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「スパイダーマン 2」公開記念クラブイベント開催
PS2「スパイダーマン 2」の試遊台も出展

7月9日 開催

会場:代官山 BALL ROOM

【PS2「スパイダーマン 2」】
2004年夏 発売予定

価格:7,140円

赤と青のドレスで登場した小倉さん。もちろん「スパイダーマン」を意識した配色
 映画「スパイダーマン 2」が7月10日に公開されることを記念して、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント主催による「SPIDERMAN 2 CLUB EVENT」が7月9日、代官山 BALL ROOMにて開催された。

 このイベントでは、小倉優子さんと高田延彦氏をゲストに招いたトークショー「Spider Talk Session」が行なわれた。お二方とも前作「スパイダーマン」は鑑賞済みということで、司会のDJ DRAGON氏から出される「スパイダーマン」に関わる質問に答えていた。

 横に置かれたスパイダーマンを見て、「こんな人がいたら会ってみたいですね」といきなり飛ばす小倉さん。「スパイダーマンになれたらどうする?」という質問に、「困っている人を助けたい。横断歩道で困っているお年寄りとか」と答えると、「それってスパイダーマンにならなくてもできますよ」とDJ DRAGON氏からツッコミが。さらに「ドック・オク(スパイダーマンの敵として登場)が襲ってきたら?」という質問には、少し悩んでから「まず話してみて……ダメだったら逃げます」。いかにも小倉さんらしい答えが出るたび、会場の招待客からは笑い声が起こっていた。

 もう一方、小倉さんとは対照的なイメージの高田延彦氏は、「1を見て、ロッククライミングを始めようかと思いました」といかにも肉体派といったトークから切り出し。それではとDJ DRAGON氏が「ドック・オクと戦うならどんな技を?」と尋ねると、「逃げます」と即答して会場は爆笑。その後「理想のヒーロー像」や「高田さんにとっての正義とは?」という質問には、「強さだけでなく、弱さも持っている人。ここぞというときに強さを見せてくれればいい。今は何が正義なのかわからない世の中だが、子供達にはスパイダーマンのようなヒーローが正義の像としてわかりやすいのでは」と語った。

終始笑いの絶えなかったトークショー。中央のスパイダーマンもよくできており、かなり存在感がある 真剣な表情で質問に答える高田氏。しかし実際は会場を笑わせる冗談のほうが多かった 「スパイダーマン」の衣装について語る小倉さん。かなり可愛らしいイメージがあるらしい?


 また会場ではステージイベントのほかに、株式会社タイトーが2004年夏発売予定のプレイステーション 2用「スパイダーマン 2」の試遊台が2台出展されていた。「日本語版は現在鋭意製作中」ということで、出展されたのは既に海外で発売されている英語版。内容は一部の操作方法を除いて同じで、国内では日本語ローカライズ版が発売される。

 大きく跳躍したり、壁に張り付いて登っていくというアクションは見ていて豪快ながら、操作は実にシンプル。高層ビルをあっという間に飛び越える動きは、実際には非常に高速なはずなのだが、プレーヤーには全くそのような感触がない。空中を浮遊しているかのような心地よさで、確かに「スパイダーマンを操作している」と感じられる。

 これが最もはっきり味わえるのが、手から出る糸を使ったウェブスイングによる動きだ。ビルなどの高い建物に糸を飛ばし、振り子のような動きで移動する。これを連続で行なうことで、ビルからビルへと飛び移って移動できる。糸はボタンひとつで出せるので、深く考えなくてもこの動きができてしまう。これを見るだけで「スパイダーマン」ファンは満足できるのでは? と思えるほどの出来だ。

 もちろん移動だけでなく、戦闘シーンでも使用可能。敵に絡めて動きを止めたり、空中に投げ上げたりといった、「スパイダーマン」ならではのアクションが楽しめる。アクションゲームの好きな人ならば、この糸をどのタイミングで使い、通常のパンチやキックと組み合わせるかを考える楽しみもありそうだ。

 残念ながら映画の公開には間に合わなかったが、映画を見て「スパイダーマン」のアクションが気に入ったという人は、このゲームにも注目しておいていただきたい。

会場には2台の試遊台が出展された。いずれも英語版だが、内容は日本語版と同じ 空中を飛び回るアクションがお手軽に楽しめる。浮遊感が心地よい 敵に向けて糸を出す。糸で縛られた敵をどう料理するかも本作の面白いところ


□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/

(2004年7月9日)

[Reported by 石田賀津男]

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