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サミー、MMORPG「ストラガーデン」5月28日にパッケージを発売
発表会でゲーム概要を説明

4月15日 スローズドβテスト開始

【パッケージ版】
5月28日 発売

価格:7,140円

 サミー株式会社、株式会社フロム・ネットワークス、株式会社ドワンゴの3社は都内で記者会見を開き、開発中のMMORPG「ストラガーデン」の今後のスケジュールやパッケージ販売における価格などを明らかにした。

 「ストラガーデン」は、フロム・ネットワークスが企画・プロデュースを行ない、開発をドワンゴが担当、日本とアジアにおけるパブリッシャー業務をサミーが行なうMMORPG。3Dで描かれたグラフィックスを活かした演出や、可愛らしいキャラクタ、ゲーム性に重きを置いたシステムなどが特徴。挨拶したサミーのAM営業本部営業推進部・次長の服部浩二氏は「サミーとして初めてのMMORPGということもあり、特にサーバー周りの開発に時間がかかり、ここまでかかってしまった。3社の共通の目標として、2年間の間に国内外 (海外はアジア) で200万人の獲得を目指す」としている。

 開発は最終段階に入っており、4月15日 (時間は未公開) からβテストが開始され、1万人以上でのテスターによる高負荷な条件下でのβテストを経てサービスの開始となる。クライアントはパッケージ販売でのみ提供され、発売日は5月28日で、価格は7,140円。サービス利用料は30日間1,050円、60日間2,000円、90日間2,800円で、自動継続料金は月額950円となる (すべて税込み) 。支払方法はクレジットカード、もしくはWebMoneyだが、自動継続料金の支払いはクレジット決済のみとなる。

 なお、パッケージの初回生産分は「友達と一緒に始めよう! パック」と題して、製品版CD-ROM、購入者の30日間無料利用権のほか、プレゼント用CD-ROM、プレゼント用10日間無料利用権も同梱される。

 フロム・ネットワークスで同作品のプロデューサーを務める高橋宏典氏は「3Dキャラクタの魅力にこだわった。衣装やや武器などキャラクタに色々と付けると、キャラクタの姿に反映される。キャラクタをカスタマイズする楽しさを着せかえ感覚で味わえる」と魅力を語った。プレゼンテーションでは“くまのかぶり物”や“セーラー服”といった衣装や、ハリセンといった武器も披露された。これらのお笑い系のアイテムの威力に関しては「疑問はある (高橋氏)」だが、他のユーザーに“魅せる”要素も大切にしたMMOだとも言える。コミュニケーションを楽しむといった点では重要な側面だろう。

 3Dという点ではこのほかにもアクションのモーションにこだわったという。チャットの設定で、“言葉”にモーションを割り当てることができる。“ヤッター”という言葉に“バンザイ”のアクションを割り当てれば、チャット欄で「ヤッター」と打ち込めば、それに同期する形でキャラクタもバンザイをするという機能も搭載されている。こちらも多彩なコミュニケーションの一助となるだろう。

 ゲームを始めると5人までのパーティを組むことができる。リーダーには星印が頭の上に浮かび、リーダーに引きつられる形で自動的にゾロゾロと移動。メンバーはチャットなどを楽しみながら移動することになる。ゲーム内は72分を1日として時間の経過や天候の変化がリアルタイムにグラフィックに反映される。

 雰囲気の違う都市が用意されており、もちろんこれらの都市もすべて3Dで描かれる。イベントで披露されたある都市は工業が進化している都市で、街の雰囲気も少し灰色っぽいイメージで描かれていた。建物の中は広めに描かれているという。これはコミュニケーションを促進するためで、椅子などに座ってチャットすることも可能だという。

