価格：2,940円

終始上機嫌だった原作者の江川達也氏。「絵を崩さないでくれ」という1点注意した以外は、任せっきりだと言う。「一人の客として楽しみ」とか

　株式会社セガ、株式会社小学館、株式会社エイチエムピィ (hmp) は、江川達也氏の人気コミック「東京大学物語」をアニメ化。セブンイレブン、ファミリーマート、サークルケイ、サンクス、スリーエフのコンビニエンスストア系列において販売する。3社は都内で発表会を行ない制作への意気込みを語った。

　「東京大学物語」は週刊ビッグコミックスピリッツにおいて連載された人気ラブコメ。函館向陽高校の優等生にして東京大学 文Iを目指している主人公の村上直樹が、同じ学校の水野遥に一目惚れすることで思わぬ展開に巻き込まれていくというラブコメディ。

　今回のシリーズでは「函館向陽高校編」が2月24日に発売され、3月に「仮面浪人編」が発売される予定となっている。価格は2,940円。

　「東京大学物語」の特徴のひとつとしてスペシャルトラックボイスがある。これは通常の音声パートでは声優さんの音声が流れるが、サブトラックでは現在活躍中のアイドル、酒井若菜さん、井上和香さん、磯山さやかさんがそれぞれ声優に挑戦している。

　発表会に出席した酒井若菜さんは「声優には初挑戦で、表情などなくすべて声で表現することは難しかった」とコメント。「東京大学物語」についての感想について井上和香さんは「男の視点で描かれている作品で、男の人はこういったことを考えているのかと勉強になった」と笑いを誘っていた。

　原作者の江川達也氏は「自分の中ではすでに映像化されていて、他の人が映像化を手掛けた段階で、自分と同じものにならないというのはすでにわかっている。だから1人の客として完成を楽しみにしている。こちらから出した注文は絵を崩さないでくれという1点だけ」だという。セガはこの所「北斗の拳」、「Jam Films」、「スパイ・ゾルゲ」など映像作品の制作に関わっているが、今後も手掛けていくという。

スペシャルトラックボイスで声優に初挑戦となった酒井若菜さん。水野遥の役を熱演	スペシャルトラックボイスで鈴木英里役を担当した井上和香さん	第2巻の「仮面浪人編」で小泉真紀役を演じている磯山さやかさん。磯山さんは「フロムI"sアイズ」に続いての声優挑戦となる

ジャケット画面	イメージショット

【スクリーンショット】

(C)2004 江川達也/小学館・エイチエムピィ・セガ

□小学館のホームページ
http://www.shogakukan.co.jp/
□エイチエムピィのホームページ
http://www.hmp.co.jp/
□セガのホームページ
http://sega.jp/

(2004年1月15日)

[Reported by 船津稔]

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