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アルゼ、今夏稼動予定の新作内見会を開催
「ぷらっとネット」対応「バトルマリン アーケード」など

4月6日 開催

 アルゼ株式会社は、今夏に稼動を予定しているアミューズメントマシンの内見会を開催した。

 これまでアルゼといえば「パチスロメーカー」のイメージが強かったが、同社はここ数年来ビデオゲームの分野にも力を入れてきており、今回の内見会では「スーパーリアル麻雀」シリーズ最新作や、ネットワークサービス「ぷらっとネット」対応ゲーム2タイトルなどがプレイアブル出展された。

 「ぷらっとネット」は、2003年9月の第41回アミューズメントマシンショーで公開されたアミューズメント施設向けのネットワークサービス。戦績などの個人データが記録できるほか、全国のプレーヤーとオンライン対戦が可能。ユーザーの個人認証にはICカードを使用し、1枚で「ぷらっとネット」の全タイトルに対応する。

 アミューズメント施設向けのネットワークサービスで先行する他社との違いは、ネットワークインフラに「Bフレッツ」を採用している点。対応タイトル第1弾「雀凰道(じゃんおうどう)」、第2弾「バトルマリン アーケード」ともに高速回線が必要とされるタイプのゲームではないが、これは将来的な展開を踏まえたうえでの選択と推測される。

 同じネットワークサービスでも、コナミ、セガ、タイトーはタイトルごとに記録媒体が必要だが、後発のサミー、アルゼは1枚のICカードで全タイトルに対応するなど、利便性などで違いを打ち出してきている。ただし、肝心のコンテンツについては、タイトーを除く4社すべてが麻雀をラインナップするなど、正直“独創的”なタイトルに乏しいのが現状だ。

 対応タイトルが増えれば順次改善されるはずだが、そうなれば「ネット対応やオンライン対戦が当たり前」という状況になり、否が応でもコンテンツ勝負になる。店舗内で「ネット」、「オンライン」といったキーワードだけではユーザーの視線が集められなくなったとき、ネットワークインフラにBフレッツを採用した「ぷらっとネット」が、どのようなコンテンツを打ち出してくるのか。今後の展開に注目していきたい。


■ バトルマリン アーケード(ぷらっとネット対応)

 PC用ネットワーク対戦ゲーム「バトルマリン」をベースにした作品。水中を舞台に、潜水艦で魚雷を撃ちあう。ゲームモードは、アーケード版オリジナルの「ストーリーモード(ひとり用)」と、店舗内のサテライト同士で戦う「バトルネットモード(最大8人)」のふたつが用意されている。潜水艦と魚雷はレバー、ダイヤル、ボタンで行なうが、ターン終了などのボタンやメニュー類はタッチパネル方式の画面に直接触れて操作する。

 システムは制限時間付きのターン制で、自分の順番になったら潜水艦を動かし魚雷を発射して敵を攻撃する。潜水艦の移動は8方向レバー、魚雷の軌道は3つのダイヤル型コントローラーで制御する。水中にはさまざまな障害物が存在するため、当たらないようにダイヤルで魚雷の軌道を調節し、発射ボタンを押す。ボタンを押し続けた時間により、魚雷の航続距離が変化する。

 ストーリーモードでは、キャラクタと潜水艦をそれぞれ選択。潜水艦は16種類が登場する。ネットワーク対戦モードでは、対戦を行なうルームを作成して、個人戦、団体戦、参加人数、ハンデの有無などを設定。メンバーが足りず奇数の場合は、自動的に個人戦が始まる。両モードとも、ショップでアイテムが購入可能。4つまで所持でき、いらないアイテムは売ることもできる。

 いきなり対戦するのもいいが、初めてプレイする人は、まずは基本中の基本である「魚雷の軌道」、「航続距離」、「海流」などのコツを掴むまで、ストーリーモードをプレイしたほうが無難。アーケード版オリジナルモードだけに、PC版「バトルマリン」の上級者も、まずはこちらからプレイしてみてはいかがだろうか。

3つのダイヤル型コントローラーが人目を引く。店舗間対戦には非対応。将来的な対応に期待したい


(C)DREAMMEDIA・SUCCESS・GAMESPACE24・ARUZE 2003.