ゲームの概要説明を行なったフロム・ネットワークスの高橋宏典氏。「3Dモーションにこだわった」と語る 大阪の「ストラガーデン」開発セクション。明日からβサービス開始ということでさすがに開発室に籠もりっきりだと言う “魅せる”というか、見せびらかしたくなるコスチュームなどが多数予定されている。くまさんのかぶり物にセーラー服
先日、弊誌でも紹介したが、スキルツリーシステムとなっていて、スキルを集めそれぞれが好きなようにスキルを選択し、育てることができる 身につけたスキルはすべて使えるわけではなく、デッキを組んで冒険に出発することになる。敵との相性や、武器との相性も考える必要がある これがスキルツリー。ユーザーによって育て方が変わってくることになる
パーティ同士の戦闘 (いわゆるPvP) 。戦う場所はデュエル専門のステージ。公開されたステージは通常のモンスターとの戦いのステージより広く感じられた パッケージ版の発売日は5月28日で、価格は7,140円。利用料金は30日間1,050円、60日間2,000円、90日間2,800円。初回生産分は友達も開始できるように“プレゼント用CD-ROM”が同梱される


 すでの弊誌ではお伝えしたが、戦闘についてもゲームらしい各種システムが用意されている。ひとつは膨大な数のスキルを集めることで、収集したスキルによってキャラクタの成長が変わってくる。これは個性的なキャラクタを育てるためで、収集するスキルの選択によって、各ユーザーが育てるキャラクタが違ってるわけだ。

 さらにこの獲得したスキルをいつでも使えるわけではない。と言うのは、持ち歩くスキルは限られており、カードゲームのようにスキルのデッキを組み、そのデッキ内で戦闘することになる。例えば探険する地方によって違うモンスターが登場するが、登場するモンスターに合わせたスキルを選択することが必要なほか、スキルと武器の相性、装備品によるスキル効果のアップなどなど、デッキの編集には工夫が必要となる。

 バトルはエンカウント制で、フィールドを歩いているとコンシューマゲームによくあるようにモンスターに遭遇することになる。戦闘に突入すると戦闘フィールドになり、セミリアルタイムでターン制シミュレーションタイプの戦略性の高いバトルとなる。もちろん、戦闘フィールド内は高低差のパラメータも設定されており、高いところから攻撃した方が威力が高いとか、後ろから攻撃されると大きなダメージを受けるといった要素もある。

 モンスターとの戦闘だけではなく、資源などの戦闘拠点を争うパーティ同士のPvPの用意されている。これは「一方的に戦闘を仕掛けられ、ゲームが殺伐とした雰囲気になるのがイヤなので、スポーツ的に“戦いますか?”という提案に“はい”と答えることで戦闘がスタートする (高橋氏) 」という。デュエル専用のステージが用意され、チャットで戦略を練りながら戦うことになる。

 ギルドについてはサービス開始当初から実装されることになるが、人数などについてはβテストの内容によって変動があるとしている。ギルドを設立するためにはなんらかの条件があり、「ユーザーにはがんばって何かしてもらう必要がある (高橋氏) 」ということで、ゲームをスタートさせ、すぐに誰もが参加できるものではないようだ。

(C) 2004 FromNetworks,Inc. (C) 2004 DWANGO Co., Ltd.
Published and Distributed in Japan by Sammy.

□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□「ストラガーデン」のホームページ
http://www.strugarden.jp/
□関連情報
【3月1日】サミー、MMORPG「ストラガーデン」のクローズドβテストを3月より開始
戦いと癒しのファンタジーMMORPG
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040301/sammy.htm
【3月25日】サミー、「ストラガーデン」のβテストを4月中旬より開始
キャラメイクシーンや可愛いアクションなど最新画面を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040325/sammy.htm
【4月2日】サミー、MMORPG「ストラガーデン」のバトルシステムを公開
エンカウント方式による個性的なデッキバトル
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040402/sammy.htm
【4月8日】「ストラガーデン」のβアカウントを1,200人にプレゼント
サイドジョブなどジョブシステムの詳細を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040408/sammy.htm

(2004年4月14日)

[Reported by 船津稔]


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