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プリンセスソフト、DC版「モエかん」発売記念イベントを開催 |
開催場所:マークインタースペース ラベンダーホール
株式会社オークスのブランド、プリンセスソフトから25日にリリースされたドリームキャスト版「モエかん」の発売を記念して、「発売記念X'masイベント“萌えまくり”」を秋葉原で開催した。当初はプレイステーション 2版「モエかん~萌えっ娘島へようこそ~」も同日発売となる予定だったが、1月発売予定に変更となっている。
イベントにはなんと徹夜組まで現われるほどの気合いの入り具合に出演者もビックリ。出演者は、同作のプロデューサーであり、コンシューマ版に登場するオリジナルキャラクタ“萌野命”を手掛けたSCA自氏、その萌野命の声を担当した桃井はるこさん、コンシューマ版のイメージソング「MOECOM LYNX」の作曲を担当したBLASTERHEAD氏の3名。
イベントでは、まず萌野命の声になぜ桃井さんが採用されたのか? といった話題からスタート。この件についてSCA自氏は「桃井さんといっしょに仕事をしたかったから、キャラクタを作った」と告白。桃井さんが声を担当した作品を見ながら、桃井さんのイメージを思い浮かべてキャラクタを作っていったという。また、桃井さんが萌野命のコスプレをしたことから、キャラクタのバックグラウンドなどにも話が波及。彼女が背負っているのは時計だが、これは彼女がAlice in chains(アリス イン チェインズ)という組織に属しているため……といった解説があった (アリス=時計といったイメージがあったという)。
色々と爆笑トークを挟みながら話題は、桃井さんが作詞を担当し歌も歌った新イメージソング「MOECOM LYNX」へと移っていった。作曲を担当したBLASTERHEAD氏は、「PC版の頃からエンディングは『晴れ晴れした明るい曲』がいいと話していた」ことから今回は明るめの曲調になったのだという。BLASTERHEAD氏はトランスと歌謡曲の融合を目指したという。先に曲ができあがり、桃井さんには作詞をお願いする段階で「自由にやってもらっていい」と手渡したという。
桃井さんは歌詞について「メールがよく使われているけど、本当に大切な人とはメールではなく電話をかけると思うんです。文字だけでは伝わらないというか。電話が見直されていると思うので、そういった想いで歌詞を作った」とコメント。この歌にはアドリブで桃井さんのセリフが収録されているのだが、この点についてSCA自氏が絶賛。「勝手に桃井さんとつき合っているような気になる」という。このあと会場で披露されたライブでは別のセリフに置き換わっていたため、実際に聴くにはゲームをプレイするしかなさそうだ。
ライブはみんな自然と立ち上がっての盛り上がり。この様子をみてSCA自氏は「非常によかった。まだ鳥肌が立っている。音楽やってる人はずるいと思う。この感動をゲームでは表現できないと思うもの」と悔しそうに語っていた。
ゲーム制作や音楽制作についての裏話も披露され、最後は桃井さんから直接クリスマスプレゼントが来場者に渡されるなど、充実したイベントとなった。
イベントには、コンシューマー版のオリジナルキャラとして登場する萌野命を演じる桃井はるこさんがコスプレで出演。コンシューマ版の新イメージソングとなる「MOECOM LYNX」を生ライブで披露 | 同作プロデューサーでありコンシューマ版のオリジナルキャラクタを手掛けたSCA自氏も登場 | |
「MOECOM LYNX」の作曲者、BLASTERHEAD氏。「トランスと歌謡曲の融合を目指した」とか | 会場では新作グッズも含めて販売所が設置されていた |
(2003年12月25日)
[Reported by 船津稔]
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