ください。SSL非対応のブラウザではご応募できません。
※ ご回答いただいた内容(データ)は、当選者の選考および、プレゼントの発送にのみ使用し、その他の目的で使用することはありません。
(2004年9月3日)
[Reported by 佐伯憲司]
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