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「リネージュII」と「リネージュ クロスランカー」の
大規模な試遊台を設置。川村ひかるもおとずれた
NCジャパンブース



 東京ゲームショウ2003のNCジャパンブースは、他社に引けを取らない大きなスペースで、「リネージュII」と「リネージュ クロスランカー」の試遊台を各10台以上設置するという大々的ながらも、ポイントを絞った出展となった。

【スクリーンショット】
正面の巨大モニターでは終始作品紹介のムービーが公開されていた 「リネージュII」の試遊台。特にエルフの人気が高い スタッフやコンパニオンが親切にプレイを助けてくれる
「リネージュ クロスランカー」には手慣れたプレーヤーも 今回、「シャイニング・ロア」は映像出展のみ ちょっと露出度が高めのコンパニオンが出迎えてくれる

■一番人気はやはり「リネージュII」

 韓国では7月よりオープンβテストが行なわれ、既にサーバーが18、会員数に至っては100万人を突破しているという「リネージュII」。何よりもその美しいグラフィックに、韓国、日本のみならず、世界からも注目を集めているタイトルである。日本でも10月27日よりYahoo! BB会員先行、さらに11月6日からは一般向けのクローズドβテストの開始が予定されている。

 ビジネスデイである本日から既に試遊台は大盛況。操作にまごついているとコンパニオンやスタッフが操作を直接教えてくれる。試遊台は現在、韓国でプレイしているものより少し前のバージョンで、インテルのブースと連動した15人のプレーヤーが楽しめる特別バージョンとなっている。
 冒険の舞台は“エルフの森”を中心にしたステージで、オークやドライアドといった特徴的なモンスターが周辺をうろついている。使用できるキャラクタは、各台によって固定されていて、やはりエルフの人気が群を抜いていた。他にも、人間、さらにドワーフや、オークなどがプレイできる。デモ用のキャラクタはすでにある程度強いので、1人でぼーっと進み、適当に戦闘をしたり、スキルを使うだけで充分に楽しめる。

 筆者のオススメは装備を交換してみること。特に「元気少女」風にデザインされているドワーフは、りりしい鎧姿も良いが、装備をはずしたときのTシャツと、ショートパンツ姿がカワイイ。視点をぐりぐり動かして、キャラクタモデルを鑑賞するだけでも楽しめる作品である。

【リネージュII 】
(C) NC Japan K.K All Rights Reserved.

■現役「リネージュ」ユーザーがつめかけた「リネージュ クロスランカー」


 今後3年間にわたるアップデートが計画されている「リネージュ クロスランカー」。描き込みの非常に細かい2Dグラフィックと多人数による純粋な“戦闘”が楽しめることで人気が高いMMORPG「リネージュ」がついに生まれ変わるのである。

 新種族ダークエルフや、高レベル冒険者も楽しめるステージが追加され、初心者はもちろん、ベテランユーザーにも新しい楽しみが提供される。パッケージとして発売されるわけではなく、本日9月26日から、5回にわたる分割データにより、アップデートが実施されるという。本格稼働は10月23日からになる。

 TGSではこちらもインテルブースと連動した多人数プレイを実現、既にアップデートが行なわれている「特別バージョン」をプレイできる。プレーヤーキャラクタはダークエルフの戦士型と魔法型の男女計4タイプ。いずれも高レベルキャラクタとなっており、「暗殺者(アサシン)」をイメージとしたダークエルフならではの魔法や戦闘を楽しむことができる。

 ダークエルフの街からゲームはスタートするのだが、「リネージュ クロスランカー」に密接に関係をしている占い師「エドレン」に話しかけることでさまざまな場所にテレポートできる。新しい場所「夢幻の島」の探索も、一足早く楽しむことができる。

 やはり、試遊台につめかけるのは「リネージュ」プレーヤーが多いようで、気さくに他の台に話しかけたり、チャットをしてコミュニケーションをとっているのがユニークだった。操作も手慣れている人が多かったが、初心者もスタッフがフォローしてくれるので安心だ。E3でも見られた、多数のスタッフによる充実したサポートはNCジャパンならではだろう。

【リネージュ クロスランカー 】
(C) NCsoft Corporation. 1998 licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.

 なお、この上記2タイトルは明日、明後日とGMの指導によりみんなで世界を冒険できる「ツアー」が用意されている。興味を持ったユーザーは下記NCジャパンのページで開始時間を確認、参加してみよう。

 また、NCジャパンはもう1タイトル、コミカルなキャラクタが活躍するMMORPG「シャイニング・ロア」を映像出展している。マスコットキャラクタである「パンダ」は本作では悪役、このキャラクタがその悪ぶりを全開にするムービーが楽しめる。コウモリの翼をはやし、炎を吐くボスパンダ他、キャラクタがダンスする様子や、大規模な戦争によるシリアスなシーンなど見所は多い。

【 シャイニング・ロア 】
Shining Lore is a trademark of NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right and license to publish, distribute and transmit Shining Lore in Japan. Copyright(c) NCsoft Corporation. All rights reserved.

■「リネージュII」プレスカンファレンスに特別ゲストとして川村ひかるさんが登場


 26日14:00より行なわれた「リネージュ II」のプレスカンファレンス。最初に挨拶に立った代表取締役兼CEOのキム・テクジン氏は、「トップクラスのオンラインゲームが切り開く世界を見てもらいたい」とコメント。続いて「リネージュII」の開発室長であるベ・ゼヒョン氏は「ゲームへの要求が高い日本でこのソフトを発表するにはプレッシャーがある。シングルプレイもパーティープレイも、そして血盟でのプレイも楽しくプレイできるように開発していくつもりだ。特に美しいグラフィックによって再現された『大自然』に注目してもらいたい」と語った。

 「リネージュII」はパッケージでの販売も考えられているという。価格は「手頃な値段」を目指し、月額利用料金も他のオンラインゲームや「リネージュ」と変わらない価格帯を予定しているという。

 10月27日より行なわれるβテストではスタート時のサーバーはひとつ、キャパシティは5~6千人を目安にしているとのこと。2~3カ月の間に、サーバーの増設などを考えていくという。

 この後、この会場で初公開となる「プレミアムムービー」を公開。一人の戦士が強力な怪物の前に倒れ、恋人であるエルフはその亡骸に蘇生を試みるが叶わない。再び現れた怪物に単身向かおうとしたその時、彼女の仲間が駆けつける、というストーリー性を持たせたムービーであった。

 さらにスペシャルゲストとしてアイドルの川村ひかるさんが登場、プライベートでもゲームはよくやるという彼女は、ハワイ語で“天使”を意味する「アネラ」という女性エルフ戦士を作成、デモプレイを行なった。「自分の見たい視点、場所で敵と戦ったり、物語を進めていけるという点にとても感動した」とコメントした。

 
代表取締役兼CEOのキム・テクジン氏 「リネージュII」の開発室長であるベ・ゼヒョン氏 ストーリー性を盛り込んだユニークなムービー
スペシャルゲストとして登場した川村ひかるさん。エルフのデモプレイを行なった


□NCジャパンのホームページ
http://www.ncjapan.co.jp
□「リネージュ II」の公式ページ
http://www.lineage2.jp/
□「リネージュ」の公式ページ
http://www1.lineageonline.jp/index.html
□「シャイニング・ロア」の公式ページ
http://www.shininglore.jp/index2.html

(2003年9月27日)

[Reported by 勝田哲也]


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