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セガBGMにROCK魂を注入! |
左より、イトウ氏、寺沢氏、渡辺氏、ルーク氏、Cherry氏 |
価格:各2,310円
株式会社ウェーブマスターは、セガサウンドのROCKトリビュートアルバム「SEGAROCKS」のVol.1とVol.2を6月9日に発売する。価格は各2,310円。
セガの往年の名曲をロックアレンジ。Vol.1には「GO!GO! セガラリー(AC/セガラリー2より)」や「原始~起~(AC/ゲイングランドより)」、「BURNING HEARTS~炎のAngel(SS/バーニングレンジャーより)」などが収録されており、Vol.2には「セガガガ・マーチ(DC/セガガガより)」、「未来へと続く空 (SS/ビクトリーゴール96より)」、「播磨体操第一 (MD/ああ播磨灘より)」といったさまざまな年代、ジャンルのタイトルが各10曲ずつ収録されている。多いのが「ファンタシースター」関連の楽曲。それからなぜか「阿修羅」の偶数、奇数どちらのステージBGMも収録されているあたりが謎だが面白いチョイスといえるだろう。
また、初回特典として、それぞれのオリジナルBGMが収録される。これで聞き比べもできるので、2度おいしいアルバムとなっている。
【SEGAROCK Vol.1】 | 【SEGAROCK Vol.2】 |
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みなさんゲームはあまり遊ばれたことはないようだったが、「音が少ない分凝った作りになっていてすごい(イトウ)」とGMを評価していた |
小柳“Cherry”昌法氏の呼びかけに集まった彼らは、約1カ月にわたってレコーディングを行なったという。きっかけとなったのは昨年夏にハードロックイベントにおいて大御所であるDeep Purpleのコピーバンドとして演奏したこと。今回の話が持ち上がったとき、Cherry氏は「'70年代のハードロックといえばこの人たちしかない」とメンバーにオファーを出したという。
オススメの曲をうかがうと、ルーク氏は「全曲ですね。DPの音みたいにひずみのない音を再現してみたあたりをぜひ聞いて欲しい」と強烈にアピール。Cherry氏も「全曲ですね。ドラムのヘッドを’70年代のころに使われていたコーティングのものを使って再現してみた」と大プッシュ。寺沢氏は「『ネームレジスト』が雰囲気的に好きですね。それと、『SHINOBI』のベースはオススメです」という。アレンジを手がけたイトウ氏は「全部いいいけど、印象に残っているのは『GO!GO!セガラリー』。最初に収録して、すべてがすんなりいった。フレーズもわかりやすいし、アレンジとオリジナルの違いがわかりやすい」と聴きどころをアドバイス。
実際聞いてみると、とにかく重厚な音に、どこかで聞いた懐かしい、かっこいいフレーズやリフが満載。セガサウンドファンだけでなく、ハードロックファンに十分アピールできる、ゲームミュージックアルバムの新たな挑戦といえるアルバムに仕上がっている。
このアルバムの発売を記念して、「ラジオDC」において2週連続で特別番組を放送するという。6月1日~7日までが前半、6月8日~14日が後半となっている。アルバムが気になる人はぜひ、こちらも聴いてみることをオススメする。
【レコーディング風景(写真提供:セガ)】 | |
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収録はウェーブマスターのレコーディングスタジオにて行なわれた。ルーク氏はリズムトラックをもらって自分のスタジオで音入れしたという |
□ウェーブマスターのホームページ
http://www.wave-master.com/
□ラジオDCのページ
http://www.wave-master.com/rdc/
□製品情報
http://www.wave-master.com/segarock/
(2004年5月19日)
[Reported by 佐伯憲司]
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