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ナムコ、操作系もグラフィックもパワーアップ! |
価格:6,800円
シリーズ3作目となる「2004年度版」では、本シリーズの特徴である配球による投打の駆け引きによるリアルさを継承しつつ、新たに“コース打ち”、“かんたんピッチング”といった簡易操作システムを導入。リアル野球ゲームでは基本とされている投手・打者の対戦プレイスタイルとは違った、打撃戦・守備戦に重点をおいたプレイを楽しむことができる。イメージ的には同社がこれまでに発売してきた「ワールドスタジアム」や「ファミリースタジアム」の感覚に近い、リアル系プロ野球ゲームが苦手というプレーヤーでも気楽に楽しめるだろう。
「コース打ち」は、従来の高さ・コース・タイミングといった3つの要素からなる打撃システムとは異なり、コースとタイミングを合わせてバッティングを行なうもの。「かんたんピッチング」は、始動・パワー・コントロールの3つの要素で投球を行なう本シリーズの投球システムを、始動・パワー2つの要素で投球を行なうことができる。この簡易操作の導入により、対戦プレイは技術差のあるプレーヤーであっても、打撃・投球が楽しめる。
左が高さ・コース・タイミングを合わせて打撃を行なう「マニュアル打撃」。右が今作から導入されたコース・タイミングを合わせて打撃を行なう「コース打ち」選択画面 | カーソルが縦長になり、コースとタイミングを合わせるだけでバッティングできる「コース打ち」 |
左が始動・パワー・コントロールの3つの要素で投球を行なう「ノーマルピッチング」。右が始動・パワー2つの要素で投球を行なう「かんたんピッチング」選択画面 | 2回のボタン操作で投球するのでテンポがよくなる「かんたんピッチング」 |
野球ゲームの対戦といえば、それなりに時間がかかってしまうことがありジレンマを感じてしまうが、3イニング設定(7回の表からプレイ開始)と“コース打ち”および“かんたんピッチング”を組み合わせることで、短時間で決着がつくので、何度でも続けて対戦することができるようになった。これでより対戦プレイも盛り上がるだろう。
簡易操作の導入以外にも、野球のリアルさをさらに追求。実際のペナントレースにおいて得られたスコアリングデータを基に、選手の個性やクセを徹底追求。配球のセオリーがきかない「ヤマ張りタイプ」やチームバッティングを心がける「フォアザチームタイプ」など、登場選手全てに細かい思考が設定されており、対CPU戦といえど、投球の際には打者のクセを見極める必要性がある。
また、野球において最も重要な要素“流れ”を視覚化している点も大きな変更点だ。画面上に表示されている天秤の傾き具合でチームの“流れ”を知ることができる。天秤が自チームに傾くことで自チームに勢い(モメンタム)がつき、攻撃が繋がりやすくなる。これは選手交代などにも影響するので、選手の個性やゲームの流れを理解することが、ゲーム攻略のカギになるという。
「熱チュー!」シリーズの特徴といえば、株式会社フジテレビジョンとのコラボレーション。実況はフジテレビスポーツ中継でおなじみの三宅正治アナウンサー。収録した音声は、前作「熱チュー! プロ野球 2003」の2倍。試合展開の実況以外にも、選手の個性、特性、ライバル関係、現在、過去、学生時代といった1,000パターン以上のコメント実況を収録しているという。
【スクリーンショット】 | ||
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試合中のグラフィックが向上したのはもちろん、登場選手480人の顔もさらに再現力をアップ。SHINJO選手などのグラフィックに顕著だ |
本作の魅力はテレビ中継さながらのカメラワークにもある。試合中はさまざまな角度からプレイを楽しむことができる。今回はその1つである、スーパースロー再生を紹介しよう。
【スーパースロー再生】 | ||
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□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□フジテレビジョンのホームページ
http://www.fujitv.co.jp/
□ナムコチャンネルのページ
http://www.namco-ch.net/
□製品情報
http://www.namco-ch.net/nechu2004/
□関連情報
【2003年8月4日】ナムコ、「熱チュー! プロ野球」最新データ版
「熱チュー! プロ野球2003 秋のナイターまつり(仮称)」を
5,800円で10月23日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030804/netu.htm
(2003年1月23日)
[Reported by 志賀康紀]
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