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第42回「アミューズメントマシンショー」セガブースレポート
~多彩なラインナップで来場者を魅了~

会場:東京ビッグサイト

入場料:700円(前売)、1,000円(当日)
小学生以下、60歳以上は無料


 セガブースの出展内容は、先々月に開催されたプライベートショーで初公開されたタイトルがメイン。驚異的な隠し玉こそ無かったものの、幅広い顧客層をカバーする多彩なラインナップは「さすが!」の一言。サミーとの共同出展ということもあり、会場内での注目度は抜群。終了間際まで来場者が多数詰め掛ける盛況ぶりを見せていた。


■ セガ ゴルフクラブ ネットワークプロツアー

 ネットワークで全国のプレーヤーと対戦できるゴルフゲーム。オンラインといってもリアルタイムで対戦するのではなく、他プレーヤーが残した“過去のプレイデータ”3人分がマッチングされる。他のスポーツゲームと違い、ゴルフゲームはリアルタイムでデータのやりとりをする必要がない。対戦相手は同程度の腕前をもったデータからランダムで選出されるため、インチキやイカサマもなし。自分のプレイに専念したければ、他プレーヤーのショットをスキップすることも可能。オンラインゲーム特有の“ライブ感”はないが、そのぶんテンポよく気軽に遊べるのがいい。

 ゲームの操作系は、筐体前面のタッチパネルとクラブスイッチのみ。メニュー、スタンス、クラブやショットの種類などをタッチパネルで選択。スイングはクラブスイッチで強弱をコントロールする。コインを投入すると、プレーヤーには“12ストローク(打)”が与えられ、規定数のストロークを使い切るとゲームオーバー。コインを再投入すれば継続でき、専用ICカードがあれば後日そのストロークからゲームが再開できる。専用ICカードには、成績、ランキング、キャラクタなどの個人データが保存可能。

 「全国データ対戦モード」では、ゲーム開始時に同程度の腕前を持つプレーヤーのライバルデータ3人分がマッチングされ、最終18ホールまで一緒にラウンド。「公式大会モード」は、定期配信されるイベントに参加して開催中のスコアを競い合う。「店内対戦モード」は、同じ店舗内のプレーヤーと対戦できる。コースはゲームオリジナルの「シーサイドコース」のほか、「太平洋クラブ・御殿場コース」、「セント・アンドリュース」の計3コースから選ぶことができる。今秋稼動予定。



(C) SEGA, 2004
(C)Taiheiyo Club Inc. All Rights Reserved.
All purchases of products bearing the official logo make a contribution to the preservation and maintenance of the historic Links at St Andrews.


■ ゴースト・スカッド

 特殊部隊「GHOST SQUAD(ゴースト・スカッド)」のメンバーとして、与えられた任務をクリアしていくガン・シューティング。各ミッションの途中で分岐が出現し、結果によりさまざまなミニゲームが楽しめる。セガのガン・シューティングらしい爽快感や緻密さはそのままに、選択肢やミニゲームによる多様性、ICカードによる継続性が、従来のガン・シューティングとは一味違ったプレイ感覚を生み出している。

 サブマシンガン型のガンコントローラーで、画面内の敵を攻撃。コントローラーには、トリガーのほか、射撃方法を変えるショットセレクター、イベントなどで使うアクションボタンが付属。ショットセレクターは、押すたびに「単発」、「3連射」、「フルオート射撃」がローテーションで切り替わる。頭部を狙う「HEAD SHOT」などの特殊攻撃を成功させると、画面内の「GSメーター」が増加。最大になるとフルオート弾丸が補充される。

 本作は、専用ICカードを購入することでアイテム、階級、ステージレベルなどの個人データが記録可能。階級があがるとコスチュームや武器などが変更可能になり、個性的なスタイルでゲームがプレイできるようになる。ゲーム終了時に表示されるパスワードを公式サイトで入力すれば、インターネットランキングに参加が可能。今秋稼動予定。



(C) SEGA, 2004


■ オシャレ魔女 ラブ and ベリー

 大ヒット街道を驀進する「甲虫王者ムシキング」と同タイプの筐体を使った“女児”をターゲットにしたゲーム。女の子が(に限らず一部の大きいお友だちも)大好きな“着せ替え”がテーマ。“オシャレ魔法カード”と呼ばれるカードは、「ヘア&メイクアップカード」、「ドレスアップカード」、「フットウェアカード」、「スペシャルアイテムカード」の4種類が存在。ムシキング同様、コインを投入するとカードが1枚払い出される。

