価格：6,800円

　株式会社カプコンは、3月11日の発売を予定しているプレイステーション 2用ハンティングアクション「モンスターハンター」の発売を直前に控え、東京と大阪において体験会を開催した。応募者限定で、1時間じっくり遊ぶことができる体験会となった。

　「モンスターハンター」は広大なフィールドに潜んでいるモンスターをハンティングするアクション要素の強い作品。1人でプレイすることもできるが、ネットワークを通じ、最大4人でパーティを組んでゲームをプレイすることができる。スタンドアローンのゲームであれば、試遊台を店頭に置いてユーザーにプレイしてもらうことが可能だが、ネットワークゲームの場合それができない。PCゲームであればデモ版の配布やオープンβといった手法も考えられるが、コンシューマタイトルではなかなか難しいところ。

　そういった意味では、参加人数は限られてしまうが今回のカプコンの体験会は、1時間じっくりプレイすることができる、文字通り体験会となっていて、プレーヤーとしては嬉しいところだろう。

　会場は1時間の完全交代制となっており、プレーヤー1人につきもうひとり参加可能でふたりで椅子を並べてワイワイプレイする人も見受けられた。フィールドで「奥にやばそうなヤツがいるよ?」、「ワイバーンだろ……どうするか (他のプレーヤーに) 聞いてみなよ」と会話してキーボードから打ち込んでいる間に、すでに他にプレーヤーは攻撃開始。他の人の攻撃がプレーヤーにも当たってパニック……といったネットワークゲームにありがちな面白さがそこかしこで繰り広げられていた。

　会場の待合室にはシングルプレイ専用の試遊台が置かれており、自由に遊ぶことができた。会場のネットワークプレイ用のキャラクタデータはカプコンがイベント用にセットアップしたキャラクタだったが、シングルプレイ用の試遊台は自分でキャラクタの作成からスタートすることができ、まさに自由に遊ぶことができた。ネットワークプレイが終了し、待合室で再度試遊台に向かい、こちらでもじっくりプレイするといったユーザーもいて、それだけ注目度も高いと言うことだろう。

　このほか会場には巨大な刀のレプリカが飾られており、もって撮影することもできた。さらに会場にはプロモーションムービーの上映 (この映像は来場者にCG-Movie DVDとして配布された) も行なわれていた。派手さはないが、来場者には満足のいくイベントだったのではないだろうか。

会場では受付を済ませると約1時間みっちりと遊ぶことができた。同社によれば「クエスト2本程度はプレイできるのでは」とのこと		ペアで遊ぶこともできたため、ふたりであれこれ話ながら楽しむ来場者もいた
控え室ではシングルプレイを楽しむことができる。そこでは自分でキャラクタを作成して狩りの世界に旅立てる。延々とプレイしているユーザーもいた	会場には等身大の刀のレプリカが置かれていて、来場者は自由に記念撮影を行なうことができた

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「モンスターハンター」のページ
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/
□関連情報
【2003年8月18日】モンスターを知る者が、優れた狩人になれる
カプコン、PS2オンライン対応アクション「MONSTER HUNTER」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030818/mon.htm
【2月19日】カプコン、PS2「モンスターハンター」
“狩り”の始まり部分を紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040219/mon.htm

(2004年3月1日)

[Reported by 船津稔]

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