■ 雀凰道(ぷらっとネット対応)

 タッチパネルを採用した、オンライン対戦が可能な4人打ち麻雀ゲーム。店舗間対戦、店内対戦、CPUとの対戦が可能。CPU対戦は、通常の対局を行なう「修行の間」と、特定の条件をクリアするとさまざまな特典が受けられる「試練の間」のふたつが用意されている。

 ルールは東風戦で、終了時に規定点数を超えないか、あるいは対局途中でライフがゼロになったらゲームオーバー(またはコンティニュー)。終了時に規定点数を超えていれば継続プレイが可能。

 本作には、実在の麻雀プロ30名がCPUプレーヤーとして登場。プロの個性的な打ち筋が再現されており、単なるCPU戦とは異なる臨場感と緊迫感が味わえるとしている。

(C)2004 ARUZE CORP. All Rights Reserved.


■ 新スーパーリアル麻雀シリーズ Hi★Paiパラダイス2 温泉に行こうよ!

 「学園ラブコメ麻雀」の第2弾。主人公が所属する月浪学園・麻雀部に、新人「桐山理子」と「難波留々」のふたりが入部。冬季合宿で混浴温泉に行くことが決まり、旅先で親睦を深めるのがゲームの目的。

 ストーリーモードでは、開始時に仲良くなりたい女の子をひとり選択。前述のストーリーに沿ってゲームが展開し、対局時に「満貫以上でアガれ」、「ポンしろ」といったミッションが与えられる。この条件を高得点でクリアするほど、そのキャラクタとの好感度がアップする。

 勝ち抜きモードは、登場する女の子とそれぞれふたり打ちで対局する。ストーリーモード、勝ち抜きモードともに、持ち点がゼロになった時点でゲームオーバー。イベントグラフィックはもとより、リーチ、アガリ、振込み時に見せるアクションが実にキャッチー。ファンならば絶対に見逃せない作品といえる。

先生、ボクもです……って、それはさておき。ストーリー分岐もあるのでファンはガンガンやるべし


(C)2004 ARUZE CORP. All Rights Reserved. (C)SETA CORPORATION.


【シャッフルブロス バカラ】【セットライン】【トウキョウローズ】
バカラがプレイできるメダルマシン。タッチパネルで直接エリアにチップを置いてプレイする。本物のディーラーの動きをモーションキャプチャーで収録して再現しているほか、画面奥の人物もそれらしく動くなど、細かいところにもぬかりがない。ブラックジャック、ポーカーなどのシリーズ作品もリリース予定。 山札から6角形のパネルを引いてボードに置いていくメダルゲーム。パネルには3本のラインが描かれており、同じ色のラインがボードの両端につながるとラインが完成して得点が加算され、それに応じてメダルが獲得できる。各ステージ終了後は、ボード周辺に裏返されたタイルが選べるエクストラチャンスに挑戦できる 5リール9ラインで構成されたアップライト筺体のビデオスロットゲーム。ボーナス絵柄以外の配当は、左端のリールから連続して絵柄が並んだときに成立。「ROSE FLOWER」シンボルが3つ以上停止するとフリーゲームに突入する。オリエンタルなデザインが印象的

【クール104ジョーカー】【ビンゴクルーズ パラダイスリゾート Ver1.5】
ツインモニターを採用したメダルマシン。同じ数字かスーツを並べて重ねていく。トランプ1セット分をすべて重ねることができれば1stステージクリアとなり、2ndステージに移行。2ndステージは配当が大きくなる。MAX WINは100,000枚 大型の帆船でおなじみのビンゴ+ポーカーゲーム機がバージョンアップ。最大の変更点は、1枚からBETできるようになったこと。エントリー後は、これまでどおりスクラッチカードの購入も可能。フリースポットの増加、ひとりでもパラダイスゲームが発生するなど、随所に改良が施されている



【スリムストリート】
奥行き45cm、占有面積0.3m2のコンパクトな筺体。上写真右はアップライトバージョン

【D+D VIDEO DISC・専用ベンダー】
48時間でデータが消滅するDVDメディア「D+D VIDEO DISC」の専用ベンダー。10種類×20枚が販売できる。「D+D VIDEO DISC」は、米FlexplayTechnologyと米GE Plasticsの特許技術を利用したもの。真空パックからDVDを取り出して視聴する。開封しなければ1年間保存が可能。視聴できなくなった後は不燃物として捨てるか、郵送回収してリサイクル。安価に提供でき、通常のビデオレンタルと異なり返却不要などのメリットがあるというが、返却さえ面倒に思う利用者が、はたして郵送するのだろうか……


(C)2004 ARUZE CORP. All Rights Reserved.

□アルゼのホームページ
http://www.aruze.com/
□関連情報
【3月12日】アルゼ、iモード/EZweb「スーパーリアル麻雀」に「P4」キャラクタが3月12日から登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040312/aruze.htm

(2004年4月6日)

[Reported by 豊臣和孝]


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