 ゲームは着せ替えステージとダンスステージの2部構成。着せ替えステージでは、3Dポリゴンで描画された主人公の女の子キャラクタを「オシャレ魔法カード」でコーディネイト。これで基本ポイントとなる“オシャレパワー”を決定するが、センス良くコーディネイトするほど評価ポイントが高くなる。

 ダンスステージは、音楽のリズムにあわせてボタンを押す“音楽ゲーム”スタイル。タイミングが合っていれば、オシャレパワーに応じて“いけてる度”がアップ。“いけてる度”がライバルキャラクタより大きければ「相手より目立つことができた」として勝者となる。

 本作はセガブース中央に1台しか出展されていないため、一般日は相応の混雑が予想される。気になる人は、早めにチェックしておいたほうがいいかもしれない。ちなみに、本作はあくまでも“女児”がメインターゲット。後ろに“小さなお友だち”が並んでいたら、大きいお友達は素直に譲ってあげるのが人間としての常識。くれぐれも張り付いたりしないように! 今秋稼動予定。

(C) SEGA,2004


■ 頭文字D ArcadeStage Ver.3 for CYCRAFT(仮称)

 現在好評稼動中のレースゲーム「頭文字D ArcadeStage Ver.3」のCYCRAFT(サイクラフト)対応バージョン。サイクラフトとは、直角型3軸モーションシステムに挙動プログラムを連動させることで、加速、速度、加重を再現する大型の汎用体感筐体。既存のレースゲーム、ドライブゲームがインストールでき、モニターの映像と動きを一体化させることが可能。

 サイクラフト自体は、これまでにも「club kart. ヨーロピアンセッション」と「F-ZERO AX」をインストールしたバージョンがプライベートショーなどで公開されてきた。いずれも注目度は高かったが、今回は幅広いファン層を持つ「頭文字D ArcadeStage Ver.3」がインストールされているとあって、来場客の食いつきが格段に違っていたのが印象的。

 激しく稼動する筐体、疾走感に溢れる画面、心拍数を高めるユーロビートのリズムが渾然一体となって来場客を捉えるのだろうか。サイクラフトと「頭文字D ArcadeStage Ver.3」の相性は、非常に素晴らしいものがあるといえそうだ。ただひとつ残念なのは、本作が参考出展であることと、安全面の配慮から身長140cm以下の人はサイクラフトに乗れないということだ。コアなファンを多数擁する作品だけに、無念の涙を飲む人も少なくなさそうだ。

(C) しげの秀一/講談社
(C) SEGA,2004
All manufactures, cars,brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners.All rights reserved.


■ その他の主な出展タイトル

【アヴァロンの鍵2 -秩序と戒律-】【バーチャストライカー4】【Quest of D】
ボードゲーム風のマップでプレイするトレーディングカードゲーム「アヴァロンの鍵」シリーズ最新バージョン。サテライト単体でプレイ可能な「ひとり用モード」を導入。新キャラ、新カードなどさまざまな要素が追加されている。今秋稼動予定 ネットワークシステム「VS.NET」を導入したシリーズ最新作。専用ICカードにオリジナル選手などの個人データが記録できるようになった。操作系は1レバー+4ボタン+3つの戦術ボタンを採用。システム面でさまざまな改良が加えられている。今秋稼動予定 最大4人まで同時プレイが可能なオンライン協力アクションゲーム。レバーとボタンのほか、タッチパネルの採用により直感的な操作が可能。ゲームが終了するたびに排出される「Dフォースカード」は、ゲーム中でアイテムとして使用可能。9月稼動予定
【ビンゴパレード】【MELTY BLOOD Act Cadenza】
電飾とLEDによる華やかな演出が楽しめるシリーズ第3弾。メダルは1枚からBET可能。ゲーム進行ボイスを担当するのは、人気声優の古川登志夫氏。今冬稼動予定 PCゲーム「月姫」をモチーフにした2D格闘ゲーム。ストーリーはゲームオリジナル。監修はTYPE-MOONが担当。参考出展



(C) SEGA, 2004
(C) SEGA ,2004 (C)1996JFA
(C)2002JFA.MAX

□アミューズメントマシンショーのホームページ
http://www.am-show.jp/
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□セガ アミューズメント情報のページ
http://am.sega.jp/
□関連情報
【9月2日】第42回「アミューズメントマシンショー」開幕。ビデオゲーム大型注目タイトル発表
http://watch.impress.co.jp/docs/20040902/am1.htm
【8月31日】「第42回アミューズメントマシンショー」9月2日開幕! 各社の出展情報を総まとめ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040831/amshow.htm

(2004年9月2日)

[Reported by 豊臣和孝]


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