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E3 2004 セガブースレポート
「Spikeout Battle Street」、「どろろ」他、気になるタイトルを紹介

5月12日~14日(現地時間) 開催

会場:Los Angeles Convention Center

 今年のセガブースは例年とは違い、SOUTH HALLとWEST HALLを結ぶCONCOUESE HALLに出展。「ESPN NBA 2005」や「ESPN NFL 2005」などのスポーツゲーム他、海外向けタイトルを中心に20作品以上を披露した。本稿では日本のファンが気になるコンシューマタイトルを中心にレポートしていこう。



■ Xbox「Spikeout Battle Street」

プレイする人の大部分ではWHITEを選択する人が多かった。海外では人気キャラクタなのだろうか?
 '98年のアーケード稼動以来、今も根強い人気を誇る「SPIKEOUT」。2002年6月に行なわれた「Xbox Conference 2002 Summer」でXbox版タイトルとして発表後、これといった情報のなかった同作だったが、E3ではとうとうプレイアブル版を出展。もちろんXbox Live対応のソフトだ。

 この日、プレイアブル版で選択できたプレーヤーキャラクタは、SPIKE、WHITE、LINDA、TENSHINの4人。前作と同じキャラクタだがいずれも相応に年齢を重ねているようだ。ポップの中心にも描かれている本作の主人公、SPIKE Jr.は残念ながら使用できなかった。また、プレスリリースによれば製品版でのキャラクタ数は12体。タトゥーや洋服、ヘアスタイルなど新しいアイテムがダウンロード可能で自由にカスタマイズできるようだ。

 プレイアブル版の内容は、制限時間内に50体以上倒せるかというもの。ステージは海岸線の道路から駐車場、ビーチへと続く。本作の特徴である複数人での協力プレイは残念ながらできなかったが、登場する敵をどんどんぶっ飛ばして進む爽快感はそのまま。開発進捗度は30%とのことであったが、アクション面はそれなりに固まってきているような印象だ。

 北米では2004年冬にリリース。日本での発売日は未定。開発はアミューズメントビジョン。

【スクリーンショット】



■ PS2「Blood Will Tell(邦題:どろろ)」

同じ手塚治虫原作でも、中央に出展されていた「鉄腕アトム」とは世界観のまるで違う本作品。気付いていない方も多かったのではないだろうか
 「ソニック」や「鉄腕アトム」などのキャラクタゲームやスポーツゲームなどが多数を占めていたセガブースの中で、かなり異彩を放っていたのが海外名「Blood Will Tell」こと「どろろ」。本作はプレイアブル版での出展で、ゲームシステム的にはかなり遊べるバージョンだった。用意されていたゲーム内容は、百鬼丸コース、どろろコース、ボス戦コースの3種類。基本的な戦闘アクションは百鬼丸、侵入・調査などのアクションはどろろによって行なわれるようで、それぞれのアクションが試遊できた。ボス戦モードは、文字通り魔神との戦闘で、勝利すると原作と同じく、奪われた48種の体の一部が戻ってくるというもの。

 百鬼丸は剣による攻撃が気持ちいいブレイドアクションが楽しめる。もちろん両肘の仕込み刀も再現されており、両手もちの刀を使うか仕込み刀を使うかを戦闘に応じて切り替えることができた。用意されているスペシャルアタックも武器によって異なり、仕込み刀は回転系、両手刀は突進系のものが使用できた。また、ボタンの組み合わせで攻撃方法が変わったり、膝や肘には飛び道具も仕込まれていて、戦闘アクションの多様性が伺える内容だった。

 どろろは井戸から城内に忍び込む潜入アクションが用意されていた。剣山の罠をジャンプで超えていくようなシンプルなもの。戦闘については、百鬼丸使用時に後ろでこちょこちょ殴ったりしていたどろろだが、自分で使用してみると正直やはり心もとない感じ。それぞれにあった役割を楽しませてもらえるのだろう。

 ブースで上映されていたデモによれば、妖怪・魔神のクリーチャーデザインは雨宮慶太氏(「ゼイラム」他)、キャラクタデザインは沙村広明氏(「無限の住人」)とビッグネームが参加しているそうだ。

