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CRI・ミドルウェア、複数のゲームプラットフォームにおける |
価格:未定
株式会社CRI・ミドルウェアは、各プラットフォームのゲーム機で音場を確認しながらサウンドの制作が可能なサウンドオーサリングシステム「CRI Sound Factory」をリリースした。価格は未定。
CRI・ミドルウェアはゲームを開発する上での効率化、質的向上を図るためのミドルウェアツールを制作してきた。同社はこれまで、多くのゲームで使用されてきたマルチストリームサウンドシステム「CRI ADX」、高画質動画システム「CRI Sofdec」、仮想ディスクファイルシステム「CRI ROFS」、口パターンデータ作成システム「CRI Clipper」をリリースしてきたが、「CRI Sound Factory」は制作に直結したツールとなる。
「CRI Sound Factory」はプレイステーション 2、ニンテンドーゲームキューブ、Xboxといった家庭用ゲーム機を始め、アーケードゲームなど多岐にわたるプラットフォームに対応しており、他プラットフォームへの移植、マルチプラットフォームでの開発などに向いているという。
同ソフトの特徴のひとつに、リバーブやディレイ、ポジショニングといった音場設計時に、各プラットフォームの実機を使い、サウンドチェックを行ないながら制作を行なうことができる点にある。これまでプログラマとともに制作を行なってきたケースが多かったが、「CRI Sound Factory」を使うことでサウンドデザイナーだけで制作を行なうことができるようになるとしている。
また、車のエンジン音や歓声などの、ゲームの展開によってサウンドの音場などに変化が生じるInteractive Controlled Soundの制作に向いているとされ、ドルビーデジタルやドルビープロロジックIIにも対応している。このほかにもMIDIファイルの再生、「CRI ADX」との連携、など各種機能に対応している。
「Sound Factory」のワークフロー。ゲーム機でどのように音が再生されているかプレビューすることで効率的に作業を行なうことができる | ICS機能のスクリーンショット |
(2004年4月20日)
[Reported by 船津稔]
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