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ナムコ・ナンジャタウン、今度は冬季限定「中華まん博覧会」
おなかいっぱい!! 食べ歩き体験会

12月12日~2004年3月14日 開催

価格:無料 (ナムコ・ナンジャタウンの入園料が別途必要)

 株式会社ナムコは、池袋サンシャインシティで営業しているテーマパーク「ナンジャタウン」において中華まんにスポットを当てたフードテーマパーク「中華まん博覧会 (まんぱく) 」を期間限定で開催する。開催期間は12月12日から2004年3月14日まで。ナムコ・ナンジャタウンへの入園料は300円 (小学校6年生まで200円)。

 ナムコはこれまでにもアイスクリームをテーマにした「アイスクリーム博覧会」を開催し、のちにアイスクリームシティをオープンさせた経緯がある。また、全国の餃子を集め爆発的な人気となった「池袋餃子スタジアム」もいまだにヒットし続けている。これに続くフードテーマパークの新たなる潮流となるかはわからないが、今回もナンジャタウンのあちこちで中華まんが販売されている。今回の中華まん博覧会の開催にあわせて、アイスクリームシティ、池袋餃子スタジアムでも中華まんが販売されているところもある。


 毎回、フードテーマパークの取材に伺うと、やはりネタのためにも変わり種を選ぶ傾向にある。……これがいいのか悪いのか? じっくり考えると疑問に思えてくるので悩まないようにしているが、今回も各地から中華まんが集められているので、とにかく多彩だ。しかし、今回ちょっと違うところは、メイン会場となる3階マカロニ広場に面して設置されている「中華まん市場」で販売されている中華まんすべてをその場で食べることができないという点。冷凍・冷蔵販売は行なわれているが、蒸し販売 (その場で蒸していて、すぐに食べることができる) は日替わりなのだ。蒸し販売されていない中華まんは家に持って帰って蒸して食べるしかない。

 今回、記者がまずは挑戦したのは、池袋餃子スタジアムの“上海パイ餃子 上海酥餃房”で販売されている上海ドッグ。上海特級点心師のショウ・ミンさんが考案したオリジナルメニュー。赤ピーマンを練り込んだ生地は黄色っぽいが、味は比較的普通。しかし餡が粗挽きソーセージで歯ごたえもあっておいしい。

 2番勝負!! たまご料理のお店“イル・プルチーノ”で販売されているたまごと春雨のはいった「たまご春雨まん」。ヘルシーメニューって感じで、カボチャの練り込まれたグリーンの生地の皮が綺麗だし、かたちも可愛らしい。春雨っぽい食感はあまりないが、さっぱりした味には飽きがこない。

 いやぁ、どれも美味しいっすねぇ。今日はこの取材に賭けてなにも食わずに来た甲斐があるって感じですよ。これなら何個でも行けますよ! ということで3番勝負!!

 「中華まん市場」に帰ってくると、ちょうど店員さんの「パンダまん残り1個です」との声が高らかに響き渡った。イカン、最後のひとつは食べておかねば。と言うわけで「パンダまん」。これ、横浜の老維新號というお店の、いわゆる“チョコまん”。たれ目のパンダにデザインされていて、女の子に人気のでそうな感じ。餡はチョコだが、むしろ触感は“あんこ”に近く、口に含むとほんのりとチョコの味が広がるが、それほどしつこくなくさっぱりした味が楽しめる。「やっぱり“あんまん”より“豚まん”でしょ」という人でも、それほど抵抗はない味だ。

 4番勝負!! ちょっと厳しくなってきましたか? イヤイヤ、これからっすよ。ということで、もうイッパツ「中華まん市場」で。今度は盛岡の老舗“点心伍十伍番”の「五目肉まん」行ってみましょー。……なんですか? この大きさは?? コンビニサイズの肉まんよりふたまわり大きいですよ、コレ。なかには色々な種類の具がギッシリで非常に美味しい。なにせ、ウズラたまごがごろんとまるまる一個入っているところがポイント高し。個人的には最も肉まんっぽくて、ジューシーな味も好印象。イチオシ!! なんですが、これは一人では厳しいですな。いや、大きすぎ。

 ウプ。5番勝負~。最後は、一番最初に目を付けていたイタリアントマトの幻の豚肉千代幻豚を使った「幻の豚 豚まん」です。長野県の岡本養豚の特選素材を使用した豚まんで、高級感漂うところがポイント……なんですが、さすがにお腹いっぱいで、ウプ、細かい味がそれほど、ウプ、わかりませんよ。いや、失敗失敗。一人でそんなに食うものではないですな。いちおう、フォローしておくと、とろけるような食感で肉の質もランクが上という感じです。さすが幻の豚。くさみもなく、美味しく食べられます。美味しい物は最後にとっておくのではなく、最初に手を付けた方がイイですよ。これは人生の教訓でしょう。


 というように、アイスや餃子に比べお腹がいっぱいになるのが早い気がするため、これまで以上に友達とたくさんで行くことが重要でしょう。一緒に食べないと、食べきるのは不可能です。2004年1月25日の“中華まんの日”からは、やんばる島豚を使用した「アグーまん」というさらに高級な肉まんも登場する。一度食べ歩きしてみてはいかがだろうか。

3階のマカロニ広場に面して設置されている特設会場「中華まん市場」。日本各地の有名中華まんがズラリ勢揃い。ここでは冷凍・冷蔵の販売が中心だが、日替わりで蒸し販売も行なっている
本日の蒸し販売の中で、記者はこのふたつをチョイス。右側の「パンダまん」は可愛らしさがウケてか比較的人気が高く、売り切れてしまった。そして左側が破壊力満点の超絶ビッグサイズ「点心伍十伍番」。パンダまんがコンビニサイズなので、この大きさがわかろうというもの 「パンダまん」まっぷたつ!! (笑)。なかはチョコなのだが、チョコ餡でといった感じで、あっさりめ。チョコ風味で、さっぱりしていて結構おいしい このほかにも、たれ目のパンダまんよりさらにカワイさ3倍増しの「豚角煮まん」も仲良く販売されている
イタリアントマトで販売されている幻の豚肉“千代幻豚”を使用した「幻の豚 豚まん」。とろけるような餡のおいしさが印象的。高級なのか紙でなくプラスチックケース入り 池袋餃子スタジアムにある“上海パイ餃子 上海酥餃房”で販売されている上海特級点心師が考案したオリジナルメニュー。餡が粗挽きソーセージ1本という贅沢さ イル・プルチーノでは春雨が入っているヘルシーメニュー「たまご春雨まん」を体験。春雨っぽさはあまりないが、あっさり目の食感がいい感じ
お化け屋ではごまの練りこんである皮が特徴の「もののけたま饅頭」。もののけたまの刻印がカワイイ アイスクリームシティでも販売されている。こちらはどちらかというと中華まんと言うよりはアイス……ま、当然ですが こちらは“サバカレーまん”こと「魚まん」。本日は冷凍販売のみでした。ちょっと残念。千葉県銚子市の出身
こちらは2004年1月25日から限定1,000食となる限定商品。やんばる島豚を使用した「アグーまん」 長崎市の蘇州林というお店の「角煮包」。豪華そうです 福岡市の納豆料理専門店で出される「納豆まん」。匂いが気になりますが……


□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコテーマパークのページ
http://www.namco.co.jp/tp/

(2003年12月12日)

[Reported by 船津稔]


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