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タカラ、東京・COREDO日本橋に直営ショップ「GARAGE」オープン
30歳台をターゲットにしたライフエンタテインメントショップ

3月30日 オープン

場所:東京・COREDO日本橋 1-2階 (中央区日本橋1丁目4番1号)

店内1階には健康にいいとされる100%フレッシュジュースが販売され、店内のカフェで楽しむことができる。フレッシュジュース以外にもコーヒー、手作りサンドイッチ、GARAGE弁当などが用意されている
 株式会社タカラは直営店「GARAGE」を東京・COREDO日本橋に出店した。日本橋一丁目ビルディングのB1~4階までを使ったCOREDO日本橋は3月30日にオープンする商業施設で、日本橋地区の再開発の中心となる施設。29日に報道、関係者に先行公開された。「GARAGE」は、このCOREDO日本橋の1階~2階の一部を使用した雑貨を中心としたショップ。

 「GARAGE」はタカラの直営店ではあるが、タカラの根幹をなすおもちゃの販売面積は少なく、タカラの企業としての方向性を示すアンテナショップ的な色合いが濃い。このため販売されている商品ラインナップは実に多彩で、チョロQモータースの電気自動車「Q-CAR」がズラリと並ぶほか、200万円以上するテムザック制作のロボット「BANRYU (番竜)」から海で遊ぶための雑貨やキャンプ用品、そして“男の手料理”をコンセプトとしたキッチン用品のコーナーまである。

 こういった意味ではお店のイメージは“東急ハンズ”や“ソニープラザ”に近く、ホビーエンタテインメントに興味にある人ならそれこそ1日中いても飽きないラインナップとなっている。

 記者会見で挨拶したタカラの佐藤慶太代表取締役社長は「30歳台の遊び心を刺激するお店にしたい」とコメント。出店した経緯としては「ライフエンタテインメント企業を標榜し、各種商品を開発してきたが、周りはもとより社内からもその“点”と“点”が繋がっていないとの指摘があった。このため、これらを結び線とするために『GARAGE』の出店を決めた」と説明。「GARAGE」オープンにあたって「『GARAGE』に点を付けると何点くらいかと問われれば、厳しいかもしれないが30点くらい。でも店は進化していくもの。今後も成長を続けたい」と意気込みを語った。

 同店の設計を行なったプロデューサーの竹内オサム氏は「『GARAGE』の名前の由来は“本当の自分に帰られる場所”という意味合いでこの点にはこだわりを持っている」と語った。見所としては、家電製品を中心にオーディオ製品、傘などの雑貨までスタイリッシュなデザインでまとめたコンセプトシリーズ「±0 (プラスマイナスゼロ)」、同社が近々発売を予定している「WE LOVE GUITAR」なども置かれている楽器コーナー“Dad's Nest”。そして、前述のロボットをはじめ知的好奇心を刺激するホビー製品が並ぶ“Silent Times”コーナーなどなど。

 店長の梶田政彦氏は「社長からは30点と厳しい点をもらったが、これを120点にするのが私の仕事。他企業の商品も扱っているので、皆さんの力を借りて成長していきたい」とコメントした。

 COREDO日本橋はファッション関係が中心の店舗が多く、3階にオープンしたソニープラザ最大の店舗となる「SERENDIPITY」もターゲットはOLを中心とした女性客で、ちょっとハイソサエティな商品がメインとなっている。ところが「GARAGE」は、30歳台の男性をメインターゲットとしているところが面白い。最初に書いたとおり、見ているだけでも飽きない多彩なラインナップで、“楽しみたい”という気持ちさえあるのならば、それだけでも行ってみる価値はあると思う。

挨拶する佐藤慶太タカラ代表取締役社長。「まだ店の完成度は30点」と手厳しいが、「店は成長していくもの」とライフエンタテインメントショップとして不退転で望むつもりだ 「GARAGE」をプロデュースしたの竹内オサム氏。「おすすめは……」と説明しはじめると止まらなくなるほど自信たっぷり 「GARAGE」店長の梶田政彦氏。「30点の店を120点にするのが私の仕事」と決意を語った
2階中央部分にある“Silent Times”コーナー。井深大氏も熱中したと言われる組立型のおもちゃ「MECCANO」、学習研究社の「大人の科学」シリーズ、地球儀など知識欲を刺激するアイテムが並ぶ テムザックの開発した200万円以上するコミュニケーションロボット「BANRYU (番竜)」がたくさん!! カラーリング違いで5台が設置されていた。携帯電話で操縦するといったデモンストレーションも行なわれ、子供の人気も高かった
棚には30歳~40歳台の男性には特に魅力的なおもちゃがズラリ勢揃い かなり高価だが、宇宙開発に関する注目のアイテムなどが並び、見ているだけでもワクワクさせてくれる メディアテーブル。テーブル中央はタッチディスプレイになっている。ソフトウェア込みで100万円以上する。「お気軽に店員にお声をおかけ下さい」と書かれており、ここ「GARAGE」を通して購入することも可能だという
タカラが5月の発売を予定している「WE LOVE GUITAR」やヤマハのサイレントギターから、本物のエレキギターまで置かれている“Dad's Nest”コーナー アウトドア用品やペーパーグライダー (紙飛行機) などが置かれている“Field Life”コーナー。もちろんテントなど本格的なものも扱っている。また、ディスプレイもイメージ豊かに工夫されている
現代のおもちゃなどを中心に置かれた「My Favorite」コーナー。ボードゲーム「人生ゲーム」のほか、小型飛行機ラジコン「AIR HOGS」などを販売。さらには映画関係グッズも置かれ、スター・ウォーズのライトセイバー (高級感漂う3万円くらいするもの) も販売されている
1階にはチョロQモータースの電気自動車「Q-CAR」が展示されているほか、電動ハイブリッド自転車「B PLUS」も置かれ、こちらは試乗することができる。なお、英国のCATERHAM Carsとコラボレーション企画でQ-CARの新車種「Q-CAR7」も30日から先行予約を同点で開始する。ちなみに今年25周年となるチョロQのコーナーもあり、こちらは子供に大人気
タカラの家電製品やオーディオ製品、雑貨を扱ったブランド「±0 (プラスマイナスゼロ)」のコーナー。白を基調としたスタイリッシュなコーナーとなっている フランスのデザイナー、グエナエル・ニコラ氏がミッキーマウスのシルエットをデザインした家具などを展示した「WITH-D」コーナー
海で遊ぶグッズが置かれているコーナー“Seaside Deck”。サーフボードも販売されている カバンを販売しているコーナーの片隅にもロボットのフィギュアなどが置かれていてホビー大好き人間の心をくすぐる 幼児を対象とした商品も潤沢に並ぶ


□タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/
□「GARAGE」のページ
http://www.takaratoys.co.jp/company/pdf/040329.pdf (PDF形式)
□「GARAGE」店舗案内のページ
http://www.takaratoys.co.jp/company/pdf/040329_2.pdf (PDF形式)
□「GARAGE」店舗紹介のページ
http://www.takaratoys.co.jp/company/pdf/040329_3.pdf (PDF形式)

(2004年3月29日)

[Reported by 船津稔]


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