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オーデマ・ピゲ、F1レーサーJ.P.モントーヤ来日記念イベント開催 |
イベントでレースの解説などのMCを務めたやかん悪魔ケトラーことデーブ・スペクター |
モントーヤ選手は大のゲーム好きで知られており、現在開発中の「グランツーリスモ4」の特別バージョンがセットされた試遊台が会場に持ち込まれ、白熱したレースが本番に先駆けて行なわれた。
モントーヤ選手は今年を振り返り「シャンペンを開ける機会 (上位入賞) もあり今年はいい年だった。自分は車に乗って速く走ることだけを考えている」とコメント。カートからインディ、F1へと歩を進めてきたモントーヤ選手だがF1について「インディは大変だと思っていたが、F1にきて『自分はこれまで本当の意味での“大変”という言葉を知らなかった』と思えるほどF1は大変で特別なレベルだ」と語った。
そんなモントーヤ選手は「趣味がゲーム」というほどゲーム好きで知られており、「好きですか?」とマイクを向けられつい「LOVE!」と答えてしまうほど。つい最近もマイアミの友達の家でゲームをプレイしたそうだが、勝てないと腹が立つのでストレスがたまる……ということで、すでに気分転換のレベルを超えているようだ。
会場にはに「GT FORCE Pro」がセットされた試遊台でプレイできたのだが、モントーヤ選手は「家でやるとコントローラでやるんだけど、ここではハンドルでプレイできるから簡単だよ」と余裕のコメント。また、人がプレイしているのを観ているとやりたくなるらしく、常にそわそわ。最後には我慢できず、パーティに来ていたクルーといっしょにレース大会を行なって盛り上がっていた。
腕前はどうかというと、これが激ウマ。株式会社ポリフォニー・デジタルのプレジデントである山内一典氏が「神業」というブレーキングで、スムーズにコーナリングを決めていく。すでに他のプレーヤーとは別次元。
会場でモントーヤ選手のレースを隣で眺めていた山内氏は「モントーヤ選手のテクニックはスゴイ。テレビでF1中継がされているときに流れているのと同じ映像が『グランツーリスモ4』のプレイ映像で再現されている」と興奮気味。F1ドライバーが運転し、そのままの感覚でプレイし、現実さながらのうまさを見せつけるということは、逆を言えば「グランツーリスモ4」のシミュレータ精度の高さを証明したことになる。山内氏はこの結果に「ホッとした」と胸をなで下ろし、「ボクらのしているゲームの開発は、理詰めでやっているが、最後は生の感覚。ドライバーが走って現実に即した結果が出ることは嬉しい結果だ」とコメント。
また、山内氏は「モントーヤ選手は『Gran Turismo 3 A-spec』をプレイしているらしく『前作よりずっと良くなっている』と言ってもらって、 (ゲーム制作が) やりがいがある」と嬉しそうだった。
(2003年10月7日)
[Reported by 船津稔]
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