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コナミ、PS2「ポップンミュージック9」発売記念イベント |
会場:原宿アストロホール
コナミ株式会社は、プレイステーション 2用「ポップンミュージック9(以下、ポップン9)」発売を記念したユーザー向けのイベント「pop'n music FESTIVAL 2004 SPRING」を原宿アストロホールで開催した。
イベントは、前半の1時間はステージ上にてゲーム大会を開催、後半は人気アーティストSchool(すわひでお氏+古川“good-cool”竜也氏)がトーク&ライブを行なって、集まったファンを沸かせた。見渡すと半分以上が女性で、中でも中学生、高校生といった年齢層が目立っていた。中には11時からの整理券の配布に対して、5時半から並んで待っていた熱心なファンもいたようだ。
会場には、2月19日に発売された「ポップン9」と、3月4日に発売された「pop'n対戦ぱずるだまONLINE」のほか、プレイステーション用「ポップンミュージック」と「ポップンミュージック2」の試遊台も設置されていた。シリーズの途中から「ポップンミュージック」を始めたユーザーにとっては、初めて初代「ポップン」にも触れられるいい機会だったのではないだろうか。
■ 「ポップンミュージック9」ゲーム大会
13時30分より第1幕、PS2用「ポップン9」の「バトルモード」を使用したゲーム大会が行なわれた。司会進行役の女性と共に、「ビートロック/LAZY GIRL」でボーカルを担当するKMJ太郎氏が司会を担当し、対戦者の選出やバトルの実況解説を行なった。参加者の決定は、会場に入る際に渡された入場パスの裏に書かれている番号を司会者がランダムで選出するという方法で行なわれた。このため、いつ自分の番号が読み上げられるかわからないという状況に、対戦者だけでなく会場の方も緊張感がみなぎり、ヒートアップしてきた会場からは自分の番号を叫び出す姿もちらほら見られた。
「バトルモード」での対戦は、緊張感ゆえか、それともモードに慣れないゆえか、積極的に青ボタンを押す(相手におじゃま攻撃を送るためのミニゲームを発動する)姿は少なかった。しかし「ハイパー」譜面でプレイする人や、最高得点100,000点で勝利する人など、普段から遊び込んでいることが伺えるプレーヤーが多かった。勝った人には、プレイステーション 2用「ポップン9」ソフトのほか、「ポップン9」特典CD、ポスター、オリジナルTシャツがプレゼントされ、負けてしまった参加者にも「ポップン9」特典CDがプレゼントされた。
最後のバトルでプレーヤーが選曲したのは、KMJ太郎氏がボーカルを務める「ビートロック」。それに応えるように、マイクを手にしたKMJ太郎氏が楽曲に合わせて生歌を披露するという思わぬサービスがあり、これには会場は手拍子で大いに盛り上がった。
「タッキュウブギ」や「デパファンク」など、School楽曲が選ばれる度に会場から歓声が上がった | 100,000点で勝利した画面を初めて見る人から「すごい」という驚きの声が漏れていた | ゲーム大会最後のバトルで、自らが歌う「ビートロック」に合わせて歌うKMJ太郎氏 |
30分の休憩を挟んだ後、15時からSchool(すわひでお氏+古川“good-cool”竜也氏)によるトーク&ライブが行なわれた。第一声目にして、「アンコールありがとう!」などと言いながら、すわひでお氏が登場。卓球のラケットを手にした姿からファンには予想がついたことと思うが、PS2用「ポップン9」にも収録されている「Ping Pong Boogie」でライブは幕を開けた。
毎度パフォーマンスでも楽しませてくれるSchoolだが、今回のライブで特筆すべきは、Schoolのおふたりによるコントが披露されたことだ。2曲目「デパ地下のお話」の演奏後、中央のマイクを使って、デパ地下(デパートの地下食品売り場)での客と店員のやり取りをネタにしたコントが行なわれた。からあげを買いに来た客を演じる古川“good-cool”竜也氏に、はちゃめちゃな売り子を演じるすわひでお氏が絡む内容に会場は大笑い。
続く3曲目は、「School Life」を演奏。この後にも再び、今度は学園生活を舞台にしたコントが披露された。「学校なんか行きたくねぇんだよ!」と凄む、古川“good-cool”竜也氏演じる不良生徒を、すわひでお氏演じるとぼけた味わいの先生が諭していくというネタ。最後のオチで先生の方が先生を辞めたくなって生徒をバンドに誘うくだりで会場を笑いの渦に叩き込んだ。
ライブ最後の演奏は、アーケード版「ポップンミュージック10」に収録されている「Sabrina」のフルバージョンで大いに盛り上がった。比率的に女性の声援が多かったが、男性ファンの中には「漢」という字を背中にあしらった衣装で応援する姿も見られた。「Sabrina」フルバージョンは3月24日に発売される2ndアルバム「漢(マスラオ) ~卓球道2~」にも収録されている。3月25日からツアーライブが始まるほか、3月27日には秋葉原で、4月3日には大阪でインストアイベントも行なわれるということだ。
[演奏曲目]
・Ping Pong Boogie
・デパ地下のお話
・School Life
・Sabrina
ライブ終了後、Schoolのお2人が個人的に所有している私物をプレゼントするジャンケン大会が開催された。すわひでお氏からは、花粉症対策で使用していたゴーグルと、イベントで実際に着用したサイン入りTシャツが提供され、古川“good-cool”竜也氏からは普段着用していた帽子とサングラスが提供された。また、コナミからの賞品として、グッドデザイン大賞にも選ばれた「ポップン」CDプレーヤーと、アーケード用「ポップン9」サウンドトラック、メモ帳のセットが贈られた。これらを巡る最後のジャンケン大会も熱い戦いと化し、すわひでお氏からTシャツを手渡されたファンは少し緊張した様子を見せながらも、「すごい嬉しいです」とコメントしていた。
景品を手にした人もそうでない人も、「ポップン」ファンならSchoolによるライブだけでなく生コントまで見ることができて、大満足の内容だったのではないだろうか。
からあげを買いに来た客に違う物を勧めまくる、困った店員のデパ地下コント | 学園生活コントでは、古川氏の不良役のハマリっぷりにも会場がどよめいた | ジャンケン大会では、Schoolの私物や「ポップン」グッズが大放出された |
(2004年3月7日)
[Reported by 河本茉澄 / Photo by 石田賀津男]
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