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「東京魔人學園」と「九龍妖魔學園紀」発売記念
コラボレートイベント「真夏の夜の學園祭」開催

7月18日 開催

【東京魔人學園外法帖血風録】
8月12日 発売予定

価格:7,329円

【九龍妖魔學園紀】
9月 発売予定

価格:7,329円

 株式会社アトラスと株式会社マーベラスインタラクティブは、2社共同によるコラボレートイベント「真夏の夜の學園祭」を7月18日に開催した。

 このイベントは、8月12日に発売予定のプレイステーション 2用「東京魔人學園外法帖血風録」(マーベラスインタラクティブ)と、9月に発売予定のPS2用「九龍妖魔學園紀」(アトラス)を記念して開催されたもの。両作品とも、開発を株式会社シャウトデザインワークスが担当しており、またタイトルに「學園」の文字が入っていることから、これまでもさまざまなコラボレーション展開が行なわれている。

 会場では、両作品の試遊台が出展され、大勢の来場者がプレイしていた。来場者は既に約6年の歴史を持つ「東京魔人學園伝奇」のファンがほとんどだったはずだが、並べて展示された新作の「九龍妖魔學園紀」にもかなりの人気が集まっていた。「こっちも面白そう」という声があちこちから聞かれただけでも、このイベントは成功と言っていいだろう。

 会場入り口には、イベント限定フレームのプリクラが設置され、順番を待つ女性来場者で長い行列ができていた。またゲームボーイアドバンス用「東京魔人學園符咒封録」では、監督の今井秋芳氏が作ったというデッキとの対戦会も行なわれていた。こちらでは対戦が終わるごとに周りから拍手が起こるほどの人気。周囲では、来場者同士で対戦を楽しむ様子も見られた。

並べて置かれた「東京魔人學園外法帖血風録」と「九龍妖魔學園紀」の試遊台。完全新作の「九龍妖魔學園紀」にも注目が集まっていた
会場限定の特別フレームが用意されたプリクラ 今井監督が作ったデッキと対決。10分粘れば参加者の勝利になるという特別ルール 参考出品ながら、このようなグッズも展示されていた


 今回のメインイベントとなるステージでは、1時間半超の長丁場でさまざまな趣向のステージイベントが行なわれた。まずは、両作品のプロモーションムービーが上映された。時代が異なる作品だけに、映像、音楽ともに全くイメージの異なるものだったが、確かに共通する部分も感じられる内容だった。

連続で上映された両作品のムービー。映像の細かい演出や、インパクトの強い音楽など、見所も多かった


 ムービーに引き続き、ステージでは和楽器による演奏が行なわれた。演奏されたのは「東京魔人學園外法帖血風録」から選ばれた2曲。いずれも作曲者の新田高史氏によるアレンジとあって、和楽器との調和も見事だった。

 演奏が終わると、その新田氏がステージに登場。新田氏は「東京魔人學園伝奇」シリーズと「九龍妖魔學園紀」の全曲を手がけた人物で、両作品を語るには欠かせない。

 会場では「九龍妖魔學園紀」からオープニングなどが紹介された。ジャズテイストの音楽で、「東京魔人學園伝奇」シリーズの楽曲とは趣が異なる。しかし新田氏は、「学生時代から自分でジャズを演奏していたので、作曲は難しくなかった」という。また曲を作る上での方針としては、「メロディが覚えやすく、口ずさめる曲。いつも今井監督から言われている」と話した。

 次はアトラス提供のラジオ番組「めぐみゅうの神楽坂ハッピーチューナー」でパーソナリティを務める豊口めぐみさんと松来未祐さんから、ビデオメッセージが届けられた。さらに、お二人のサイン色紙も会場に届けられ、抽選の上、来場者にプレゼントされた。

和楽器の演奏による「東京魔人學園外法帖血風録」の音楽。このままゲームに使って欲しいと思えるほど素晴らしい演奏だった その音楽を作曲、アレンジした新田氏。言葉少なげながら、作曲時の裏話も聞かせてくれた 豊口めぐみさんと松来未祐さんのお二人はビデオメッセージで登場。サイン色紙もプレゼントされた


