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セガ、AC「ぷよぷよフィーバー」東京大会を開催 |
会場:秋葉原ギーゴ 6階
会場には「ぷよぷよフィーバー」が数多く置かれ、来場者達は熱心に腕を磨いていた |
会場となった秋葉原ギーゴ 6階には数多くの「ぷよぷよフィーバー」の筐体が持ち込まれ、「ぷよぷよ」一色に染まった。また、シリーズ1作目の「ぷよぷよ」から「ぷよぷよ通」、「ぷよぷよSUN」と3作品も同時に設置され、こちらにも多くのファンが殺到。それぞれ対戦などを楽しんでいた。
最初に行なわれた秋葉原ギーゴ予選でも見応えのある戦いが繰り広げられ、会場も徐々にヒートアップ。32人の参加者の使用キャラは「ユウちゃん」が最多の9人で、次が「アルル」の7名と続いた。ここでは“服部”選手が優勝。準優勝が“トトロ”選手、そして自力連鎖数が“11”と最も多かったgulooni選手が連鎖王として表彰され、決勝大会へとコマを進めた。
決勝大会では一転、12人中8名がアルルを使用することなった。大会は各予選で優勝した選手がシード扱いとなり、準優勝者と連鎖王がまずは第1回戦を戦う展開となった。各大会のトップ選手が集まっただけにクオリティの高い戦いが繰り広げられた。新宿スポーツランド中央口店大会で準優勝だった“神の一手”選手 (アルル) と池袋ギーゴ優勝者の“SANA”選手 (ラフィーナ) の戦いでは神の一手選手がちょっとしたミスから1回戦を落としてしまう展開。このままSANA選手が行くのかと思いきや、2連勝を飾り勝ち抜けた。また14歳という最年少参加者“///”選手 (アルル) はOGAぷよ選手に勝利したものの、準決勝で服部選手に破れてしまい、残念ながら決勝戦にコマを進めることはできなかった。
各選手とも9連鎖を10連鎖で返すといったハイレベルな戦いを繰り広げた。しかし、それだけでは勝つことができず、フィーバーモードから戻る瞬間におじゃまぷよを送り込んだり、我慢を重ねおじゃまぷよを送り込まれた瞬間に連鎖を発動させてフィーバーゲージをため反撃に転じるなど、システムを熟知した上で相手の行動を読みあっての戦いが面白かった。
決勝戦はアルルを使う神の一手選手と予選からさかな王子を使ってきた服部選手の戦いとなった。服部選手は決勝大会では負けなしという好成績。神の一手選手は「ここまできたらがんばります」とコメント。服部選手は「アルルには負けたくない」と受けて立つ構えをみせた。決勝戦では服部選手が待ちきれず先に連鎖を発動。これに神の一手選手がフィーバーモードに持ち込んで対抗したが、服部選手がこれをものともしない連鎖を叩き込み先取。神の一手選手が1ラウンド取り返し、タイとなった3ラウンド目。服部選手は全消しを行ない優位な展開もちこみ、これに対して神の一手選手は8連鎖で返していったものの、最後は服部選手の優勝となった。
服部選手は早い段階で連鎖を組み上げ、敵に連鎖を組ませない速攻をしかけていくスタイル。この後決勝戦での連鎖王はY・M選手、OGAぷよ選手のふたりが11連鎖で並んだため、連鎖王決定戦が行なわれ、ここえでゃY・M選手が決勝戦でも連鎖を組み続け、見事勝ち抜けた。
表彰式に登場した湯田プロデューサーは「みなさんキャラクタの特性を活かした対戦をしていて、我々としてもいろいろと勉強になった」とコメント。さらに「これから地方でも大会を行なって、最終的には全国大会を行ないたいので、また参加してください」と締めくくった。
(2004年3月22日)
[Reported by 船津稔]
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