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チュンソフト、PS2「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」
武田鉄矢さん出演のCM撮影を公開
「ゲームに負けないTVドラマを作らないと」

春 発売予定

価格:未定

 株式会社チュンソフトは、この春発売予定のプレイステーション 2用ソフト「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」のCM撮影現場をプレスに公開した。このソフトは、プレーヤーが入院した先生の代わりにサクラ中学3年B組に赴任し受け持つところからスタート。どのような問題があるのかさぐりながら生徒を卒業まで導いていく、テレビドラマ「3年B組金八先生」をベースにした完全オリジナルストーリー。価格は未定。

 CM撮影は、もともと学校だった都内のスタジオを使用。リハーサルでは、武田鉄矢さんが金八先生の格好で教壇に立ち生徒達に語りかける……。やはり何年間も演じ続けてきただけあって、その姿は実にしっくりきている。

 リハーサル後の記者会見で武田鉄矢さんはゲーム化の印象を聞かれ「ゲーム化はやはり意外だった。今回は声優としても出演したんですが、次々とストーリーが枝分かれしてよくできている。これを見てゲームに負けないドラマを作らないとダメだと思うと、しみじみ大変だなぁと感じました」とゲームの出来に驚いた様子。CM撮影については「教壇に立ってみるとまたドラマをやりたくなった。(視聴者の) 要望があればドラマをやるべきだろう」と期待のコメントを残した。

 武田鉄矢さんは金八先生の世界観について「20歳になって羽織袴で成人式というプロトタイプは、成人式で垂れ幕を取るなど騒ぎを起こす人が出てくる最近では、通用しなくなった。僕は15歳の時が成人式だと思うんです。ゲーム化されるというのも、この時期が一番ドラマチックで人生について考える時期だからでしょう。ドラマになったりゲーム化されるほどのネタがあるんです。ドラマを作ってきて、ネタがないと思った頃に実際に15歳の事件が起こったりする」と語り、「このゲームでは“問題”を探すんです。普通は解決する過程が描かれると思うんですが、このゲームでは、普通に見える教室に問題児が隠れていてそれを探し出す。実際の生活でも、問題を見つけることで“答え”は半分くらい解決している」と考えを明らかにした。

 さらに「通常のゲームより文学性が高い。まぁ、確かにゲームなのでリアリティのない展開もあるんですが、ファンタジーがあるからイイでしょう。テレビドラマでもディレクターと『幽霊出したり夢のあるのをやろうよ』と話したことがあるんだが、ディレクターからは『他でやって下さい』と言われてしまいました」と裏話を明かした。

 制作も大詰めを迎えたこの作品。これまでにはないロールプレイドラマとして、これまで同社が作ってきたサウンドノベルがどう生まれ変わるのかが注目だろう。

CMの撮影リハーサルの風景。身振り手振りを入れ熱心に指導する金八先生を熱演する武田鉄矢さん。なんだかんだ言ってもやはり、この風景が似合っている こちらは別の日に行なわれたアフレコ風景。武田鉄矢さんは声でゲームに出演している
撮影現場で行なわれたオフショット。チュンソフトの中村社長といっしょに撮影したカットを見ていただければわかるが、中村社長も嬉しそう
【スクリーンショット】
暖かみのある絵柄がホッとさせる


(C)2004 CHUNSOFT 『3年B組金八先生』はTBSの著作物です。

□チュンソフトのホームページ
http://www.chunsoft.co.jp/
□「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」のページ
http://www.chunsoft.co.jp/game/3b/

(2004年2月27日)

[Reported by 船津稔]


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