今井氏は電話で登場。会場には来られなくても、こういう映像を用意するところは抜け目ない
 そしてついに、「東京魔人學園伝奇」シリーズと「九龍妖魔學園紀」の監督を務める今井氏の声が。しかし残念ながら会場には来られないということで、電話越しでの登場となった。両作品の関連性について今井氏は、「現代の東京と幕末の江戸、時代は異なるものの、舞台は同じ東京。同じ世界で展開される物語です」と話した。さらに、この日のために両作品をクロスオーバーさせた特別な物語を作り上げたことも語った。

 その物語こそが今回の目玉イベントとなる、「生ゲームライブスペシャル」の台本となるもの。両作品のアドベンチャーパートでは、「喜」や「怒」など8つの「感情入力パネル」から1つを選択することで、相手キャラクタがさまざまな反応を示す。この選択を、会場にいる来場者の反応から決定するという。ステージには両作品に出演する声優陣11人が登場し、今井監督が当日の朝までかけて作り上げたというオリジナルストーリーに合わせて声を当てた。観客と声優陣が一緒になってゲームを作っていくという、風変わりなライブイベントだ。

 物語の舞台は、「九龍妖魔學園紀」の舞台である天香學園。最初は学生が登場して話をしている様子が描かれているだけだったが、何の前触れもなく「東京魔人學園外法帖血風録」のキャラクタが出てきたところで会場のファンは大爆笑。江戸にいるはずのキャラクタたちが現代の高校に登場したというだけで不釣合いなのだが、さも当たり前のように登場して普通に会話に参加するものだから、もう完全なギャグストーリーになってしまった。

 画面にはちゃんとゲームと同様のキャラクタが映し出され、声優陣が見事に声を合わせることで、見事なアドベンチャーゲームが出来上がっていた。さらに「感情入力パネル」の選択は8つであるから、選ばれなかった7つにも別のセリフが用意されていたはず。イベントのためにしては恐ろしく手が込んでおり、そのこだわりようには驚かされた。

画面に合わせて、声優がその場で声を当てる。しかも内容が変わるとあって、声優陣もかなり緊張したそうだ 途中には「感情入力パネル」が登場。来場者の声を聞いて選択肢を決定
現代の東京にあるはずの高校に、さも当たり前のように登場し、何事もなかったかのように振舞う「東京魔人學園外法帖血風録」のキャラクタたち。新しいキャラクタが登場するたび、会場は大爆笑
「九龍妖魔學園紀」のキャラクタと、時代(とゲーム)を超えた会話も。これまた大爆笑 通常の選択肢も出現。会場からは満場一致で「蹴る!」の声が。完全なギャグストーリーだ


 イベントの最後は、イベントの司会も務めた喜多村英梨さんによる、「九龍妖魔學園紀」のエンディングテーマのライブで締めくくられた。ソフトの発売まではもう少し時間があるが、シナリオや音楽、キャラクタなど、いろいろな面で両作品を楽しみにさせてくれる、充実したイベントだった。今後も「両シリーズ」がコラボレートして楽しませてくれることを期待したい。

両作品のキャラクタ対決も行なわれた。「萌少女対決」では、何故かアトラス広報のYa! 魔王こと山尾氏のこんな姿が…… イベントの最後は喜多村英梨さんのライブ「九龍妖魔學園紀」のエンディングテーマ


(C)2001 Asmik Ace Entertainment Inc./SHOUT! DESIGNWORKS
(C)2003 Marvelous Interactive Inc./SHOUT! DESIGNWORKS
(C)2004 ATLUS/SHOUT! DESIGNWORKS

□マーベラスインタラクティブのホームページ
http://www.mmv-i.co.jp/
□アトラスのホームページ
http://www.atlus.co.jp/
□シャウトデザインワークスのホームページ
http://www.ny.airnet.ne.jp/shout/
□「東京魔人學園」シリーズのページ
http://www.mmv-i.co.jp/game/majin/index.html
□「九龍妖魔學園紀」のページ
http://www.atlus.co.jp/cs/game/pstation2/9ron/index.html
□関連情報
【4月12日】マーベラスインタラクティブ、発売日と初回限定版を発表
PS2「東京魔人學園外法帖血風録」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040412/mmv.htm

(2004年7月18日)

[Reported by 石田賀津男]

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