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EA、「007 エブリシング オア ナッシング」の発表会を開催
日本人ボンドガールの伊東美咲さんが来場

2月11日 発売

価格:6,800円 (PS2、GC)、4,800円 (GBA)

伊東美咲さんのこの日の衣装は、パッケージ写真にも使われているシルバーのドレス。大きく開いた胸元と足下のスリットがセクシーさ感じさせる。これは今作のボンドガール共通の衣装にもなっている
 2月2日、エレクトロニック・アーツ株式会社は、2月11日に発売される007シリーズの新作タイトル「007 エブリシング オア ナッシング」の発表会を都内で開催した。同タイトルは、プレイステーション 2、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンスの3つのプラットホームで同時に発売される。発表会には、ゲームに登場する日本人キャラクタ「ミス・ナガイ」役としてキャラクタのモデリングと声の出演をした伊東美咲さんが来場し、作品の紹介を行なった。

 「007 エブリシング オア ナッシング」は、ワールドワイドで500万本を超えるヒットを記録した前作「007 ナイトファイア」に続くタイトルになる。映画シリーズと同様に、ピアース・ブロスナンがジェームスボンド役をつとめるほか、脇を固めるキャストにも著名な俳優・女優がモデリングされて起用されている。悪役にはディアボロ役としてウィリアム・デフォー、さらに、映画版の007シリーズにおいてロジャー・ムーア時代の代表的な悪役として人気の高いジョーズ役のリチャード・キールも登場するなど、オールドファンにも楽しめるキャスティングも話題だ。

 伊東美咲さんの役どころは、ボンドに数々のガジェットを提供する“Q (映画でもお馴染みのジョン・クリース) ”の助手「ミス・ナガイ」。前作では、小池栄子さんが日本人キャラクタ「ハヤシ・マキコ」の音声吹き替えを行なっていたが、今作では企画段階から日本人ボンドガールとして伊東美咲さんの起用を決定。本人によるキャラクタ・モデリングと音声収録が行なわれ、3Dキャラクタとなった伊東美咲さんがゲーム画面に登場する。地域ごとに音声吹き替えはあるが、ゲーム内容はワールドワイドで共通。ハリウッドの人気女優シャノン・エリザベス、ドイツ出身のスーパーモデル、ハイディ・クラム、そして主題歌・挿入歌を歌うマイアと並び、4人のボンドガールのひとりになる。

 初めてのキャラクタ・モデリングと声優として音声収録に挑んだ伊東美咲さんだが、「声優としての演技は、体を動かさず声だけで感情を表すのは大変だったが、やりがいはあった」とコメント。「自宅でゲームをやることはありますか?」という質問には、「いつもは友達がゲームをしているのを横で見ていることが多いです。でも、今回を機会に007から始めてみることにします。11日には買いに行きます(笑)」と答えていた。

 007シリーズで好きな作品は、最近の「007 ダイ・アナザーデイ」だという。ボンドガールとして登場したハル・ベリーが印象的だったということだ。「自分でボンドガールをやるとしたら?」という質問には「ボンドガールのイメージは強い女性像。パワフルさとセクシーさを兼ね備えた人です。いままでにない伊東美咲らしさがだせるボンドガールをやってみたいですね」とコメントしていた。ちなみに、ゲーム画面に登場する自分がモデリングされた「ミス・ナガイ」については、「すごいナイス・バディだったので恥ずかしくなっちゃいました……」とのこと。

会場からの質問に答える伊東さん。今回登場するガジェットのなかでお気に入りのひとつが“ナノスーツ”。ボンドの乗るバンキッシュをはじめ、今作ではキャラクタ自身も透明になれるスーツがある。伊東さんは「透明になって悪いことしたい(笑)」とか
 伊東美咲さんの起用理由についてEAの高橋雅美バイスプレジデントは、「(女性としての)美しさについては説明の必要もないが、ハリウッドの女優にも負けない存在感がある。役柄であるQの片腕としては、知性を感じさせるクールなキャラクタが必要。日本サイドからの推薦だったが(映画会社の)MGMのエグゼクティブをはじめ、海外スタッフにも好評だった」と紹介した。

