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「ビジネスシヨウTOKYO2004」開幕 |
会場:東京ビッグサイト
ボーダフォンブースの一角にはGAMEコーナーが設置されていて、最新のゲームがプレイできることをアピールしている |
基本的にビジネス関連ということで、ゲームに関連する出展は皆無に等しい。今回の展示会でのゲーム関連で注目すべき展示は、ボーダフォンブースで出展されていた各種ゲームコンテンツだけと言っていいだろう。
ただ、この夏のモデルとして紹介された携帯端末「V602SH」は3Dゲームを高速に動かすパワー溢れるマシンで、さらに付属のコードで携帯電話とテレビを接続すると、携帯のゲーム画像をテレビに出力することができる。外出先では携帯電話の画面でプレイし、帰宅すればテレビの大画面でゲームを楽しめるということで、ついにコンシューマゲーム機の領域にまで進出しようという意欲作だと言える。
会場では画像を実際にテレビに出力してみせた。さすがに画像は荒い。従来機のV601SHでも画像出力は可能だと言うが、ゲームの処理速度が落ちるのだという。また、V601SHとV602SHでナムコの「リッジレーサー」を稼働させ比べるコーナーが設けられており、V601SHではフレーム落ちしているのだが、V602SHではアニメーションがなめらかに描かれており、かなりのパワーを感じさせる。
ゲーム機としてのパワーを強調するために、タイトーのアーケード筐体に画像を出力し、プレイするコーナーも用意されている。開幕初日の11日は、「電車でGO!」と「ぷよぷよ通」のプレイ画像を出力し、実際にプレイすることもできた。この筐体のすごいところは、ゲーム操作もアーケードのジョイスティックでプレイすることが可能なところ。携帯アプリだが、それ以外はアーケード気分でゲームを楽しむことができる。
また、会場ではこれからリリース予定のアプリも含め、錚々たるタイトルが一挙に発表されている。「ゼノサーガ」、「叢-MURAKUMO-」、「不思議のダンジョン 風来のシレン」、 「イースVI ナピシュテムの匣」 、「ぷよぷよフィーバー」、「機動戦士ガンダム3D めぐりあい宇宙編」などだ。これらのタイトルのイメージムービーなどが会場では上映されている。
「ゼノサーガ」は、「エピソードI」の100年前を描くオリジナルストーリー。コンシューマ版のストーリーと繋がりがあるため、このVアプリ版をプレイしていると、コンシューマ版をプレイしたときにより楽しめるような仕掛けが用意されているという。制作にモノリスソフトの高橋哲哉氏が関わっており、「ゼノサーガ エピソードII【善悪の彼岸】」に登場するキャラクタも登場するという。
公開されているゲーム画面は開発途中のもので、まだまだ完成の域に達していないとしており、変更される場合もあるというが、戦闘シーンなどではキャラクタのカットインアニメーションなども描かれ、かなりの迫力だった。リリース予定はこの夏を予定している。
(2004年5月11日)
[Reported by 船津稔]
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