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ICカードで楽しさ広がるRPGメダルゲーム
セガ、「ドラゴントレジャーII」を7月下旬から稼動開始

7月下旬 稼動開始



筐体外観。10人まで同時にプレイできる
 株式会社セガは、アーケード用マスメダルゲーム「ドラゴントレジャーII」を全国のアミューズメント施設にて7月下旬から稼動させる。専用ICカードを使用すれば「シナリオモード」と「ハンティングモード」がプレイ可能になり、獲得した経験値やアイテムなどのデータ記録や継続プレイが可能。前作「ドラゴントレジャー」のクリアデータがあれば、うれしい特典がある。

 「ドラゴントレジャーII」は、メダルゲームの特徴であるシンプルなインターフェイスやわかりやすい操作性はそのままに、ビデオゲーム的な演出をふんだんに盛り込んだRPGメダルゲーム「ドラゴントレジャー」の続編。シリーズ最新作はメダル獲得のチャンスが増えるなど、さまざまな新要素が追加されている。

 専用ICカードを使用すると「シナリオモード」と「ハンティングモード」の2種類がプレイ可能になる。シナリオモードは、邪悪な魔王を倒して世界の平和を取り戻すのがゲームの目的。初めてプレイする場合、最初に選べるのは新キャラクタの「商人」のみ。商人でプレイすると、ゲーム中に獲得したアイテムを売りさばける「ブロワーズショップ」イベントが発生することがある。前作に登場した「ファイター」、「シーフ」、「ウィッチ」の3クラスは、ゲームを進めていくうちに特定の条件を満たすことで使用可能になる。

左から盗賊、商人、戦士、魔法使い。ファーストプレイでは自動的に商人からスタート
ファンタジー世界の商人といっても色々なタイプがいるが「ドラゴントレジャーII」の商人はふてぶてしく逞しい。拾ったアイテムを高値で売りつける「ブロワーズショップ」イベントは、かなりエキサイティング。ふっかけたつもりが「激安!」と感激され、慌ててさらに金額を吊り上げるも「お買い得!」と喜ばれることもあり、商売もなかなか奥が深いようだ


 ハンティングモードは、シナリオモードで育成したキャラクタや集めたアイテムを駆使してダンジョンを探索するモード。前作のダンジョンは1種類しかなかったが、今回は初心者向けの「挑戦者の洞窟」から上級者向けの「呪われし墓」まで、バリエーション豊富なダンジョンが多数用意されている。本モードはシナリオモードと異なり、モンスターとの戦闘後に体力が回復しない。“薬草”を入手すれば回復するものの、ランダムに出現するためタイミングが読めない。最深部に近づくほど高価な宝石やレアアイテムなどが手に入りやすくなるが、途中で死んでしまうとそれまでに獲得した物品がほとんど失われてしまう。無事地上に戻れた場合のみ、途中で獲得した宝石などのアイテムが手に入る。

戦闘後に回復しないため、いつ薬草が出現するかドキドキもの。「次あたり大丈夫だろう」なんてタカをくくっていると突如モンスターに遭遇して阿鼻叫喚なんてコトも。クリアするとボーナスメダルが獲得できる。無事脱出できたときの安堵感とカタルシスは、なんともいえないものがある


画面下にあるターゲットめがけてメダルを投入。ヒットしたターゲットの裏側に記された数字のぶんだけ前に進める
 ゲームの進め方は、両モード共通。画面最下部を左から右に流れていく“ターゲット”めがけて投入口よりメダルを投入。メダルがチャッカー(穴)に落ちたとき、その上にターゲットがあればメダルがターゲットに命中。裏返ったターゲットの裏に数字が記されていた場合、その数だけ先に進むことができる。時々流れてくる“シルバー”や“ゴールド”のターゲットは、裏に記されている数字が通常のターゲットよりも大きくなっている。

 前進していくと、ピンク色に輝く「クリスタル」がところどころに落ちている。このクリスタルを回収すると、画面中央上の「クリスタルルーレット」が回転。抽選の結果によりメダルが手に入ったり、さらなる大当たりが期待できる“エンジェルチャレンジ”、モンスター出現などのイベントが発生する。

