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ガマニア、MMOG「COCOCAN」のβサービスを12月24日より開始
可愛いキャラクタと一緒に楽しむライト系アクション

12月24日オープンβサービス開始

 株式会社ガマニアデジタルエンターテインメントは、カジュアルオンラインゲーム「COCOCAN(ココカン)」のオープンβサービスを12月24日より開始する。公式サイトでは本日よりクライアントのダウンロードが開始されている。ファイルサイズは66MB。

可愛らしいゲーム画面。原色系の色彩が独特の雰囲気をもたらしている
 「COCOCAN」は、世界でもっとも美しいと讃えられるココナッツ島を舞台にした同社初のMMOG(Massively Multiplay Online Game)。タイトルの由来は、ココナッツ島で採れる原料“ココエネ”を詰めた缶詰「ココ缶」から来ており、この存在がこれまで平和に暮らしていた住民達が互いに争う原因になってしまう、といったバッググラウンドストーリーになっている。

 ゲーム性は10分から15分で気軽に楽しめる最大8人同時プレイ可能なライトアクションで、このリリースの背景には、「ポトリス」の登場以来、韓国と台湾を中心とした東アジア地域で、こうしたカジュアルオンラインゲームが大流行していることがあげられる。

 日本ではこれらの市場は完全に携帯電話に移っているため、いまひとつピンと来ない話だが、たとえば韓国で現在もっとも多くのユーザーの人気を集めているのは「リネージュ 2」や「ラグナロクオンライン」といったMMORPGではなく、「メイプルストーリー」(NEXON)を筆頭としたカジュアルオンラインゲームになっている。台湾最大手のガマニアが自国での人気もふまえ、これに目を付けたのは当然の話といえる。

 さて、「COCOCAN」のゲーム内容は、「ポトリス」を非常に強く意識しており、そのデザインは同作をプレイしていればマニュアルいらずで遊べるほどに似通っている。ただし、当然ながらビジュアルはまったく異なり、ゲームの雰囲気は開放感のある健康的で南国的な明るさに満ちている。

 本社のある台湾では、今年2月のTaipei Game Showで初公開され、長い開発期間をおいて12月7日に日本でも公開された。じっくり開発しただけあって、グラフィックはフル2Dながら、実に丁寧な演出とアニメーションでシンプルなゲームを盛り上げてくれる。

 総勢12名いるキャラクタたちもなかなか個性的で、子供から高齢者、日頃あまりゲームをプレイしないライトユーザーも含めて幅広く支持されそうなゲーム内容だ。まずはオープンサービスでじっくり試してみるといいだろう。

こちらは台湾版のゲーム画面。課金システムの詳細などについては明らかにされていないが、潜在需要は高そうなタイトルだ

(C) 2003 GAMANIA DIGITAL ENTERTAINMENT CO LTD., All Rights Reserved

□ガマニアデジタルエンターテインメントのホームページ
http://www.gamania.co.jp/
□「COCOCAN」のホームページ
http://www.corum.jp/
□関連情報
【2003年12月7日】ガマニア、ネッカ秋葉原店にて新作「Cococan」と、
「巨商伝」の新システムを発表、さらにオフ会イベントを開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031207/gam.htm

(2003年12月22日)

[Reported by 中村聖司]


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