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【Electronic Entertainment Expo 2004現地レポート】KENTIAホールで見る愛のダンス |
会場:Los Angeles Convention Center
KENTIAホールではかなり目をひく「X Tango」の等身大?!ポップ |
そんなKENTIAホールに、今年も韓国ゲーム産業開発院のブースであるGAME Infinityの出展を見ることができた。東京ゲームショウでもお馴染みのGAME Infinityは、言うなれば国をあげてベンチャー系のソフトハウスを支援する団体。同じ韓国企業でもNC Softなどの大手は自らブースを構えることができるが、中小ましてやベンチャーが他国のゲームコンベンションに単独で出展するのは容易なことではない。そういった部分を支援することで、ベンチャーを育成しゲーム産業を拡大する意図がある。
前置きが長くなったが、そのGAME Infinityのブースで見つけることができたのが、韓国製のXboxタイトル「X Tango」だ。開発しているのは、Binary Craft。ゲーム内容と言えば、その名のとおりタンゴ、というか競技ダンスがテーマになっている。ユニークなところは、もちろんひとりでもプレイは可能だが、2人で協力プレイをするという点に重きが置かれているところだ。
配布されているパンフレットは、裏側は共通(左下二番目)だが、表面は各キャラクタのプリントされた凝ったものだ |
こうして“Step Command”を音楽に合わせて入力していけば、画面上の3Dのキャラクタ達が華麗なステップを刻む。連続して決まれば、コンボ技も登場する。対戦相手はコンピュータの操るペア。このペアを相手に、プレーヤー側(ちなみにカップル推奨)が戦いを挑むということになる。ゲーム自体はストーリー仕立てで、世界各国のダンスコンペを転戦。ストリートダンサーから、世界のトップダンサーを目指していく。登場する国々は、韓国、米国、フランス、アルゼンチン、中国、オーストラリア、日本、イギリス、そしてエジプト。これらの国々のストリートやダンスホールで開催されるコンペで勝利を目指すわけだ。
登場するキャラクタは、いまのところ女性5名、男性4名の9人。ちょっとかすみちゃんが入っている感じのメインキャラらしき韓国人のRinaちゃんをはじめ、女性キャラは韓国人がふたりに中国人、アメリカ人、イギリス人がひとりずつ。いっぽうの男性キャラのほうは、アルゼンチン、イタリア、韓国に加えて、Ryuichiという日本人キャラも含まれている。開発側が、「『DOA3』並のリアリティ」と謳い文句にするだけあって、ホームページを見ると、細かなキャラ設定もなされている。リアルな背景と3Dキャラクタのせいか、派手なステップが決まった時などは格闘ゲーム並みの見栄えのよさもあった。
ちなみに、ダンスマットにも対応しているということで2人並んでステップを踏むこともできるようだ。北米地域では年内の発売を予定しているという。もちろん日本市場にも興味はあり、現在は検討段階とのことだ。
【スクリーンショット】 | ||
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□Binary Craftのホームページ(英語/韓国語)
http://www.binarycraft.co.kr/
□関連情報
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm
(2004年5月16日)
[Reported by 矢作晃]
GAME Watchホームページ |
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