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EA、サッカーゲームを変える新システム“オフ・ザ・ボール” |
価格:6,800円
エレクトロニック・アーツ株式会社は、プレイステーション 2用サッカーゲーム「FIFA トータルフットボール」を3月18日に発売する。価格は6,800円。プレイステーション 2専用マルチタップ、同ネットワークアダプター、プレイステーション BBUnitに対応している。
「FIFA」シリーズといえば、FIFA(国際サッカー連盟)の公認であり、世界各国のナショナルチームと登場する選手が全て実名であることで人気を博しているタイトル。これまでのシリーズは、海外で発売されたものをローカライズした作品であったが、本作は海外ではすでに発売されている「FIFA」シリーズ最新作「FIFAサッカー2004」をベースにしながらも数多くの変更点を加えた、日本オリジナルバージョンである。
日本オリジナルバージョンとして変更されたのは、AIの大幅な改良、既存のサッカーゲームと同様の操作方法、オンライン対戦。下位デビジョンを含む428の公式クラブチームと日本代表を含む38のナショナルチームを収録。中でも、もっとも大きな変更点は、“オフ・ザ・ボール コントロール”システムの搭載だろう。
“オフ・ザ・ボール コントロール”は、「オフ・ザ・ボール コマンド」と「オフ・ザ・ボール セットプレイ」という2つの要素から成り立っている。
「オフ・ザ・ボール コマンド」とは、ボールを持たない選手を自由に動かすというシステム。これは、左スティックでボールを持っている選手を動かし、右スティックでボールを持たない選手を動かすといったもの。こう聞くと、左右のスティックを同時に操作するのは複雑で難しいのでは? と考えてしまうところだろうが、あらかじめ右スティックの上下左右に選手の動きを設定で割り当てておき、タイミングを見て発動させるという簡単な操作で選手を動かせる。
左の画像が設定画面。画面中央にある上下左右が行動を割り振られている選手。この場合、右スティックを上方向に押し倒すと、12番と10番の選手が動きだすことになる。組み合わせは200種類以上も存在。これによってサッカーが本来持っている、自由なプレイがゲーム上でも再現できるということではないだろうか |
「オフ・ザ・ボール セットプレイ」は、右スティックではなく〇、△、□ボタンに割り振られている。このシステムによって、コーナーキックの緊迫感、そしてリアルな操作感覚を味わえる |
「フランチャイズモード」は、実在するクラブチームで数年のシーズンを戦い抜くチーム育成モード。スポンサー契約やTV放送権の譲渡なのどイベントが発生するほか、他チームからの選手獲得、年齢による選手の引退、選手の成長に合わせて「オフ・ザ・ボール コマンド」で使用できる戦術が増えるなど、やりごたえ十分のモードとなっている。
選手となってプレイするだけでなく、チームを運営していく手腕も問われる。選べるチームは400以上もある。また、チームはすべて実在するチーム名となっているところが、FIFA公認の本作のならではといえる |
【スクリーンショット】 | ||
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□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com//
□「FIFA トータルフットボール」の公式ページ
http://www.japan.ea.com/totalfootball/
□製品情報
http://www.japan.ea.com/easports/teaser.phtml?ProductCode=ESPD-7045
(2004年3月11日)
[Reported by 志賀康紀]
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