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東京ゲームショウ2003 |
林氏によれば「集めた必殺技を、友だちと交換して遊ぶこともできます」という |
中氏、林氏、岩崎氏、CPUによる勝負の結末は…… |
林氏の画面がビックビジョンに映し出されるはずが、なぜか中氏の画面が映し出されるというハプニングがあったが、スピードというソニックの持ち味を活かした戦いは来場者に充分伝わっていたように思われる。
続く「ソニックヒーローズ」のプレゼンでは、ソニックチームUSAで開発にあたっているディレクターの飯塚氏によるビデオレターが上映されたあと、ソニックチームの三好氏がステージに登場。三好氏は「PS2、GC、Xboxでリリースという、ソニックシリーズ初のマルチプラットフォームタイトル。『ソニックアドベンチャー』の続編ではなく、まったくの新作」とコメント。
スクリーンでは「ソニックヒーローズ」で3キャラクタが1組になったチーム制であること、各キャラクタの特性やフォーメーションの説明、ボブスレーなどバリエーション豊かな対戦モードが用意されていることなどが解説された後、実際に三好氏と岩崎氏による「クイックレース」マッチが行なわれた。ふたりのチームは疾走する列車の両端に位置し、どちらが先に列車の中央に辿りつけるかという勝負。結果は、フォーメーションを巧みに切り替えて進んだ岩崎氏の勝利に終わった。
イベントの締めくくりでは、両タイトルの発売日について中氏から発表があった。「ソニックバトル」は12月4日、「ソニックヒーローズ」は12月18日を予定しているという。
三好氏は「ソニックファンをアッと驚かせる仕掛けを多数用意しています」とコメント | 「ソニック、ゴー! ゴー!」の掛け声でイベントは幕を閉じた |
■ 「ファンタシースターオンライン スペシャルステージ」レポート
13時のメインステージでは「ファンタシースターオンライン スペシャルステージ」が行なわれた。このステージにて、GC「ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューション」、GC「ファンタシースターオンライン エピソード1&2 プラス」の開発者が登場。PSOファンに向け、新情報を次々と明らかにした。
まずステージに、GC「ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューション」ディレクターの小川氏と、デザイナーの西野氏が登場。小川氏は「会話やメッセージテキスト量を大幅に追加した。まるでアドベンチャーゲームではないかと思うほど」とコメント。RPGの基本である会話パートがパワーアップしていることを強調した。
さらに小川氏は、ジュークボックスでロビーのBGMを変更できるなど、音についてのこだわりを披露。「BGMは本物のオーケストラを使い、ワルシャワで収録した」と、映像を交えて重厚なBGMが採用されていることをアピールした。
オーケストラの映像が流れると会場から感嘆の声が上がった |
デジタルコミックのように順番にコマが表示されていくイラストイベント | 総勢31名のイラストレーターが描いたという600枚以上のイラスト。原画のファイルもステージで披露された |
畑ディレクターは「『ファンタシースターオンライン エピソード1&2 プラス』では『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』のオンライン配信で好評であった制御塔のクエスト『心の座』、『東天の塔』、『西天の塔』がオフラインで楽しめるようになっています」とコメント。オンラインをプレイしたことのない、オフラインのユーザーにストーリー上重要なクエストをプレイしてもらいたいからだという。
さらに「ファンタシースターオンライン エピソード1&2 プラス」では、エピソード2のステージを舞台にした、オンライン未配信のチャレンジモードが収録されていることが発表された。オフラインのマルチプレイ(画面4分割での複数人同時プレイ)で、この新チャレンジモードがオンラインより先に体験可能。「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」では、この新チャレンジモードのオンライン配信を12月頃に予定しているという。ジョイキャリー関連では、ダウンロードできるゲームに「ナイツ」と「ぷよぷよ」が追加された。
デザイナーの酒井氏は、初回特典のトリロジーボックスを公開 |
ボイスチャットで「そこを右!」など指示を出し、パートナーを誘導する斬新なクエスト |
(C)SONICTEAM/SEGA,2000,2003
(C)SONICTEAM/SEGA,2000,2003
■ 「GUNGRAVE O.D.」内藤泰弘氏トークショー
同日15時より、「GUNGRAVE O.D.」の原案・キャラクターデザインを手掛けた漫画家・内藤泰弘氏を招いてのトークショーが行なわれた。
レッド・エンタテインメントの「GUNGRAVE O.D.」プロデューサー久保氏とお揃いのオリジナルTシャツを着て登場した内藤先生は、「こんなアホアホゲームのために、お集まりいただきまして……」とユーモア交じりのコメントを飛ばした。
実機プレイ中の超絶アクションに「頭わる~」とコメントしていた内藤先生 |
その他にも「テーマは3倍なので、使用キャラクタも3人」、「グレイブは描くのが大変だったので、帽子を取るなどシンプルにしました。それと、棺桶をリニューアルしました」、「新キャラのRBは、ギターで攻撃します。エレキギターなので、エレキ出ます!」、「皆さん、高い位置から見すぎです。もっと頭の良さを低くして、このゲームを見てください」と大胆な発言が続き、観客を沸かせていた。
ラストに内藤先生は、「地獄の釜のような所で仕事をしていましたが、本日ショウに出てきて、ファンの皆さまに会えたので復活しました。漫画もゲームもアニメもあってキツイですが、頑張ります」とコメント。ゲームの紹介から、メディア戦略まで、実に内容の濃いトークショーであった。
GUNGRAVEのフィギィアも発売されるとのこと。ちなみに、久保プロデューサーと内藤先生が仕事をするようになったのは、海外のトイザらスで「ドラゴンハート」という映画のフィギィアに、同時に手を伸ばしたことがきっかけだそうだ |
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□ソニックチームのホームページ
http://www.sonicteam.com/index.html
□レッド・エンタテインメントのホームページ
http://www.red-entertainment.co.jp/
□東京ゲームショウのホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【2003年9月25日】東京ゲームショウ2003開幕。焦点はネットワークゲーム
岩田聡任天堂社長公演ではポケモン新作について言及
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/tgs01.htm
【2003年9月25日】「東京ゲームショウ2003」各社の出展ブース情報一覧
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030925/tgs2003.htm
(2003年9月27日)
[Reported by 福田柵太郎]
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