【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

PS2「GUNGRAVE O.D.」発売記念イベント
内藤氏・久保氏のトークショーを秋葉原で開催

3月4日 開催

会場:秋葉原 アソビットシティ

【GUNGRAVE O.D.】
3月4日 発売

価格:6,980円

 株式会社レッド・エンタテインメントは、プレイステーション 2用「GUNGRAVE O.D.」の発売記念イベントとして、原案・キャラクタデザイン担当の内藤泰弘氏とプロデューサーの久保亨氏のトークショーを、秋葉原ラオックス アソビットシティ1階の特設会場で開催した。

 当日は小雨が降るあいにくの天気となり、半屋外の会場はかなり冷え込んでいたが、開始の10分前には100人近いファンが詰めかけ、トークショーの開始を待っていた。

 ステージに登場した内藤氏と久保氏は、「ずいぶん(ギャラリーとの距離が)近いですね」と驚きつつ、「30分前に着いていたんですが、もうアソビットシティで1万円以上も使ってしまいました」と内藤氏らしい軽快なトークで切り出した。

 まず前作「GUNGRAVE」からの変更点について聞かれると、「前作は忙しい人には好評だったが、一般ユーザーにはボリュームが少ないと指摘されていた。今回は“3倍”をテーマにボリュームアップを図っている」と久保氏。さらに「難易度は前作よりも上がっているが、EASYとHARDの2つの難易度を用意している。NORMALとHARDはアイテムが1つ出るかどうかの違いで、そのアイテムもHARDを遊ぶ人にしか用のないもの」と、ユーザーごとに難易度を変えて遊んで欲しいという点を強調した。

 「GUNGRAVE O.D.」というタイトルについて聞かれると、久保氏は「O.D.は内藤さんが名付け親で、『薬物中毒(overdose)』という意味。日本では『踊る大捜査線』なんていう冗談も言えるけれど、海外では通じない(笑)。 海外で発売されるときはタイトルが変わるでしょう」と複雑な心境を語った。

 登場するキャラクタについて聞かれた内藤氏は、「この3人で遊びたい! と思えるキャラクタを作った。どのキャラクタも自分にはないものを持っていて、背中から見て格好いいということを考えた」と語る。その内藤氏が作ったキャラクタについて久保氏は、「ゲームデザインが固まる前にはハダカのグレイブもいた。今後おそらく発売される設定資料集に載せられると思う」と、意外なところから設定資料集の話が。現時点では発売予定はないが、期待して待ってもいいだろう。

 久保氏の個人的なお気に入りは、ロケットビリー・レッドキャデラックが歩いているときのギターの音だそうだ。「大抵、走りっぱなしになるゲームなんですが、歩いているときはギターの音が変わる」のだとか。ちなみにロケットビリー・レッドキャデラックのギターサウンドは、同作の音楽も手がけているギタリストの今堀恒夫氏が実際に演奏したものを使っているそうで、こちらもゲームで注目すべき点と言えるだろう。

 前作から登場する主人公のビヨンド・ザ・グレイヴのデザインが大きく変わっている点については、「線が多くて描くのが面倒だったんです(笑)」と内藤氏が冗談を飛ばしつつ、「3人のキャラクタを並べたときにグレイブが重く見えたので、軽く見えるように描きました」と、こだわりの部分を見せた。

 今作のウリはどこかという質問には、久保氏が「やればやるほど何かが出る」とゲームの奥の深さを強調。「3人のキャラクタには3倍のデザインが入っています。ハダカの人とか……」というと、それを聞いた内藤氏が「え、2倍じゃないんですか? そんなの入っていましたっけ?」と驚きを見せる一幕も。それだけ奥が深いゲームだということが垣間見える。

 さらに久保氏は、「ロマのフ比嘉さんが手がけたムービーも見所。ストーリーも内藤さんが執筆したもので、1冊の小説ができるほどのボリュームがあります」とアクション以外の見所についても語っていた。

 一通り話し終えたところで、来場したファンからの質問にも答えた。「『O.D.』のマンガを読みたい」というファンに対して内藤氏は、「今のところは余裕がないので無理ですが、いつか余裕ができたときには描きたい」と望みのあるところをうかがわせた。また「ゲームでは一言も喋らないグレイヴがアニメで喋っているが、どう思っているのか」という質問には、「喋らないアニメというのはキツイ(笑)。 要所要所で喋るよう、こちらからお願いしました」とアニメの裏話も聞かせてくれた。

 トークショーの後は、同会場で両氏のサイン会が開かれた。このイベントの整理券は朝11時から秋葉原GIGOで配布されたもので、中には数時間前からイベントの開始を待っていたファンもいたという。最後にファンへのメッセージとして、「ゲームへのお叱り、お褒めの言葉もお待ちしています」と久保氏。内藤氏も「苦労して作ったゲームなので、バカバカしいところも全部まとめて楽しんでください」と語った。

□レッド・エンタテインメントのホームページ
http://www.red-entertainment.co.jp/
□「GUNGRAVE O.D.」のページ
http://www.gungrave.com/
□関連情報
【2003年12月16日】レッド・エンタテインメント、PS2「GUNGRAVE O.D.」
予約特典の設定資料に名前を載せる企画を実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031216/gg.htm

(2004年3月4日)

[Reported by 石田賀津男]

GAME Watchホームページ

Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.