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ゲストに大阪プロレスの「えべっさん」が登場! |
特撮、とくに怪獣モノが好きな人は必見ともいえるゲーム。建物なんざパンチ1発でガラガラと崩壊 |
PS2「怪獣大激戦」は、海外でヒットした怪獣アクションゲーム「WAR OF THE MONSTERS」を日本向けにローカライズしたもの。特撮のセットさながらに、さまざまなポリゴンのオブジェクトが配置されたフィールド上で、巨大な怪獣やロボットが町や山河を蹴散らしながら激突する。市街地では、逃げ惑う歩行者などお構いなしにビルを壊したり、鉄塔、クルマ、列車などを持ち上げて敵に投げつけたり、持ったまま殴ることも可能。気合ゲージを溜めれば「ブチ切れ攻撃」が繰り出せる。対戦プレイも可能。
ゲーム大会には、大阪プロレスの人気者「えべっさん」がゲストに登場。知らない人のために補足しておくと、「えべっさん」は大阪プロレス所属のプロレスラーながら、熱心なゲームファンとしてもつとに有名。その知識は、そこいらのマニア程度では足元にも及ばないほど。さらには、この「えべっさん」、お笑い芸人ばりにトークが達者で、若手漫才グランプリ「M-1」で予選を突破した実力者。プロレス会場では、レフリーや観客とのかけあい、コミカルなパフォーマンスで、リング内外を笑いの渦にまきこんでいる。
会場となったショーパブ「六本木ヒットパレード」店長と「えべっさん」による司会で、ゲーム大会はテンポよく進行していく。クローズドな大会ではあるが、優勝者と準優勝者には豪華賞品がプレゼントされるだけに、そこは“情け無用”のガチンコバトルが続出する。使用キャラクタに至っては、ほとんどの人がカマキリ型のモンスター「プレイター」を選択するというマジっぷり。司会者ペアも「これは昆虫大戦争ですね」、「逃げるカマキリ、追うカマキリ」、「おぉっと、またサクサクいったぁー!!」などと、すぐさまネタにして随所でツッコミをいれていく。
決勝戦に進出したのは、「ドリマガ」編集部の漁ん氏と小菅氏。使用キャラクタは、ふたりとも超ガチモードのプレイター。どちらも圧倒的な強さでリーグ戦を突破してきており、フィールドでの立ち回りも見事なもの。ところどころに落ちている体力回復アイテムをうまく回収しながら、粘り強く相手の体力を削っていく。ここで戦いの流れを大きく変えたのが“尖った”オブジェクトの存在。本作では「尖ったオブジェクト」はガード不能扱いで、投げつけた相手に突き刺さると一定時間だけ動作が不自由になる。
こうしたオブジェクトはどこにでも落ちているというものではなく、さらには動き回る敵をきちんとロックオンしておかないと、なかなか当たらない。つまり、落ちているクルマなどを片っ端から拾って投げるよりは、周辺の“地形”を読んで戦ったほうが有利ということになる。このあたり、決勝進出者は手馴れたもの。途中、小菅氏が回復アイテムで戦況を互角に持ち込むが、漁ん氏がブン投げた“トンガリオブジェクト”が小菅氏を串刺し。これが戦いの流れを決定づけ、同門(?)対決は漁ん氏が勝利。見事、優勝賞品の「PSX」を手に入れた。準優勝の小菅氏には、5.1chサラウンドシステムが進呈された。
優勝は漁ん氏。「またアンタかー!!」、「なんだよー(笑)」みたいな流れで優勝インタビュー。「対人戦は、やっぱ面白い。新しい発見があったし。そうそう、尖ったオブジェクトは重要」とのこと。ここ一番で刺すべし、刺すべし | プロデューサーの高橋氏が登場。「『怪獣大激戦』をよろしくお願いします!」とコメント |
【オマケ:ヒットパレードSHOW】 | ||
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ヒットパレードに出演しているタレントさんたちによる約30分のショウが披露された。電撃ネットワークも登場して、ステージは大盛り上がり。てっきり「えべっさん」が乱入するのかなーと思っていたら、さすがにそれはなかった |
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□製品情報
http://www.capcom.co.jp/monsters/
□大阪プロレスのホームページ
http://www.osaka-prowres.com/
□関連情報
【2003年8月25日】カプコン、ド迫力特撮風怪獣アクション海外より上陸。PS2「WAR OF THE MONSTERS 怪獣大激戦」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030825/war.htm
(2004年2月25日)
[Reported by 北村孝和]
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