2003プラモデル・ラジコンショー開幕 鉄道模型からモデルガンまで最新モデルがズラリ
10月9日~12日開催 (11日、12日一般公開日)
東京ビッグサイト 東3ホール
入場料:800円
日本プラモデル工業協同組合やJRM 日本ラジコン模型工業会は、「2003プラモデル・ラジコンショー (第43回 全日本模型ホビーショー) 」を開催した。前年度までは幕張で開催されていたが、今回からは東京ビッグサイトにおいて行なわれている。会期は10月9日から12日までだが、一般公開日は11日から。入場料は800円だが、ホームページにあるクーポン券を印刷して持参すると300円割り引かれる。
展示物はプラモデルからラジコンまで幅広い。ラジコンも、おもちゃショーなどでは1万円以下の低価格帯の商品が多いが、「2003プラモデル・ラジコンショー」ではもっと専門化していて、ハイエンド層を中心とした展示内容となっている。
そんな中、面白かったのがバンダイの“ハロ”の新作「デジハロ」。発売は2004年3月を予定しており、価格は税込みで6,279円を予定。「デジハロ」はハロのラジコン。グリーンのハロ本体と、ピンクのコントローラに分かれていて、赤外線操縦となる。前転後転、旋回、耳の開閉などの操作が可能。さらに10種類のセリフを喋り、勝手に動き回るモードも搭載している。このほかにもバンダイは1/1スケールのハロも制作する予定だという。
■ コナミ、“デジQ”シリーズの最新作を大挙出展。注目はiRサウンドシステム
コナミは「MicroiR」シリーズと「バトルアクセル」を中心に出展。「MicroiR」では「デジQトレイン」、「コンバットデジQ」、「デジQフォーミュラ」などの新作を出展。「デジQフォーミュラ」は2003年モデルとなりモーターをパワーアップしたほか、ステアリング機能の向上、駆動効率を上げた新型ギア、フロントタイヤを硬質ラバー化するなどの工夫が見られる。「コンバットデジQ」はすでに9月発売バージョンで砲塔旋回を実現している。
しかしなんと言っても注目は「iRサウンドシステム」がついに発売されることだろう。サウンドカートリッジを差し込むと、車体の動きに合わせて迫力のサウンドを奏でる。例えばF1であればアクセルの吹かし具合まで再現する。発売は11月20日を予定しており、価格は4,179円 (本体価格3,980円)。 対応しているのは「コンバットデジQ」、「デジQフォーミュラ」で、対応サウンドカードも11月20日に発売される。こちらの価格は各1,575円 (本体価格1,500円) 。
「デジQトレイン」が対応していないが、タイミングの問題で、今後対応する可能性があるという。鉄道好きとしては駅で停車したときのアナウンスや、発車のベル、加速度を上げるときのモーター音、そして踏切の音や、トンネル内ではくぐもった走行音になるなどその臨場感を求める人は多いだろう。ぜひとも早期に対応を実現していただきたい。
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「コンバットデジQ」のラインナップ |
会場では「コンバットデジQ」のiRサウンドシステムの実演を行なっている。かなりの迫力 |
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「デジQトレイン」のラインナップ。iRサウンドシステムに早く対応していただきたいところ |
10月中旬から携帯電話で「コンバットデジQ」をコントロールできるようになるという |
■ トミーテックブースでは「Nゲージ ビデオカメラ搭載システム」を参考出展
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「TCSパワー&サウンドユニット N-S2-CL」を利用して運転の実演を行なっている。運転士の前の画面にはNゲージからの映像が表示されている。本物そっくりの映像だ |
株式会社トミーテックのブースのほぼ半分を割いて展示されているのが「Nゲージ ビデオカメラ搭載システム」で、常に人だかりができるほどの注目を集めていた。トミーテックは、Nゲージの操作とともに、その動きに合わせて音声を再生する (例えば踏切を通り過ぎればドップラー効果まで再現している) システム「TCSパワー&サウンドユニット N-S2-CL」をすでに発売している。これは128,000円と高価だが、Nゲージを趣味とする人にとってはそれなりの価値ある商品。
今回、参考出展されたのはNゲージの先頭車両に27万画素のカメラを搭載。なんと電波ではなくレールを使って映像を伝送。手元のテレビに表示させる。組まれているセットがリアルなため、会場で行なわれていたデモ映像もリアルで、現実と変わりないほどの迫力だ。また、理論上では1システム1車両で、複数車両並存可能だという。
発売は未定だが、2004年下期を目標に商品化を検討しているという。価格も未定だが、システム一式で6~7万円程度を予定しているようだ。
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Nゲージの先頭車両にカメラが仕込んであるのがおわかりだろうか? |
これが今回出展されていた「Nゲージ ビデオカメラ搭載システム」。あくまでも参考出展 |
説明文によれば27万画素のカメラを搭載しているようだ |
【その他の目立った出展物】 |
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東京マルイのRCバトルタンクシリーズの最新作は「タイガーI」の初期型。連結キャタピラが標準装備となる。カラーリングが2種類展示されているが、デザート仕様ではなく、通常カラーになりそうだという |
ヒロボーで展示されていた室内用のヘリ「エックス・アール・ビー・ラマ」。36,800円。かなりコンパクトで手軽に楽しめそう |
ヴイストン株式会社のヒューマノイドロボット「OmniHead」。サーボモータでバランスをとりながら、かなり器用にボールを投げたりする。パソコンからシリアル経由でデータを転送。プログラミングした動作通りに動かすことも可能。価格は60万円程度を予定 |
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ヨコモで展示されていたドリフトしまくりの「ドリフトパッケージ」。これだけドリフトしまくりだと、それはそれで楽しいかも……と思わせる動き |
トミーテックの「太鼓の達人 おみくじ付きフィギュア」。正月にあわせて販売予定。上半分を取るとおみくじが出てくる。下には対応するフィギュアが収められている |
□「2003プラモデル・ラジコンショー」のホームページ
http://business1.plala.or.jp/plamodel/
(2003年10月9日)
[Reported by 船津稔]
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