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スクウェア・エニックス、「FF XI」1~2月分のアップデートを実施 |
株式会社スクウェア・エニックスは、本日「ファイナルファンタジーXI」において、1~2月分のバージョンアップを実施した。
昨年の12月16日以来、2カ月ぶりのバージョンアップとなるが、昨年の東京ゲームショウで構想が明らかにされた裏世界エリアがついに実装された。実装時期を予定より2カ月延期し、リアル・ヴァナディールでのβテストも2度に渡って実施した上での導入となるだけに、その内容が注目されるところだ。以下、アップデートの概要部分をかいつまんでご紹介する。具体的なアップデート内容については直接公式サイトを参照頂きたい。
今回のアップデートの目玉は、繰り返しになるが裏世界「デュナミス」の開放。あくまで一部開放ということで、今回は「デュナミス-サンドリア」、「デュナミス-ウィンダス」、「デュナミス-バストゥーク」、「デュナミス-ジュノ」の都市部4エリアに限定されている。
それぞれのエリアは独立して存在し、一種の広大なプライベートエリア(FF11での呼称だと「バーニングサークル」)になっている。このデュナミスに入るためには「止まっている砂時計」を入手する必要があり、所有者が砂時計のコピーを参加者に配ることで、最大64人まで同一エリアに入れることが可能となる。
64人というとフルアライアンス(18人)が3つにさらに10人という、いまだかつて無い規模の編成となる。回線の遅延も気になるところながら、特にPC版についてはパフォーマンスの悪化が懸念される。ある程度マシンスペックに余裕がある人でも、デュナミス参戦前は、グラフィックオプションを控えめにしたほうがいいだろう。また、膨大な量のチャットをいかに捌くかも問題となりそう。チャットフィルターの活用が必要不可欠となりそうだ。
このデュナミスに関しては、細かい仕様が公式サイト上で公開されている。ただし、そこに何があるか、何ができるかは、あえてぼかされている。単純に従来のバーニングサークル戦の拡大版に過ぎないのか、表世界の動向に関連してミッションやクエストが展開されたりするのか、あるいは今回導入された新しい装備群「レリック」と関連性があるのか。多くの謎を秘めた新エリアといえそうだ。
さて、そのほかのアップデート内容で大きいのは、モグハウス担当のモーグリが新アビリティ「おうえん」「しゅうのう」を習得したことだろう。「しゅうのう」は、調度品そのものが持つ収納スペースを活用するためのアビリティで、モグハウスのスペースを有効活用して調度品を備えることにより、1キャラクタあたりの最大所持可能アイテム数を増やすことが可能になる。
もうひとつの「おうえん」は、いかにもFFシリーズらしいアイデアで、モーグリが調度品の持つ力を増大させ、その力を源にご主人様であるプレーヤーを応援して、なんらかの効果を与える機能だ。要するに、特定の調度品によって、プレーヤーの能力を強化できるアビリティだ。
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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp
□「ファイナルファンタジーXI」の公式ページ
http://www.playonline.com/ff11/home/index.html
□「ファイナルファンタジーXI」バージョンアップのページ
http://www.playonline.com/comnews/200402264502.html
□「デュナミスについて」のページ
http://www.playonline.com/comnews/200402263552.html
□関連情報
【12月16日】スクウェア・エニックス、「FF XI」12月分のアップデートを実施
バトル関連、システム関連の仕様を大幅に変更
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031216/ffup12.htm
【10月21日】スクウェア・エニックス、「FF XI」10月分のアップデートを実施
ギャンブルや座るモーションなど娯楽要素を拡充
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031021/ffup10.htm
【7月17日】スクウェア・エニックス、「FF XI」6-7月分のアップデートを実施
白/黒魔導士、吟遊詩人、召喚士を大幅てこ入れ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030717/ffup07.htm
(2004年2月26日)
[Reported by 中村聖司]
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