【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

ゲームオン、「ミュー ~奇蹟の大地~」
ゼミナール優勝チームが韓国Webzenで「称号システム」をプレゼン

10月15日 発表

 株式会社ゲームオンは、オープンβテストを実施中のMMORPG「ミュー ~奇蹟の大地~」について、「第1回ミュー・ゼミナール」優勝チームが開発会社の韓国Webzenで「称号システム」のプレゼンテーションを行なったと発表した。

 「ミュー・ゼミナール」は、ゲームオンとバンタン電脳情報学院による共同プロジェクト。同学院のゲームプランナー学部の学生に、「理想の『ミュー ~奇蹟の大地~』」をテーマにプレゼンテーションを行なわせ、優秀なアイデアを考え出したチームが開発元の韓国Webzenを訪問して、プロデューサーとともにプレゼンテーションを行なうというもの。

 プロジェクトには、同学部の62名18チームが参加。優勝したのはチーム「ホーエス・ロープ(ドイツ語で“絶賛”の意)」の2名で、同チームは、戦闘も含めたすべての行動がキャラクタに称号(あだな)をつける「称号システム」を考案。他のオンラインRPGと差別化を図りつつ、武器や装備以外の「個性」を大切にするという企画を提出した。

 同システムは、たとえば火属性の防具やスキルを多用すると「紅蓮」、「赤い」といった称号が、敵の攻撃を避けると「疾風」、攻撃を受けてもやられないと「鋼鉄」、チャットをよくやると「話好き」といった称号が、使っている武器によって「剣士」、「剣術士」、「剣闘士」といった称号が、それぞれつけられる仕組み。

 さらには、これらの条件が重なることで「紅蓮の疾風の剣士」、「青き鋼鉄の槍士」といった固有の称号がつけられる。また、繰り返しプレイすることで称号が常に変化し、素手のみで戦うキャラクタを「男のなかの男」と呼ぶなどの「特殊称号」がつく場合もあるという。

 韓国Webzen本社で行なわれた「ホーエス・ロープ」のプレゼンテーションには、同社の幹部3人が参加。チョウ・ギヨン常務は「ミューの方向性と合致している。個性化はミューの課題」といい、ソン・キルソブ理事は「そのままやるには膨大なデータベースが必要。使われないものは最適化したほうがいい」とコメント。キム・ナムジュ社長は「ゲーム制作に必要なことはアイデアを具体的な形に落とし込むこと」といい「企画者とも、技術者とも多くのコミュニケーションを通じることで最高のものができあがる」とアドバイスを寄せた。

 「ミュー ~奇蹟の大地~」では、これまでにもさまざまな催しが行なわれているが、今回のようなプロジェクトはゲーム業界ではあまり例を見ない試みといえる。これからも多種多様なアプローチでユーザーの興味を刺激してくれそうだ。

(C) 2001-2003 WebZen All rights reserved.Lisenced to (C) 2003 Game On Co.,Ltd.
(C) HANGAME JAPAN, INC.

□ゲームオンのホームページ
http://www.gameon.co.jp/
□「ミュー~奇蹟の大地~」のホームページ
http://www.muonline.jp/
□関連情報
【2003年10月9日】ゲームオン、「ミュー ~奇蹟の大地~」初心者向け勉強会イベントを10月18日に開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031009/mu.htm

(2003年10月15日)

[Reported by 北村孝和]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.