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【東京ゲームショウ2003】

アトラス、クリエイターが語る「BUSIN0 (ゼロ)」
サウンドをプロデュースした佐藤氏のライブも開催

期間:9月26日~28日(26日はビジネスデー)

会場:幕張メッセ

 アトラス、タカラ、角川書店の合同ブースでは、朝からひっきりなしに舞台でイベントが行なわれている。11月13日にアトラスから発売が予定されているプレイステーション 2用ソフト「BUSIN0 (ゼロ) Wizardry Alternative NEO」もそのひとつ。RPGの古典とも言える「Wizardry」をアトラスが独自視点で制作した作品として前作「BUSIN」も注目を集めた。今回のイベントステージにはサウンドプロデューサーの佐藤氏と統轄プロデューサーの杉浦氏が登場し、サウンドを中心に「BUSIN0」の魅力を解説した。

 杉浦氏によれば「BUSIN0」について「なぜ前作の400年前のストーリーなのか? 前作のエンディングを見たとき、色々と不思議に思うこともあったと思う。BUSINとは何だったのかという謎に、400年遡ることでひとつひとつ解き明かしていく」と概要を説明。新規要素としてはこれまで下級職、上級職とあったが、さらに最上級職が登場するという。細かい内容には触れられなかったが、納得できる職業だという。このほかにもシステム面で大幅な進化を遂げているようだ。

 サウンドについて佐藤氏は「前作と違い壮大な音楽だけでなく、多種多様なカラーを持った曲をちりばめ、リズム感のある音楽などを入れてみた。『BUSIN』はダンジョンを舞台にしているのでダークな雰囲気だが、こういった面もあるのだと知って欲しい」と説明。中世ヨーロッパ風でありながら、ジャズっぽい曲なども収録されているという。

 佐藤氏によるお勧めのぜひ聞いて欲しい曲は「最終ボスの曲」だそうで、かなり凝った曲になっており「あえてヘッドフォンで聴いて欲しい」とアピール。また、タイトルBGMについては「あえて抑えめの曲にした」という。この曲もこだわって制作されており、「実は後ろのほうで子供の声が聞こえる。ただしこれは、ヘッドフォンで聞かないとわからないでしょう」と解説。じっくりと音楽にも注目して欲しいことをアピールした。

 制作については「シナリオやストーリー性から入り、画面などをチェックし、盛り上げる場面や逆にしっとりさせる場面などを考える。どういったカラーのゲームなのか、どういったグラフィックなのか、どういったゲームなのかを考え制作していく」という。

 最後に佐藤氏は「最後に何を感じてもらえるか、感動か? 悲しみか? そういった伝わるものがあって初めていいゲーム音楽と言えるのではないでしょうか。そういった視点からも『BUSIN0』を楽しんで欲しい」とコメント。

 ライブはピアノ1本で披露されたスタッフロールの曲や、荘厳な曲など確かにバラエティに富んだ曲で、ファンも聴き入っていた。杉浦氏は「BUSIN0」について「RPGファンにとって歯ごたえのある作りとなっている」とじっくり遊べる作品であることを強調。同社によれば10月16日から一部販売店舗において体験版の配布やレンタルが開始されるという。会場でもブース前面に試遊台があり、楽しむことができるので、チェックしてみてはいかがだろうか。

サウンドプロデューサーの佐藤氏。「BUSIN0」では壮大な音楽だけではなく色々なジャンルを用意したとか 統轄プロデューサーの杉浦氏。「BUSINとはなんだったのか? を400年時代を遡ることでひとつひとつ解き明かしていく」とコメント 「BUSIN0」から、一足早く4曲がライブで披露された。なんと佐藤氏とやはり音楽を担当している谷氏による生ライブ


□アトラスのホームページ
http://www.atlus.co.jp/
□アトラスの東京ゲームショウ2003ページ
http://www.atlus.co.jp/cs/news/tgs2003.html

(2003年9月27日)

[Reported by 船津稔]


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