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セガ、GC「ファンタシースターオンライン」シリーズ同時発売イベント |
会場となった秋葉原GIGO店頭に設置された抽選会場にはカードも置かれていた |
「ファンタシースターオンライン エピソード1&2 プラス」とはコンシューマ用ネットワークRPGの草分けとも言えるタイトルで、これまでドリームキャストを初めとして発売されてきたシリーズの集大成とも言える内容。また「ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューション」はオンライン・タクティカルカードゲームとしてこれまでのシリーズ作品とは違った楽しみを目指している。
今回のイベントは、27日に秋葉原の対象店舗においていずれかのタイトルを購入したユーザーに抽選券を配布。秋葉原GIGO店頭に設置された抽選会場において抽選を行ない、1等には「PSO 特製トレカ コンプリートセット (18種、額入り)」が、2等にはオリジナルクオカードがプレゼントされるというもの。さらに東京ゲームショウ2003でも試遊台体験者に配布された「幸運を呼ぶラッピーの羽」が先着1,000名に配布された。ちなみにこのラッピーの羽、3種類あるものがランダムで配布されたので、貴重かも。
抽選会場には朝早くからユーザーが行列をなした。またイノリスに扮したスタッフが登場。ラッピーの羽などを手渡していたほか、気軽に写真撮影にも応えていた。2等のクオカードは100名にプレゼントされるため、かなりの当選確率となっていたようだ。
ちょうど取材中に来場していた「ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューション」の小川陽二郎ディレクターに簡単なお話を伺うことができた。今回のようなイベントはユーザーとふれあえるいい機会とあって開口一番、「ソフトが発売されて嬉しいですね。特に購入していただいたお客さまに実際に会えるのが嬉しい。くじを引いているユーザーさんを見ていると2本、3本と引いていく人もいて、人気があって嬉しく思います」とコメント。来場者に声を掛けられることもあり「“ファンタシースターオンライン”ワールドを好きな人がたくさんいると感じた」という。
「エピソード3 カードレボリューション」については「ドカンと売れて、そのあと売れなくなるソフトではなく、長く売れてもらってサービスも続けたい。最初から遊んでいる人だけでなく、途中から入ったユーザーさんでも遊べるように、カードの確率を変えたりしていきたいと思う。カードのコンプリートもいきなりはできない仕組みになっている」という。どうしても最初からゲームをプレイしている人との実力差は出てしまうものだが、プレイ期間による実力差が出にくくすることで、間口を広げたいという意味もあるのだろう。途中から入ってコテンパンにされ、2度とゲームをしたくなくなっては元も子もない。
1作目、2作目とアクションRPGとなっていたが、なぜ3作目にしてカードバトルにシステム変更されたのだろうか。これについて小川氏は「3作目、4作目とアクションを続けても良かったけど、反発はあるかもしれないけど、同じ世界観でそろそろ違った展開をしてもいいかなと思った。 (システムだけでなく) 『エピソード3』ではキャラクタの感じを変えるなど、いろいろと“レボリューション”している。ユーザーがやりたいと思っていることを実装していく一方で、いい意味での“裏切り”をしていきたい」と説明してくれた。
また、「エピソード3 カードレボリューション」をどのように楽しんで欲しいか質問してみたところ、小川氏は「日本人は戦うことを嫌う傾向があるけど、対戦の面白さを知って欲しいと思う。もちろんそれでケンカするわけではなく、現実世界でもなれ合うのではなく、競い合っていた方がイイでしょ。戦う面白さを体感してもらって、疲れたら『エピソード1&2 プラス』をプレイしてもらいたい」とアピール。
最初は「エピソード1&2 プラス」と「エピソード3 カードレボリューション」を1枚のディスクに収めるという企画もあったのだという。しかしながら「全然入らなかった (笑) 。『エピソード3』だけでマックスになってしまいました」という。圧倒的ボリュームに仕上がった両作品。じっくり遊んでみて欲しい。
会場には小川陽二郎ディレクターが来場。「日本人は対戦を嫌う傾向があるけど、対戦の楽しみを知って欲しい」とアピール | 会場にはイノリスのコスプレをしたスタッフさんも現われ、「幸運を呼ぶラッピーの羽」などを来場者に手渡していた | 万世橋の交差点に面しているためかなりの交通量。時間によってはかなりの行列ができあがった。2等のオリジナルクオカードは当たっている人が多かったようだ |
(2003年11月27日)
[Reported by 船津稔]
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