 モンスターが出現した場合、そのまま戦闘に移行。戦い方は、モンスターの下にある印めがけてメダルを投入。印がついたチャッカーにメダルが入れば攻撃命中となり、モンスターにダメージが与えられる。特定のタイミングでメダルが立て続けにチャッカーに入れば“コンボ攻撃”となり、さらにダメージが増す。モンスターのなかには“弱点”が設定されているものがあり、そこを狙えば効率よく倒すことができる。ただし、弱点ではなく入ったメダルのぶんだけHPを回復する“吸収”を使うモンスターもいるため、タイプごとに攻撃するタイミングを見極める必要がある。

 戦闘中は、メダルを投入するごとに画面上にある“SPゲージ”が増加。ゲージが溜まると“必殺技”が使用可能になる。必殺技の内容はキャラクタのタイプごとに異なるほか、ゲージの半分を消費する“弱”と、全ゲージを使い切る“強”の2種類が存在。“弱”は攻撃力が増したり敵の動きを止めるなど補助的な内容が多く、“強”は1発でモンスターを消すなどの強烈な技が多い。

進行ルート上に点在するクリスタル。拾うと画面中央上のクリスタルルーレットが回転。結果によりさまざまなイベントが発生する
立ち位置をコロコロ変える敵もいるため、戦闘はわりと忙しい。HPが多いモンスターには、タイミングよく大胆にメダルを投入してコンボ攻撃を狙ったほうがいい


ジャックポットスロットでドラゴンズアイテムを獲得。スロットの内容によっては一発で「DTチャンス」になることもある
 メダルゲームの醍醐味ともいえる“ジャックポット(大当たり)”のメインは「DTチャンス」と呼ばれるもの。戦闘や“ジャックポットスロット”で獲得した「ドラゴンズアイテム」を8つ集めると、筐体上部の巨大なドラゴンが抱える“ルーレット”が回転。1/2の確率で連チャンとなり、大量のメダル獲得が期待できる。もうひとつのビッグチャンスは「ゴールドイーターチャンス」で、こちらは道中のクリスタルを拾って回す「クリスタルルーレット」の「エンジェルチャレンジ」などから狙える。1匹10メダルの「ゴールドイーター」めがけてメダルを投入。1回あたりの獲得枚数は100枚前後だが、高確率で連チャンするためこちらも相当な枚数が期待できる。

 「エンジェルチャレンジ」は、左右の扉どちらか一方を選択。これを突破したら、同様の扉選択に3回チャレンジ。途中で戦闘などのイベントが発生するほか、失敗すると元のダンジョンに戻されてしまう。3つの扉を突破したら、メダル大量獲得のチャンスがプレーヤーに与えられる。

 本作は、プレイ終了後に表示されるパスワードを控えておくことで、公式サイトで行なわれている「ネットランキング」に参加できる。ネットランキングでは、DTチャンス獲得枚数&連チャン数を競う「連チャン数」、ハンティングモードにおけるジャックポット枚数、タイムアタック、シューティングイーターなど、さまざまな項目で全国のプレーヤーたちがしのぎを削っている。パスワードの表示には専用ICカードが必要。公式サイトには、携帯電話からもアクセス可能。プレイ終了直後、パスワード画面を表示させたまま即携帯からランキングにエントリーするのもいいだろう。

「エンジェルチャレンジ」は正解の扉を選んで先に進んでいく。画面左側に過去の正解履歴が表示される 「ゴールドイーターチャンス」は1匹倒すごとにメダルが10枚もらえる。高確率で連チャンする嬉しいイベントだ 終了後に表示されるパスワードで全国ランキングにエントリーできる


(C)SEGA WOW/SEGA,2004

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□セガ メカトロ研究開発部オフィシャルホームページ
http://www.sega-mechatro.com/
□製品情報
http://www.segawow.com/dragontreasure/
□関連情報
【5月21日】セガ、「プライベートショー2004“SPRING”」開催。「Quest of D」、「VF4 Final Tuned」がプレイアブル出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040521/segap.htm

(2004年7月29日)

[Reported by 豊臣和孝]


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