「トゥームレイダー」シリーズを作り上げたスミス兄弟 クライテリオンのツールを使用しPS2、Xboxで新作を制作開始
2月20日 発表
株式会社クライテリオン・ソフトウェアは、「トゥームレイダー」シリーズを生み出したことで知られるジェレミー・ヒース・スミス氏とエイドリアン・スミス氏による新会社CIRCLE STUDIOが、クライテリオン・ソフトウェアのミドルウェアツール「RenderWare」を使用して新作のゲーム制作を開始したと発表した。
ジェレミー・ヒース・スミス氏とエイドリアン・スミス氏は兄弟でコア・デザインを設立。ララ・クロフトという女性ヒロインを生み出し、映画化されるまでの大ヒットとなる「トゥームレイダー」シリーズを作り出した。「トゥームレイダー」は2003年にプレイステーション 2に最新作「Lara Croft Tomb Raider: The Angel of Darkness」を発表したが、度重なる発売延期や多くのバグを残したまま出荷したことにより、会社を解散させる結果となってしまった。
今後の去就に注目が集まっていたが、新会社CIRCLE STUDIOを設立し、新作の制作に突入したようだ。具体的なタイトルは明らかになっていないが、プラットフォームはプレイステーション 2とXboxで、「2プロジェクト」とされていることから別々のタイトルになるものと思われる。
制作には「RenderWare」と同社の独自ツールを使用して制作が進められているという。リリースでジェレミー・ヒース・スミス氏は「ゲーム産業は、もはや技術先行ではなくクリエイティビティが肝なのです。私達の開発者としての哲学は、クリエイティビティ、ゲーム性、そしてコンテンツに特化することです。これらは、個々のタイトルに本来加えられるべき価値であり、最終的にはマーケットに、より高いクオリティのゲームソフトがどんどん供給されることにもなります」と「RenderWare」を使用することでゲームのプレイアビリティを向上せることに注力できる点を強調している。
□クライテリオン・ソフトウェアのホームページ
http://www.criterion.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.criterion.co.jp/pr/040220.htm
□関連情報
【2月4日】クライテリオン・ソフトウェア、開発コストを大幅に削減させる 「RenderWare Studio」を発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040204/render.htm
(2004年2月23日)
[Reported by 船津稔]
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