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「第20回次世代ワールドホビーフェア」開幕 |
入場料:無料
「甲虫王者ムシキング」のブースは大盛況。大会やグッズプレゼントに反応するお子様多し、という印象 |
多数のバルーンが各ブースから上がっている、ほかとはちょっと違った風景が入口からうかがえる次世代ワールドホビーフェアは、小学生あたりをターゲットの中心としたと思われるカードゲームや玩具がやはり目立つところなのだが、ビデオゲームを見てみると、今夏発売のタイトルが多数試遊できる貴重なチャンスといえる。日程的に、東京ゲームショウなどでは発売後になってしまうタイトルを中心に、試遊イベントでもないかぎり、発売前はここでしか遊べないだろうと思われるタイトルがいくつか展示されている。
愛嬌を振りまく「塊魂」の王子 |
会場入口最寄りの任天堂株式会社ブースでは、GC「ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード」、GC「ペーパーマリオRPG」、GC「ワリオワールド」、GBA「スーパードンキーコング2」、GBA「とっとこハム太郎 ハムハムスポーツ」、GBA「マリオvs.ドンキーコング」と多数の試遊台を展示。ゲームを体験するともれなく「バナナマーク」がプレゼントされ、この「バナナマーク」を集めると、「バナナマーケット」で様々なオリジナルグッズと交換できるとあって、プレイまでに1時間待ちはザラ、といった状態。E3にも出展されていた「ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード」、「ペーパーマリオRPG」、GBA「スーパードンキーコング2」に特に人気が集中していた様子だった。
発売前のGBA2タイトルが試遊できた株式会社スクウェア・エニックスブース。「キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ」と「ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3 アドバンス ~不思議のダンジョン~」がそれだが、もうすぐ発売の後者は100%の完成度なのは当然として、今秋に発売を予定している後者の開発中バージョンの試遊チャンスはそれほどなさそうだとは同社担当の弁。カードとアクションを融合させ、シンプルな操作で遊べるタイトルを目指して鋭意制作中ということで、期待がかかる1本になっている。
画面構成がリニューアルされ、ビジュアル的にも美しくなったPS2「太鼓の達人 あつまれ! 祭りだ! 四代目」のほぼ完成版が多数展示されていたのが株式会社ナムコのブース。タイトル、メニュー、そしてメイン画面、全てにおいて手が入っており、今までの「太鼓~」とはちょっと違った雰囲気。人気曲も多数収録しているとあって、親子連れも積極的に試遊に参加しているほほえましい姿が見受けられる一方で、のっけから「リッジレーサー」や「ドラゴンスピリットメドレー」などの難易度の高めな曲を初見で叩ききる若人も後を絶たなかった。ステージでは、同作にオープニングナンバー「塊オンザロック」が収録された「塊魂」の王子が登場、「塊オンザロック」を叩いた後、子供たちと「塊魂」をプレイしていた。この「塊魂」は貴重な試遊バージョンで、発売後となってはなかなか遊ぶ機会も少ないと思われる。
PS2「ガチャメカスタジアム サルバト~レ」と、専用エリアまで設けて各社の対応タイトルを並べたEyeToyブースが印象的だったのは株式会社ソニーコンピュータエンタテインメント。EyeToyブースでは、「アイトーイ フリフリダンス天国」、「サルアイトーイ 大騒ぎ! ウッキウキゲームてんこもりっ!!」といった自社タイトルのほか、「セガスーパースターズ for EyeToy」や、「レッツプレイスポーツ!」などの他社対応タイトルも試遊できた。
株式会社セガといえば、AC「甲虫王者ムシキング」のコーナーの行列がとにかくものすごかった。大会と対戦コーナーとに分かれていたにもかかわらず、「オフィシャルカードホルダー」の新バージョンを先行発売していたグッズ販売コーナーも含め親子連れで大盛況。が、ちょうど反対に位置するPS2/GC/GBA「ぷよぷよフィーバー」のエリアも大混雑。発売直前のGBA版には特に注目が集まっていたようだ。
とにかく「ロックマン」を前面に押し出してブース展開をしていたのが株式会社カプコン。PS2「ロックマンX コマンドミッション」、GBA「ロックマンエグゼ4 レッドサン/ブルームーン」、GBA「ロックマンゼロ3」とロックマンパワー炸裂。だが、その裏にはE3にも出展されていた異色作PS2「めいわく星人 パニックメーカー」が3台ほど出展されていた。
コナミ株式会社は、野外ブースで「続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ」を大プッシュ。長いプレイ待ちの行列ができていた。コナミブースでは、PS2/GC「実況パワフルプロ野球11」、GBA「パワプロクンポケット1・2(ワンツー)」、GBA「Get Ride! アムドライバー閃光のヒーロー誕生!」、7月発売のPS2/GC「コロッケ! バン王の危機を救え!」、GBA「コロッケ! 4バンクの森の守護神」といったタイトル群で充実していた。
ほかにも、GC「金色のガッシュベル!!(仮)」、「名探偵コナン」、「モンキーターンV」などの新作がプレイできた株式会社バンダイブースや、GC「ゾイドバーサスIII」での対戦ができたトミーブースなど、見所は多かった。通路を歩くだけでも一苦労という混雑ぶりだけに、全てのタイトルを遊ぶのはかなり困難。確実にプレイしたいなら、やはり午前中から会場入りしたほうが確実だろう。
任天堂ブース | スクウェア・エニックスブース | ナムコブース |
SCEIのEyeToyブース | セガブース | カプコンブース |
コナミの野外キャラバン | バンダイブース | トミーブース |
(2004年6月19日)
[Reported by 佐伯憲司]
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