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日本ファルコム、「英雄伝説 VI 空の軌跡」を今春発売
新世界を舞台にした「英雄伝説」シリーズ最新作

2004年春発売予定

価格:未定

 日本ファルコム株式会社は、人気シリーズ「英雄伝説」5年ぶりの新作となる「英雄伝説 VI 空の軌跡」を今春発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は未定としている。同社のサイトでは公式サイトもオープンし、ストーリーやキャラクタ、プロモーションムービー等が公開されている。

開発中のゲーム画面。4人パーティーであることが確認できる。メニュー等はまだ表示されていないようだ
冒険の舞台となるのは、列強に囲まれた独立国「リベール王国」。豊富な資源と優れた技術、巧みな外交政策によってこれまで独立を保ってきたが……
 「英雄伝説 VI 空の軌跡」は、「英雄伝説 III 白き魔女」('94年発売)、「英雄伝説 IV 朱紅い雫」('96年発売)、「英雄伝説 V 海の檻歌」('99年発売)の3部作をもって完結したガガーブトリロジーに続く、「英雄伝説」シリーズ最新作。

 導力器(オーブメント)と呼ばれる特殊な動力源によって人々の生活が支えられる技術偏重のファンタジー世界を舞台とし、プレーヤーは主人公エステル・ブライトおよびヨシュア・ブライトとなり、父カシウスの突然の旅立ちにともない、それまで見習いとして働いていた遊撃士(ブレイザー)の仕事に携わっていくことになる。

 遊撃士とは、地域の安全と平和を守るために日々魔獣退治や犯罪防止に従事する民間警護団体のことで、特定の国家に所属せず、常に中立の立場で行動するため、幼い子供たちのあこがれの職業となっている。プレーヤーは、遊撃士に成り立ての少年少女の人間としての成長を見守っていくことになる。

 同シリーズは、重厚なストーリーと謎解きを絡めたサウンド、そして戦術性の高いバトルシステムなどが評価され、「イース」に並ぶ知名度と人気を誇る同社の看板タイトル。「英雄伝説 VI 空の軌跡」については、現時点では舞台設定とキャラクタのみが公開されているだけで、スクリーンショットに関しても、キャラクタの移動シーンとイベントシーンしかないため、細かいゲームシステムはわからない。詳細についてはもうしばらく待つ必要があるようだ。

 ビジュアルはシリーズ初となるフル3Dグラフィックスが採用され、2003年に再発売された「英雄伝説 V 海の檻歌 XP対応版」などと比べても、ずいぶん洗練された印象を受ける。それでいて雰囲気を一新するでもなく、従来のメルヘンチックな暖かみはそのまま残している。シリーズのファンを再度がっちり掴もうという同社の熱意が伝わってくるビジュアルだ。ゲームの詳細については機会を改めて紹介したい。

3Dグラフィックスを採用したことで、よりドラマチックなイベントやステージが見られそうだ。画面によってキャラクタのサイズが異なっているが、ズームインズームアウト機能も備えているのだろうか!?

(C) 2003 Nihon Falcom Corporation

□日本ファルコムのホームページ
http://www.falcom.co.jp/
□「英雄伝説 VI 空の軌跡」のホームページ
http://www.falcom.co.jp/ed6/

(2003年1月9日)

[Reported by 中村聖司]


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