 「007 エブリシング オア ナッシング」は「3Dアクションモード」と「ドライビングモード」の2つのゲームモードを搭載している。前作のアクションシーンは1人称視点によるFPS色の濃い内容だったが、今作では3人称視点になり、銃撃戦のみならず、格闘、あるいは潜入など、シーンに応じた豊富なアクションシーンを楽しめるゲームモードとなった。特に映画に近い視点になり、常にボンドが画面に登場することを歓迎するファンは多いことだろう。

 また“ボンドセンス”と呼ばれる特殊機能も新たに搭載。このボンドセンスの起動により、周囲がスローモーションに変わって武器やガジェットの切り替え、マップの参照や周囲の状況把握などが落ち着いてできるようになっている。この“ボンドセンス”の使いどころ次第で、ミッションの遂行度が異なってくるので、ジェームス・ボンドになりきって使いこなす必要がありそうだ。

 発表会の冒頭で挨拶したエレクトロニック・アーツの山本民生社長は、前作「007 ナイトファイア」が国内で10万本、全世界では500万本のヒットを記録したことによって、007シリーズのゲーム化権のライセンス契約を2010年まで再度延長したことを明らかにした。今後もゲームと映画の相乗効果による007ブランドの確立を継続していくという。

映画でもお馴染み、ジョン・クリース演じる上司たるQからのビデオメッセージ。これには、「あなたの部下であるミス・ナガイは、意志のしっかりした女性です。ご安心ください」とコメントしていた キャラクタとしてのモデリングの様子。こうして撮影されたデータを元に米国の制作サイドで今作に出演するキャラクタ「ミス・ナガイ」がつくりあげられていった 音声収録は、普段使わない“クラスターミサイル”、“グレネード”など独特の言葉を多用しながら、英語版の台詞と同様の尺(台詞の長さ)に合わせるのが大変だったと苦労話を披露した。台詞の収録には1週間ほど要したという
エレクトロニック・アーツの山本民生社長。EAとして007のゲーム化権を2010年まで再延長したことを明らかにした。今後も映画同様、007の新作ゲームが次々と登場する EA GAMESブランドの代表作である007シリーズはハリウッド映画の手法でゲーム制作を行なっていると紹介する高橋雅美バイスプレジデント。今作のシナリオは映画版のシナリオも手がけるブルース・フィアスティン氏で、旧ソ連の遺産たるミサイルとナノテクノロジーがキーワードだ 今回新たに採用された評価システム“ボンドアクション”などゲーム内容を紹介する制作プロデューサーの綾部幸仁氏。ガジェットのなかには、その傑作ぶりに完成したマップをガジェットに合わせて見直しを行なったほどのものもあるという


【ミス・ナガイ】
伊東美咲さんをモデリングした「ミス・ナガイ」。ストーリーではQの片腕として活躍する

【その他の出演者】
ジョン・クリース演じるQ。MI6のエージェントに数々のガジェットを提供する 主題歌・挿入歌を歌うマイアもゲームに登場する シリーズ歴代悪役きっての人気者、リチャード・キール演じる「ジョーズ」
今回の大ボスはウィレム・デフォーの演じる「ニコライ・ディアボロ」 ハリウッドの人気女優シャノン・エリザベスは「セリーナ・サンジェルマン」役 ドイツ出身のスーパーモデル、ハイディ・クラムは地質学者「カトヤ・ナダノバ博士」を演じる。ボンドとのロマンスも

【スクリーンショット】


(C) 2004 Electronic Arts Inc.
(C) 2004 Danjaq, LLC, and United Artists Corporation. ALL RIGHTS RESERVED.
All other trademarks are the property of their respective owners.

□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「007 エブリシング オア ナッシング」の公式ページ
http://www.japan.ea.com/bond_eon/
□製品情報
http://www.japan.ea.com/teaser.phtml?ProductCode=ESPD-7047 (PS2)
http://www.japan.ea.com/teaser.phtml?ProductCode=ENGC-7010 (GC)
http://www.japan.ea.com/teaser.phtml?ProductCode=EGBA-2006 (GBA)

(2004年2月2日)

[Reported by 矢作晃]


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