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【Electronic Entertainment Expo 2004現地レポート】カプコン・Sammy Studios・SNK NEOGEOブースレポート |
本稿では、先日のカンファレンスレポートで取り上げることのできなかった新作タイトルのインプレッションを中心にレポートをお届けしよう。
「バイオハザード4」のプレイアブルスペース。計8台の体験台を用意。この裏側が大型スクリーンになっていた | バイオ映画第2弾にも登場するジル・バレンタインに扮したカプコンのモデルさん。この他、「シャドウ オブ ローマ」のコスプレも |
「ビューティフルジョー」のプレイアブルスペースの様子。赤い服がカプコンスタッフ |
気になる新VFXパワー「リプレイ」は、攻撃時に「リプレイ」すれば3倍のダメージが与えられるが、攻撃されているときにつかえば3倍のダメージをうけてしまう。プレイアブル版では、3つのメモリがあるゲージを普通に攻撃しても1つ分しかたまらないところを「リプレイ」で一気に3倍にしよう、といったもの。それをクリアした後も「スロー」、「マックスピード」、「リプレイ」の3つを使いこなさないとクリアできなかったりと、やり応えのある体験版だった。
ゲームの楽しさは安定したものだったが、「1」をプレイしたことがない人には少々難しいのか、VFXパワーをどう使えばいいのかわからないユーザーにスタッフが積極的に説明する姿を良く見かけた。こういったE3のようなトレードショウでは初見でゲームの楽しさが伝わらないとそのままになってしまいがち。カプコンはそうしたフォローに多くのスタッフを割いているようで好印象なブースのひとつだった。
【スクリーンショット】 | ||
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「Tim Burton's The Nightmare Before Christmas: Oogie's Revenge」(以下「Nightmare」)は、'93年に上映されたティム・バートン監督によるストップモーションが素晴らしい劇場用アニメーション「ナイトメアビフォアクリスマス」のゲーム化。ティム・バートンが生み出した主人公のハロウィンタウンのかぼちゃの王「ジャック・スケリントン」をはじめ、本編に登場するキャラクタたちは世界中の人たちに愛されている。カプコンはBuena Vista Interactiveと本作を共同開発。人気キャラクタ達の映画のその後をゲームで描いているとのこと。
体験版をプレイしてみた印象としては、舞台俳優のように動くジャックのモーションやハロウィンタウンなど映画そのままに再現。ジャックのアクションは、ジャックの腕にくっついた緑色のムチのようなラバーソウルで攻撃するのだが、敵をつかんでぐるぐる回したりこの動きがとてもジャックらしいもの。サンタコスチュームやパンプキンキングも、ボタンひとつで変身、サンタは敵を驚かすサプライズプレゼント、パンプキンキングは炎を吹きだすといったように、こちらも映画の内容をしっかりゲーム性に取り入れてあった。音楽もこれがないと始まらない「This Is Halloween」ももちろん使われていた。
筆者も「ナイトメアビフォアクリスマス」はとても好きな映画のひとつだが、制作側が原作を大事にしている姿勢が画面から伝わってきたように思う。発売が楽しみな1本である。2004年秋、全世界で発売予定。
体験台が4台用意されていた「Nightmare」。ジャックの造形物がいい表情をしている | こちらはディズニーのブースにあった「Nightmare」のコーナー |
【スクリーンショット】 | ||
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■ 対戦格闘ゲームの人気を再認識。「波動拳」、「昇竜拳」は世界共通語だ
「STREETFIGHTER ANNIVERSARY COLLECTION」(PS2、XBOX)
「CAPCOM FIGHTING Jam」(PS2、XBOX)
ブースの一角に設置された「STII」対戦コーナー。スタンディングスタイルの対戦台が新鮮だ |
またこのE3で映像が発表された新作「CAPCOM FIGHTING Jam」(PS2、XBOX)も控えている。スクリーンショットを入手したので以下に掲載する。ご覧いただきたい。
【スクリーンショット】 | ||
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同作はクローズドスペースでの出展であったため、会期中は常時行列の状態。プレイアブルでの出展ではなかったが、同社スタッフが実際にコントローラでプレイしてのプレゼンテーションだった。
「DARKWATCH」はヴァンパイアホラーとウェスタンをブレンドしたシネマスティックFPS。上映されたムービーから察するに主人公はハーフヴァンパイアで、モンスターと敵対し撃ち殺す存在ながら、人間たちにも恐れられているようだ。ゲームをスタートすると、黒馬にまたがり西部のガンマンのようにモンスターを馬上から狙撃。襲撃を受けた街に入るとダイナマイトとリボルバーで敵を倒していく。主人公にはサーモセンサーのような敵を察知するVampire Visionを持ち、暗く敵を判別しにくい場所でも狙い定めることができる。2005年春北米にて発売。日本での発売は残念ながら未定だ。
「DARKWATCH」のクローズドスペース。場内は30人程度が座って見ることのできる広さだ | E3会場とホテルを結ぶシャトルバスには「DARKWATCH」ペイントのバスも。宣伝にはかなり力を入れているようで、「DARKWATCH」のタイトルはよく目についた |
【スクリーンショット】 | ||
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「KOF:MAXIMUM IMPACT」は計6台の体験版を設置。選択できるキャラクタは約半分程度。プレイした感触は、3Dになったとはいえ基本的な操作は2Dと変わらないようで、同じ感覚で楽しめた。新キャラももちろん追加されており、さらにKOF世界が広がった本作。プラットフォームはPS2で、2004年9月北米にて発売とのこと。
【スクリーンショット】 | ||
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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/japanese/
□SNKプレイモアのホームページ
http://www.snkplaymore.co.jp/
□関連情報
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm
(2004年5月16日)
[Reported by 山内智和]
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