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コナミE3プレスカンファレンス レポート その3
「続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~」、「NEO CONTRA」、「SILENT HILL4 -THE ROOM-」

5月11日(現地時間) 開催

会場:Mark Taper Auditorium

 コナミE3プレスカンファレンスの最後となる作品レポートは、「続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~」、「SILENT HILL4 -THE ROOM-」、「NEO CONTRA」についてお送りしよう。



■ GBA「boktai 2 Solar Boy Django(邦題:続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~)」

コナミコンピュータエンタテインメントジャパン副社長、小島秀夫監督
 「続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~(以下、「ゾクタイ」)」は、ゲームに太陽の光を必要とする屋外プレイ推奨のRPG「ボクらの太陽」の続編にあたるゲーム。前作に引き続きプロデュースを担当する小島秀夫監督が、「ゾクタイ」について以下のように語った。

 「ゾクタイ」は前作同様、ゲームソフトにソーラーセンサーが内蔵されるなど、ゲームの大まかなシステムに変更はない。本作の特徴としては、主人公キャラクタの武器が太陽光を集める必要があった太陽銃のほかに、太陽光を必要としない剣(ソード、スピア、ハンマータイプ)が追加されている。

 「これで昼でも夜でも北欧でもできる(笑)」と小島監督。前作の発表時に「(日中が短い)北欧の人はどうなるの?」という質問があった経緯からだろうが、場内のプレスからも笑いの声があがっていた。ただ、剣を鍛えるためには太陽光が必要とのこと。やっぱり太陽の光は大事らしい。

 「ゾクタイ」はRPG要素を強化しているという。前作にも登場したSan Miguelを舞台に様々な人々と出会い、協力し、敵を倒してストーリーを進めていく。また、今回は魔法も追加され、プレイの幅も大きく広がっているようだ。

 キャラクタは太陽少年ジャンゴ、ヒマワリ娘ザジー、ライバルのダークボーイ・サバタ等が登場。前作にも登場したダークボーイは非常に重要なキャラクタとのことだった。

 日本での発売は2004年夏。E3では残念ながら映像のみの出展だった。

プレゼンテーション画像。この日小島監督は「ゾクタイ」に続き「MGS3」と精力的にプレゼンを行なった

【スクリーンショット】


(C)2003 Konami Computer Entertainment Japan



■ PS2「NEO CONTRA」

コナミコンピュータエンタテインメント東京の中里伸也氏
 「NEO CONTRA」は、'87年にアーケードで登場して以来続くバイオレンスSFシューティング「魂斗羅(コントラ)」シリーズ最新作。オールドゲーマーならこのタイトルに反応してしまう人も多いだろう。プレゼンテーションにあたったのは、中里伸也プロデューサー。

 制作はすでにラストスパート、現在はバランス調整に力を入れているという。ボリュームも前作とは比べ物にならないほどだとか。また、本作には2人の著名なゲストクリエイターが参加している。1人はアメコミ界の巨匠、「X-MEN」や「バットマン」などを手がけるジム・リー氏。氏に「NEO CONTRA」のメインビジュアルを手がけていただいているそうだ。残念ながらE3には間に合わなかったそうだが、これはとても楽しみなニュース。

 もう1人は「THE ビッグオー」などを手がけた気鋭のアニメーション作家、片山一義氏。派手なアクション、普通でない人間の動きを得意とする方で、「NEO CONTRA」の映像を手がけたそうだ。こちらにその映像の一部を掲載する。

 「NEO CONTRA」は2004年冬、北米にて発売予定。日本での発売は、残念ながら現在のところ未定。本作はコナミブースにてプレイアブル出展されているので後ほどファーストインプレッションを報告するが、触ってすぐ楽しいと感じる出来。ぜひとも発売して欲しいものだ。

主人公キャラはいかついアメリカンとちょんまげの日本武士のふたり。画像はE3コナミブーススクリーンより

【スクリーンショット】


(C)1986 2004 KONAMI & Konami Computer Entertainment Tokyo.



■ PS2「SILENT HILL4 -THE ROOM-」

コナミコンピュータエンタテインメント東京の山岡晃氏
 今回の「SILENT HILL」は閉ざされた部屋がテーマ。ある日、自室に閉じ込められ外界と遮断される主人公。バスルームにあいた大きな穴から脱出を試みるが、その先には呪われた異世界が待ち受けている……。

 自分の部屋と異世界というふたつのステージのうち、自分の部屋は主観視点による操作になっている。これはあたかも自分の部屋でプレイしているという臨場感をだしたかったためだという。

 リアルタイムで装備が変更できるなど戦闘システムの変更や、一緒に戦闘するパートナーの存在、モンスターの追加など、より緊張感を増す戦闘の仕様になっている。具体的には、追われる恐怖、敵から逃げる恐怖を演出しているそうだ。

 この日上映されたトレーラーは、幾種ものモンスターたちが蠢く気味の悪い内容だった。E3の会場でも流れるこの映像はショートバージョンで、これとは別に10分程度のロングバージョンがあるそうだ。どちらも14日には公式サイトにて掲載されるので、是非ご覧いただきたい。

 日本での発売日は6月17日の予定。

【スクリーンショット】


(C) 1999 2004 Konami Computer Entertainment Tokyo

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~」のページ
http://www.konamijpn.com/products/zoktai/japanese/index.html
□「SILENT HILL4 -THE ROOM-」のページ
http://www.sh2004.com/
□関連情報
【5月12日】コナミE3プレスカンファレンス レポート その2
「METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040512/mgs.htm
【5月12日】Konami E3 Press Conference レポートその1
PS2「ENTHUSIA PROFESSIONAL RACING」、「RUMBLE ROSES」ほか多数のタイトルをプレゼン
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040512/kona1.htm
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm
【2月13日】コナミ、PS2「Silent Hill4 -THE ROOM-」
公式サイトを開設。プロモーションムービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040213/sh4.htm

(2004年5月13日)

[Reported by 山内智和]

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