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コーエー、歴史SLG「太閤立志伝 V」を今冬発売 |
価格:9,800円
株式会社コーエーは、歴史シミュレーションゲーム「太閤立志伝」シリーズの第5弾「太閤立志伝 V」を今冬発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は9,800円。
基本的なゲームデザインはこれまでと変わらない。主命を受けて全国行脚の旅を繰り返すことになる |
同シリーズお馴染みのヒロイン“ねね”。後に秀吉の妻となる人物である。一応、ツッコミを入れておくと、1560年時点で、ねねはまだ12歳だ |
Vの戦闘シーン。ターンベースのヘックス式で、コマ化されたユニットが可愛らしい。原点回帰的な内容になりそうだ |
基本的なゲームデザインは、木下藤吉郎以外の武将でもプレイが可能で、さらに武士以外の職業も選択できるという前作の自由度の高いデザインをベースに、これをさらにグレードアップした内容になっている。
具体的には、前作で盛り込まれた武士、商人、忍者の3職に加え、今回新たに海賊、剣豪、鍛冶屋、医者、茶人などを盛り込んでいる。武士が大名を目指し、最終目標として天下統一があるように、それぞれの職業で稼業に合わせた目的が設定され、それぞれの「天下一」を目指すことができるという。
前作では武将以外の職種を選択すると淡泊なゲーム内容に終始することになってしまったが、今回は大名同士の争いと同様に、各業種で勢力の概念と、勢力間の争いの要素を盛り込み、どの職種でプレイしても滅亡を意識した緊張感のあるプレイが楽しめる。勢力争いの具体的な内容はまだ明らかにされていないが、忍者同士の戦いや、海賊同士の制海権争いなど、内容によってはシリーズのイメージを一変するような作品となりそうだ。
戦闘シーンは、シリーズお馴染みの野戦、攻城戦、個人戦の3パターンが用意されている。野戦は全国マップ上で、敵軍と接触すると発生する。システムはオーソドックスなターンベース、ヘックス式を採用。前作で賛否両論だったカードバトル式のシステムは姿を消している。攻城戦は、現時点では全国マップ上で展開されるということで、切り替えがないところを考えると、武将の能力や兵力差によって勝負が決まる比較的シンプルな内容になりそうだ。
最後の個人戦は、今回もっとも意欲的な内容になっていて、複数対複数の「団体戦」を実現する。武器も刀だけではなく、槍、火縄銃、鎖鎌などなど、戦国時代を代表する攻撃兵器を網羅。これにより、武士同士の1対1の決闘に止まらない、バリエーション豊かな戦いを実現する。
そのほか、新しい要素としては、「オリジナル武将作成機能」や、アイテムや称号のコレクション機能。オリジナル武将は、目、鼻、髪型、服など人物を構成する諸要素をモンタージュ式で付け替えて、自分好みの人物を作成することができるというもので、女性キャラクタの作成も可能なようだ。
一方のコレクション機能は、前作のカードコレクションに相当する内容で、コレクション対象は、主人公、称号、必殺技、戦術、名所など1,000種類以上が用意されるという。前作同様、たっぷりやりこめそうな作品となりそうだ。
【メイン画面】 | ||
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城下町のグラフィックは書き割り風のビジュアルが使われており、従来とはまた少し異なる独特の雰囲気を醸し出している。一方全国マップもすごろく風のデザインで、なかなか凝っている |
【会話シーン】 | ||
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同僚との会話シーン。会話しているのは前田利家と九鬼嘉隆。ちなみに九鬼家は代々海賊で、のちに豊臣家で水軍を率いたりしているが、海賊プレイでは九鬼家はどういう扱いになるのか、楽しみなところだ |
【イベントシーン会話シーン】 | ||
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特定の条件を満たすと見ることのできるイベントスチル。左は出陣、右は川中島とある |
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□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□「太閤立志伝」の公式ページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/Rltaikou5.htm
(2003年10月3日)
[Reported by 中村聖司]
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