 日本発売は2004年秋。開発はセガワウ。

【スクリーンショット】


原作:(C)手塚プロダクション
(C)SEGA/SEGA WOW.,2003
Character Design:(C)RED



■ PS2「SEGA SuperStars for EyeToy」

 4月27日に発表されたばかりの「SEGA SuperStars for EyeToy」。セガ初のEyeToy商品だ。出展されていたプレイアブルバージョンは、「ソニック ザ ヘッジホッグ」と「ハウスオブザデッド」の2本を遊ぶことができた。

 「ソニック」はチューブ内を高速で走るソニックを手で操作してコインを集めるというもの。途中にある宝石をすべて集めると無敵になり、障害物も関係なく走ることができる。とにかく手を振ってソニックに走って欲しいところ指示するだけなのだが、これがなかなか楽しい。

 「ハウスオブザデッド」は、出てくるゾンビや烏を手で攻撃するといったもの。途中、女の子が何度か出てくるがこれを間違って攻撃してしまうと怒ってピシャリと平手を食らってしまうので注意だ。

 どちらも難易度は高くなく気軽に楽しめた。プレイしている人の顔もどことなく朗らかで笑みがこぼれてしまう。開発進捗度は20%としており、これからどんどん開発がすすむことだろう。日本での発売は今冬を予定。開発はソニックチーム。

【スクリーンショット】
画面上部の「ソニック」か「ハウスオブザデッド」のアイコンを手でごしごしさわるとゲーム開始だ 画面一杯にでてきたゾンビたちを両手で攻撃! かなりやりこんでいるご様子 チューブ内の手を振った場所をソニックが駆け抜ける



■ その他、Xbox「OutRun 2」、PS2/GC「バーチャファイターサイバージェネレーション ~ジャッジメントシックスの野望~」など盛りだくさんの新作タイトルが展示

 上記タイトル以外にも、目を引くタイトルがいくつかあったので簡単に紹介しよう。

 まずは日本向けのタイトルではないが、Xbox用のビッグタイトル「OutRun 2」は注目だ。アーケードからの移植作品だが、リアルシミュレーター指向のものが多いなか、とても直感的に楽しめるレースゲームになっている。またドライブゲームと称するだけあって背景の映像は驚くほど綺麗。本作の詳しい紹介は、Xboxブースのサードパーティソフトレポートでお届けしている。

 日本でも7月末に発売予定のPS2/GC用「Virtua Quest(邦題:バーチャファイターサイバージェンレーション ~ジャッジメントシックスの野望~)」。プレイアブル版ではストーリーモードとバトルモードが用意。ストーリーモードではバーチャソウルを獲得、「バーチャファイター」のアキラから猛虎硬爬山の伝授を受けるまで遊ぶことができた。本作の詳しいインプレッションはこちらの記事を参考にしていただきたい。

 最後にPS2用ソフト「Altered Beast(仮称)」について。'89年の横スクロールアクション「獣王記」の続編で、去年のE3で発表されたタイトルだが、今年も新しい映像をもって展示された。新作のスクリーンショットをお届けしよう。開発はセガワウ。日本での発売時期は未定。

【OutRun 2】
シフトロックのドリフトが心地よい。是非日本でも発売していただきたいものだ

Original Game (C)SEGA-AM2/SEGA,2003



【Virtua Quest】

(c)SEGA ,2004



【Altered Beast】


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「Spikeout Battle Street」のページ
http://www.amusementvision.com/products/spikeout-bs/
□「どろろ」のページ
http://www.segawow.com/dororo/
□「OutRun 2」のページ
http://www.sega-am2.co.jp/outrun2/
□「バーチャファイターサイバージェンレーション ~ジャッジメントシックスの野望~」のページ
http://www.sega-am2.co.jp/vfcg/
□関連情報
【5月14日】Microsoftブース Xboxレポート その2
「OutRun 2」や「Kameo」など気になるタイトルをチェック
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040514/xbox.htm
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm
【4月28日】PS2/GCファーストインプレッション
「バーチャファイター サイバージェネレーション ~ジャッジメントシックスの野望~」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040428/vfcg.htm

(2004年5月14日)

[Reported by 山内智和]

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