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東京ゲームショウ2003、来場者数は15万人 |
会場:幕張メッセ
社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA) は、9月26日から9月28日まで開催されたゲーム関連の展示会「東京ゲームショウ2003」の来場者数を発表した。この所減少傾向にあった来場者数だが、昨年の134,042人から150,089人と増加した。
以下、掲載した細かい来場者数を見ていただければわかるとおり、一般公開日については昨年とあまり変わりない入場者数となっている。2日目は3千人強増えているが、3日目はほぼトントンの結果となっている。では、15万人の来場者数となった理由は、見た目にも明白で、初日のビジネスデーの来場者が増えたことにある。
CESAは「東京ゲームショウ2003」の発表説明会で、ビジネスデーの強化を目標のひとつに掲げており、開発ツール&ミドルウェアコーナーの新設やTGSフォーラム2003の開設、基調講演で任天堂の岩田聡代表取締役社長が講演するなど強化策が実を結んだことになる。また、海外からの来場者が数多くみられたのもひとつの特徴的な出来事だろう。こちらに関してもCESAは「海外からの来場者を積極的に取り込みたい」と語っていたことから、成功事例のひとつとしてあげることができる。
逆に、一般来場者は増えていないわけで、そういった意味では来場者がある程度固定化しているのかもしれない。来年はビジネスデーの充実とともに、一般来場者へのアピールが求められるのではないだろうか。もちろんそこには魅力的なゲームの登場、出展という点で、出展メーカー側のより一層の奮起にも期待したい。
9月26日(金) | 32,176人 | 9月20日(金) | 19,166人 |
9月27日(土)一般公開日 | 53,935人 | 9月21日(土)一般公開日 | 50,580人 |
9月28日(日)一般公開日 | 63,978人 | 9月22日(日)一般公開日 | 64,296人 |
総入場者数 | 150,089人 | 総入場者数 | 134,042人 |
■ ミニミニ着ぐるみ特集
といった堅苦しい話はここまで。最後にミニミニ着ぐるみ特集をお届けしましょう。ちょっと聞いてくださいよ、みなさん。我々だけじゃないですが、WEB媒体たるもの、3日とも足を棒にして歩き回って取材しちょるわけですよ。
で、今回気になったのが、コンパニオンのお姉さんの写真を撮る来場者数が多いこと多いこと 。言わせていただければ、そのたびにそこを避けて歩かなければならないわけで、余計な体力消耗ですよ。「ゲームに関係ないんだから……」とちょっぴりムカムカ状態ですよ。
といった与太話を、世も白み始めた徹夜明けの超ハイテンションな編集部でワイワイ話していたところ、どこからともなく「でもさぁ、もうコンパニオンの女の子の写真並べるのって古いよね!」といったかなり暴言気味なデスクの発言が飛び出し、それを受け「着ぐるみでしょ、これからは。着ぐるみ特集いきましょう」とまぁ、疲れも溜まって思考もまともでない状態で「着ぐるみ」特集が立案された。28日の早朝のことであった。
で、最終日に各自着ぐるみを見かけたらパシャパシャ写真を撮っていったワケだが、最後の1日ですべて撮影できるわけもなく、なんだか中途半端な特集になってしまいました。ま、来場者数だけ掲載しても面白くないからこれでいいんだけどネ。
個人的にイチオシだったのはソニー・コンピュータエンタテインメントのブースにほぼ常駐状態だった「くまうた」の“演歌くま”。牙とかびみょーにリアルなところがたまらない魅力です。あとは、ハムスターにいたゴン太くん&犬福が大人気。ちなみにコンパニオンさんが見切れぎみですが、当然です。主役は着ぐるみですから。セガのお馬さんとかさらに微妙なものもありますし、真正面を向いているにもかかわらず目線が頂けないタカラブースのリカちゃんとか、着ぐるみの世界も奥が深いですな。
イヤ、それにしてもですね、来年こそはフワフワ着ぐるみフェチの方にもご満足いただけるような、充実した着ぐるみ特集をお約束します! エェ、やってやりますともさ!!
(2003年9月29日)
[Reported by 船津稔]
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