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テクノブラッド、WCG 2004日本予選参加種目を発表
日本からは「CSCZ」、「UT 2004」の2種目を選出

7月6日より応募受付開始

 株式会社テクノブラッド傘下のAceGamer.netは、7月6日、世界最大規模のコンピュータゲームの世界大会World Cyber Games 2004の日本予選公式サイトをオープンした。日本からの参加種目は「Counter-Strike: Condition Zero」と「Unreal Tournament 2004」の2種目とし、1チーム5名と、個人3名の合わせて8名を選出する。現在、公式サイトでは選手登録の受付を行なっている。日本予選決勝は8月29日、本戦決勝は10月6日よりサンフランシスコにて開催される。

 WCGは、韓国サムソングループがメインスポンサーとなって年に1度行なわれてきたコンピュータゲームの世界大会。昨年まではホスト国である韓国で開催されていたが、今年からは各国が持ち回りで開催するというオリンピックスタイルにかわり、米国サンフランシスコで開催される。

 参加国は増えに増えて62カ国にも上り、公式種目はすでに発表されているように8種目。賞金総額は4,400万円にも上る。WCGそのものは、サムスンの100%子会社International Cyber Marketing(ICM)が運営しており、今回、ホスト国が韓国以外に移ることで、サムスンの影響力の低下、ひいては資金不足による大会規模の縮小が懸念されたが、まさしく他の大会を圧倒する過去最大規模の大会となった。

 今大会で特徴的なのは大会ルールに、アメリカの法律が適用されるというところだろう。具体的に言うと、「Counter-Strike: Condition Zero」、「Unreal Tournament 2004」の北米でのレーティングがそのまま適用されるため、17歳以下は参加権そのものが与えられない。このため、昨年、「Unreal Tournament 2004」部門で、史上最年少となる11歳で日本代表となったkikuji選手は参加できないということになる。

 また、クラン(団体)戦の花形種目である「Counter-Strike」(CS)についても、今年からは最新バージョンである「Counter-Strike: Condition Zero」(CSCZ)が採用される。マップに関してはCS1.6のものを使用するという変則ルールを採用するが、CSとCSCZは厳密にいうと別のゲームであり、盾や新しい武器の存在を始め、環境音やモーションなど、細かい部分に無数の違いが存在する。6月に日本予選が行なわれたCPLとは違った戦術が求められることになりそうだ。

 「Unreal Tournament 2004」も新種目となるが、こちらはすでにエンドユーザーの間に浸透しているため特に混乱はなさそう。歴代の優勝国を見ても、圧倒的に欧米有利のゲームといえるが、今年2月に開催されたPC版「Halo」の世界大会で大活躍したSIGUMA選手など、世界のトップクラスに通用する人材も育ってきている。さまざまな意味で大きな飛躍が期待される大会となりそうだ。

□AceGamer.netのホームページ
http://www.acegamer.net/
□「World Cyber Games 2004」の日本予選公式サイト
http://www.worldcybergames.jp/2004/

(2004年7月7日)

[Reported by 中村聖司]


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